セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

聖観音掛軸

2019-06-30 09:34:04 | 仏像
六観音の内の聖観音さま掛軸です。
儀式の折、御本堂内陣の左右にいろいろな掛軸を掛けています。



まだ、この掛軸は使用していませんので、年内か来年には掛けたいと思っています。



バランス良く、もう片方に掛ける仏画があれば良いのですが。

境内の紫陽花

2019-06-22 09:37:44 | 境内
境内の紫陽花が見頃を迎えています。



もう少し勢いが開けば良いのですが、手入れ不足です。








コットンキャンディーの鉢植えです。後日移植することにします。




日陰の紫陽花は、枝が伸びるだけで、花が少なく残念です。

お寺の新聞 お盆号

2019-06-20 13:52:47 | 法要
お寺の新聞と言うより、通信とあるように行事などの知らせです。



法話などは苦手です。

しかし、この新聞が檀家さん向けには役になっています。
檀家数の割には、施餓鬼会や墓参りが多いのは新聞のお陰と思っています。

施餓鬼会に来られる住職方の1ヶ寺の住職以外が、参列者が多いことに驚かれていました。その1ヶ寺は弟が住職を務める寺です。
この新聞を年に4回出していると渡しました。
だだ、誤字脱字が多いのが欠点です。

新しい檀家さんの中には、お彼岸やお盆だけでなく、墓参りをしたことがない方が、数多くいるのです。
極端な例ですが、親戚と付き合いがない方の父親が亡くなって、連絡先が分からなかった方がいました。
父親の年会費の長年の滞納などのため、菩提寺から墓地使用を断られただけでなく、引き墓せざるを得なりました。

会費の請求書だけ出していたのでは、行事への参列、お墓参りも少なくなってしまうでしょう。

今日は引き墓法要

2019-06-18 12:15:34 | 法要
本日は檀家さんの引き墓法要です。
施主は近くに住んでいたのですが、ご主人が亡くなられた後に、姉の住む遠方に引っ越しました。

最初は当寺に永代供養を予定していたのですが、私から「歳をとると墓参りに来られなくなるよ。近くにしたら」と提案し、近くの永代供養施設を探して貰いました。



まず儀式を行い、お骨を取り出した後、石屋さんが取り壊しに入りました。
写真は他の例です。



檀家が一軒でも減ることは、お寺にとっては大変なことです。


鵜飼秀徳著『寺院消滅』を読み、「消滅可能性都市」を知りました。消滅可能性都市



2040年までに、寺院数が49.8パーセントに減少すると書かれています。

実際各地には、廃寺、廃神社となったところも数多くあります。茨城県の某寺などは、ロケ地として知られるようになりました。
檀家さんは有名になっても、廃寺では! と話しているようです。

私が住職となってより、市内にも廃寺となった寺が数ヶ寺あります。

ネットを見ていると、さもベンツなどの高級車に乗っているなどと書いている人がいますが、よっぽど収入があると思っているのでしょう。
住職がお寺を放棄すれば、檀家が管理しなくてはならなくなります。
実際そのような寺を見たことがありますが、いずれ檀家の負担が増えてきます。

当寺の永代供養塔見学に来られた方は、菩提寺の雨漏りがひどく、一件あたり150万円の寄付を檀家が集めることになったそうです。
住職のいる頃は、寄付などとんでもないと協力しなかった寺だそうです。「住職が負担しろ」だったようです。

大きな寺に吸収されそうになり、御布施が倍以上になるよりは、本堂を建て直すことにしたそうです。
来られた方は、お墓を建てていなかったために、お墓を放棄したと話していました。