自分がやっている空手は
芦原英幸が技術を確立したもの。
その芦原英幸はという人は、極真会館で
大山倍達の一番弟子だった方だ。
実戦を重視した方だったのだろう(笑)
夜の街でヤンチャ者や、その筋の方々に
「なのぉ、すみませんが喧嘩を買ってくれませんか?」
と、喧嘩をセールスして回ったり。
道場破りを繰り返したという逸話の持ち主である。
後に、芦原英幸は極真との確執から極真を離脱し
自流を立ち上げた。
それが芦原会館
芦原空手は喧嘩やルールの無い実戦を
バックグラウンドにしているためか、
その技術はとても合理的で実戦的だと
自分は感じる。
体格や力に頼るのではなく、
相手のパワーをさばいてコントロールする事に
重きが置かれている。
とても柔らかい曲線的な動きをする。
最初に見学した時、合気道に似ているなぁ、と
感じたもんだ。
その経歴から、剛腕が売りというイメージだったが
実際の芦原英幸は、合理的な思考を持つ
理論派であったようだ。
芦原英幸、はALSという珍しい難病で
50歳という若さで亡くなった。
その死後、彼が体系化した技術は
サバキ系空手と呼ばれ、多くの分派を生んでいる。
自分が師事するのは、芦原英幸の直弟子で
あった方である。
ルールの有る試合のための技術ではなく、
あくまで武術としての技術の追求する点が、
自分にはとても面白く感じられるのである。
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