仕事がひと段落するタイミングにきっとそぞろ虫が騒ぎ出すだろうと、この週末に泊まりがけで出掛ける予定を入れておいた。
姪の部活と重なってしまい、妹には母の面倒をお願いしてしまったけど、おかげで日頃のあれこれを忘れて…まあ、すっかり忘れることはできないけど…週末を楽しんだ。いや、歩き過ぎて今も足が痛い。

宇都宮に到着したのは12時少し過ぎ。さっそく駅前の餃子屋さんに入り、焼き餃子とタンタンスープ餃子、そしてハイボールをいただいた。昼間からお酒を楽しめるのは電車で訪ねたから。

その後、栃木県立美術館で開催されている谷内六郎さんの作品展を観に行った。長く携わられた週刊新潮の表紙絵と、そこに添えられた言葉。メルヘンやファンタジーを感じるけど、そこに込められた谷内さんの思いが心に響いた。
続いて訪ねたのは、最近テレビでもよく紹介されている、若竹の杜 若山農園。先日訪ねた鎌倉・報国寺の竹林で満足できなかったということではなく、ここを知ったから鎌倉に行った時に報国寺を訪ねたんだった…かな。
陽が傾いた頃に着いたので、光の加減が難しかった。そして、ライトアップを撮るのはさらに難しい。まあ、光のせいにするのは僕の腕が大したことない証しなんだけど。それでも、竹林を歩くときに聞こえてくるサワサワという音や緑の濃淡は、日頃の煩わしさをいっとき忘れさせてくれる。正直、歩きながら時々それを思い出したけど、それよりも目の前の景色が圧倒的で、雑事は些末なことに感じられた。

ようやく暗くなり、ライトアップされた竹林を愉しんだ。
先にも書いたけど、その美しさを写真に収めるのは僕にとっては難しく、記録写真という感じになってしまった。それでも、観に行けて良かった。


そう、その先に月が出ていて、竹のシルエットを捉えてみた。


さて、夕暮れを待っているとランナーのような恰好をした方がいらした。その方も夕暮れが待ち遠しかったのか、ほぼ同じタイミングで園内へと入っていった。ちょっとしたきっかけで声をお掛けしたら、しばし会話をしながら園内を散策した。またどこかでお会いできればと思ったものの、趣味が全く異なっていたのでその機会はなかなか訪れないかな…


その後、東武宇都宮駅近くまで話をしながらバスに乗り、この日のうちに帰るというその方を見送ってから近くのホテルに荷物を置き、以前も訪ねたバーへ。カクテルを数杯とサラダをいただいた。薔薇のリキュールを使ったものなど美味しいカクテルを愉しんでホテルに着き、しばしまどろんでいたら日付が変わった頃に眠気に襲われた。
出掛ける前に朝の散歩もしていたので、余計に疲れを感じていたのかもしれないけど、よく歩いた。出会った方はもっともっと歩かれていたそうで足元にも及ばないけど、まあ、僕は僕のペースで歩いていければいい。
(続く)