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あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

成熟

2006-12-03 10:26:31 | つれづれ
今朝も散歩に出かけた。
少し暖かさが感じられた昨日から一転、雲がなかなか切れない、寒い朝だった。

上野公園には、たくさんの水鳥が身を縮ませていた。その羽毛をしても…なのだろうか。

昨晩NHKで、「障害者自立支援法」に関する番組が放映されていた。途中まで見ていたのだが、その中で印象的だったのが「段差」の話である。
僕らは彼らを「障害者」と言って、彼らの不自由さを哀れんでいたりする。でも、彼らは不自由な身体機能を様々な方法で補って暮らしている。彼らが「障害」を意識するのは、世の中にある様々な「段差」にぶつかった時だそうだ。

僕らも、ふとした時に「段差」を感じることがある。でも、それを乗り越えようと努力することはなく、避けてしまう。
でも本当に求められているのは、段差を乗り越えることでも、避けることでもなく、段差をなくすことなのだ。

未だに「経済成長」の夢を捨てきれないこの国に今本当に必要なのは、「成熟」ではないだろうか? 街づくりのインフラ、思いやりが特別でなくなるような人の生き方など、まだまだ未熟である。そう、僕自身も…である

「自立」という言葉を使った「まやかし」も、いずれ破綻するだろう。だから、今のうちに必要なことをもう一度みんなで真剣に考える必要がある。
まずは、自分のライフスタイルをダウンサイズし、そこから生まれる余裕を何かに活かしてみよう
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ゴール

2006-12-02 23:57:49 | つれづれ
12月に限らず、年中何かに急かされている感じがする。
すべてがうまくいかず、その場を取り繕うのに精一杯になる。
その間、時間はいつもと同じように過ぎていく…

多分、段取りが悪いのだということはわかっているのだが、いろいろなことを考えてしまっているうちに、取り掛かるタイミングを逸してしまったり、次から次に問題が発生したり…

絡まった糸を時間をかけて解す努力が必要なんだろう。でも、そこに注力する意欲が沸かない

目の前にゴールは見えるんだけれど、そこに行く道のりがわからなくなっている…という感じだろうか?

そんな時、リズムが狂い、呼吸が乱れてしまう。

明日も、時間はいつもと同じように過ぎていくだろう…
でも焦らずに、もう少し深く息を吸い込んでみよう…
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アラーキー

2006-12-01 17:57:34 | つれづれ
また少し呼吸が乱れてきたので、休みを取った。潮風にあたりたいと思い、海へ向かっていたのだが、途中、江戸東京博物館で荒木経惟さんの作品展が開催されているというので、寄り道してみた。

入場券を買おうとすると行列が… 外国から持ってきた浮世絵コレクションの特別展示目当てらしいが、あまり興味がないので常設展のみのチケットを購入する。そう、荒木さんの作品は、常設展示エリア内で観られる。

会場内には、観光バスでやってきた大勢の小学生が見学していた。熱心にメモを取ったり、会場内でかけっこをしたり… エスカレーターを逆流して警備員のおじさんに追いかけられていた子もいた。けど、もう少しうまい叱り方があるような気がする。

展示された荒木さんの作品の中には、ヌード写真も多く含まれていた。入ろうと思えば小学生も入れるのだが、そこは引率の先生がうまくガードしていたのだろう。

さて、荒木さんの作品だが、以前からいいなと思っていたのだが、去年「地球を生きる子どもたち」という写真展で観た1枚の彼の写真で、その奥深さを実感したような気がする。女の子と男の子が壁に寄りかかって喋っているだけなのだが、2人の表情や微妙な距離などが、観ている僕らに彼らの世界を大きく想像させる…っていう感じかな
また、彼が撮る女性の写真は、綺麗ではない(と思う)が、その人自身の持つ美しさを的確に捉えているように感じる。

帰り際、中庭みたいなところを通ると、小学生たちがお弁当を広げていた。
こんな楽しそうな食事は、もう20年以上ないなあ


風が弱かった分、空はすっきりしなかった。
でも、そんな空も、僕らを暖かく見守ってくれる。

ほんの微かな潮の香りが、僕の鼻をくすぐった
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