富士山から降りてきて知ったのだが。
Ken坊が頂上にいたその時。
吉田ルート側の頂上付近で、
落石によって人が亡くなる
という事故?が有ったそうな・・
時間と空間を共有した者として、
ご冥福をお祈りしたい。
山登りの道程は一歩一歩、亀の歩み。
だけど、頂上に立って振り返ると、
自分がとんでもないところまで
やって来た事に気づく。
それはまるで人生の様な・・
こんな体験ができる自分は幸いである。
7号5勺を過ぎ、再び山小屋が無くなると、
登山道の勾配が俄然キツくなる。
岩(溶岩)も大きくなってきて、危険。
どのくらい危険かというと、
これくらい ( ̄▽ ̄)笑
加えて酸素が薄くなり、
100M進むだけで息がきれる。
(;´Д`)ハァハァ
低酸素環境というのは曲者で、
平地で体力のある人が、
低酸素で元気とは限らない。
道中でぐったりしている人も多数。
ゆっくり、じわじわ。一歩一歩
いつか到達できると信じて
登ること6時間。
ついに登頂!
火口
この感動と達成感は、
経験した者だけへのご褒美!
まずはグランドスラム達成や!
まだ日の登らぬ御殿場ルートを行く。
富士山が暗い 💛
吉田ルートが女性向きの
観光地であるとすれば、
御殿場ルートは武骨な男のルートかな。
火星の様な風景の中、砂や礫に
足を取られながら延々と登る。
7号5勺まで山小屋は無く。
💩はできない。ツラたん・・
砂で滑る斜面を登るのは、
蟻地獄の巣の壁を行く様で、
体力が奪われる。
4時間かけてたどり着いた山小屋。
なるほど。
噂に違わぬタフなコース・・
がしかし!ここまでは準備運動に
過ぎなかった事が、後に判明する。
この先のコースの激しさも知らず。
とりあえずスイカを食うKen坊。
意外と甘い (¥350-)♪
つづく
Ken坊が初めて富士山に登ったのは、
弟2号に誘われたのがキッカケだった。
以来、Ken坊が富士の頂きを極める事7~8回。
その弟、今年再び登りたいという。
ならばKen坊は、
グランドスラムを狙いたい。
グランドスラムとは?
富士山に有る4つの登山ルートを
全て登破する事であーる!
そう、過去の登山において
Ken坊が唯一登っていないルート、
「御殿場ルート」を征服したい。
ところが御殿場ルートとは、
高低差、距離、足元の悪さ、
そして山小屋の少なさで、
4ルート最難と言われるコース。
御殿場、なんて、気にしないわ~♪
などと言っている場合ではない。
夜明け前。
御殿場登山口に立つKen坊。
グランドスラムは叶うのか( ̄▽ ̄)?
つづく