困った どうしよう

習い事の場所が変わった。友達の運転で、新しい教室の場所を探しに行ってみた。少し入り込んだ、小さい路地を入ったところ。地図を見ながら、うろうろしていたら、何と車の左前輪が、溝に落ちてしまった。初めての場所なので、斜めに切り込んだ溝に気が付かなかった。困ったどうしよと、思案していたところ、後方から来た車が、どうしたと止まってくれた。事のいきさつを説明したら、車からワイヤーロープを持ってきて、車を引き上げてくれた。

４輪駆動のパジェロの車は、楽々と車をひっぱてくれた。良かった。私と友達は、その方が神様のように思えた。
お礼をしたくて、名前を聞いたけど、急ぐからと、名前も電話番号も、言ってくれずに、行ってしまった。

その場に居会わせた方が、その方は、高知の町で居酒屋を経営している方と教えてくれた。６０才くらいの、髭を長く伸ばした仙人みたいな人だった。

場所をその方から詳しく聞いたので、いつかお客としてその店を訪ねてみることにした。果たしてそのとき、困り切っていた、私たち熟女二人の顔を覚えているだろうか。楽しみができた。それにしても人の親切が身にしみた出来事でした。