あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

時代

2008-01-15 23:45:57 | つれづれ
昨日、東急東横線を走っていた8000系という電車が、同線から引退した。
今でこそ無塗装の電車が当たり前のように走っているが、国電など当時の電車は、鋼製のボディに塗られたカラーで路線を示していた。

初めて東横線に乗ったのは、中学生か高校生になってからだと思う。まあ、沿線に知り合いが住んでいるでもなく、横浜や桜木町にも縁遠く、唯一記憶があるその時も、たぶんスカイブルーの電車に乗っていったのではないかと思う。

まあ、そんな一時代を築いたこの電車だが、僕と同世代ということもあってか、少し寂しい。
確かに、最新鋭の電車のほうが乗り心地はいいし、造作も優しい。けれども、何かが足りない。そうはいっても長時間乗り続ける列車でもないし、その最新鋭の電車もやがて後進にその座を譲るときが来る。それが世の常なのだから…

先日最後にこの電車に乗ったとき、天井に付いた扇風機が気になった。家の扇風機は健在だが、こちらは鉄道業界では古の遺物のような存在になってしまった。

とりあえず、「おつかれさま」と声を掛けよう。そして、この電車の仲間が余生を送る伊豆急行沿線を訪れてみたいと思う。
コメント
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