セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

各地の六地蔵石幢と一石六地蔵 ① 埼玉県 群馬県 他

2020-12-08 08:19:03 | いろいろ
各地の寺院などを巡ると、いろいろな石仏を目にします。
今回は六地蔵石幢と一石六地蔵だけを取り上げます。ただし一石六地蔵の名称が正しいのか、私には分かりません。
笠付で六角(六面塔)や四角の石柱、一枚の板石に六体彫られた石仏です。

月田近戸神社 前橋市粕川町月田1261

私がお参りしたときは、まだ粕川村でした。





暦応5年(1341 吉野朝の暦年)の六地蔵石殿です。
境内には他にも珍しい石造物が祀られています。
神社北側には、廃寺となった光善寺石造仏群があります。




赤岩不動光恩寺 群馬県邑楽郡千代田町赤岩1041

熊谷市からは利根川をまたいて反対側にあります。
近くには渡し船があります。





熊谷にあった荻野吟子実家の長屋門と、吟子の石像がありました。


柳沢寺 群馬県北群馬郡榛東村山子田2535

紅葉の頃が一番の見頃です。





たくさんの石仏が祀られています。


円福寺 群馬県伊勢崎市富塚町2339

伊勢崎佐波三十四観音霊場第五番札所です。如意輪観音を祀ります。







浄誓寺 埼玉県幸手市神明内1469

案内板に平将門は、この地で討ち死にしたとあります。






御本堂裏には大手町と同じく、平将門首塚があります。



かつてここは下総国でした。将門伝承があったと思われます。


光明寺 埼玉県比企郡ときがわ町玉川3017

開山の年代は不詳です。永禄3年(1560年)に再建されされ、中興後450年以上の歴史があります。





前田利家禁制の古文書が残されています。

浄光寺 埼玉県入間郡毛呂山町川角1297



二体の一石六地蔵があります。上には観音様が彫られています。





猫の供養塔もありました。首に鈴があります。




光福寺 埼玉県東松山市岡498

重要文化財の宝篋印塔、​埼玉県指定考古資料の板石塔婆が知られています。



六地蔵石幢ではありません。



大日如来などが彫られています。


高養寺 埼玉県入間市寺竹1022

寺竹とあるように、周囲は丈の多い寺です。







二体の六地蔵石幢が祀られています。


最勝院 埼玉県入間市宮寺489

村山党の宮寺氏の屋敷跡です。





閻魔様も祀られています。


光円寺 埼玉県入間市下谷ケ貫839

かなり大きな石塔です。







山口観音金乗院 埼玉県所沢市上山口2203

武蔵野七福神札所で布袋様を祀ります。





西武球場駅の近くです。


法性寺 埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661





秩父観音霊場の32番です。


東学院 群馬県甘楽郡甘楽町福島741-1

織田信長の次男・信雄が、大和宇多松山藩三万石と上野国小幡二万石を賜り、当初福島の地に仮陣屋を造り(元和二年~寛永十九年)20年あまり居住しました。
その場所が東学院(東學院)との説があります。



明治初年まで笠森稲荷神社の別当でした。




相模国分寺 神奈川県海老名市国分南1丁目25−38

建設から何度も再興と衰微を繰り返し、江戸時代に再興されたそうです。



六地蔵が彫られていますが、宝鏡院塔とありました。



近くに相模国分寺跡があります。




十二地蔵 東京都豊島区駒込7丁目3−2 染井霊園入り口





十二地蔵は初めて見ました。お地蔵様廻りの彫刻も凝った彫りです。


回向院 東京都墨田区両国2丁目8−10





有名な鼠小僧次郎吉墓の隣に祀られています。


奥多摩湖 水と緑のふれあい館 東京都西多摩郡奥多摩町原5

小河内ダム近くの施設です。廻りに石仏の小道があります。







ダムが出来るために集められた石仏です。


正福寺 東京都青梅市今井2丁目1045

境内には珍しい摩利支天石像が祀られています。



入口と御本堂脇に祀られています。






深大寺 東京都調布市深大寺元町5-15-1

東京都では、浅草寺に次ぐ古いお寺です。






深沙大王堂は沙悟浄で知られる深沙大王を祀ります。深大寺由来の御堂です。




智観寺 埼玉県飯能市中山520

常陸松岡藩2万5,000石の大名となった中山信吉や一族の墓があります。






宥勝寺 埼玉県本庄市栗崎155

建仁年間(1201~4)に開山されました。






東光寺 埼玉県飯能市久須美77

現在は無住の寺ですが、素晴らしい石仏が祀られています。





覆い屋には優れた7体の観音様と、お地蔵様が祀られています。




正願寺 埼玉県飯能市笠縫184−1

こちらも無住の寺です。







二回に分けて掲載致しています。

まだまだ見かけたはずなのですが、興味がなかったために撮影しなかった六地蔵もあるはずです。

各地の一石六地蔵②link