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あしたはきっといい日

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沖縄は誰のもの

2012-05-15 23:28:04 | 立ち止まる
戦後アメリカの占領下にあった沖縄が日本に復帰して、今日が40年目の節目の日だった。

その節目の日、新聞紙面には普天間基地の無条件撤去を求める意見広告が掲載されている。今もなお沖縄は占領下にあるかのようだ。いや、日本全体が今もアメリカの占領下にあると言ってもいいのかもしれない。

舞台『ピカドン・キジムナー』を観たのは、もう11年前になる。40年前の今日、アメリカ世からヤマト世に切り替わったことを知らせるラジオニュースの声とともに舞台の幕が上がる。

その冒頭、女の子が「沖縄を返せ」と歌うが、それに対し彼女の姉がその歌の矛盾を指摘する。「返せ」と言うのは日本がアメリカに対してであって、(沖縄の)私たちが歌うのは変だと言う。

沖縄をアメリカから返してもらった日本は、その地を基地として使い続けることを許した。いや、それ以外の選択肢はなかったのかもしれない。それは、日本が本当の意味での「独立」をしておらず、今もまたできていないからだと思う。

この島の現状を憂うことなく、さらに小さな島の領有権を声高に主張する。それ自体は悪いことではない(が、大人気ないとは思う)か、それと同じくらいの憤りを沖縄の現状に向けてもいいのではないか。

「沖縄は誰のものか?」との問いには「そこに住む人たちのもの」と答えたいが、そんな正論を胸を張って言えるだろうか。そして、そのために僕は何かをしているだろうか…

基地の無い島、平和な島を実現するためには何が必要なのだろうか。それを考え続けることしか、今の僕にできることはない。
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