セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

菅原道真公像 天神さま

2020-08-29 10:33:22 | 仏像
当寺の天神社御祭神像と掛軸などです。

天神社御尊像
境内の小さな社ですが、時折御開帳をしています。






板に彫った菅原道真公と牛を引く老人
古くは飯能市内の神社に、掛けられていたと伝えられています。




渡唐天神
渡唐天神図は鎌倉時代になってからの逸話から描かれた画像です。実際には渡っていません。






天神様掛軸
孟齋とありますので、歌川芳虎作と思います。




大宰府の道真公





九月十日 菅家後集 
  去にし年の今夜(こよひ) 清涼に侍りき 秋の思ひの詩篇 獨り腸(はらわた)を断つ
  恩賜(おんし)の御衣は今此に在り 捧げ持ちて日毎に餘香を拝す

※1年前の9月10日、清凉殿にいた時を思い出して書いた詩編。断腸の思いを詠む。

大宰府において、東に向かって都で賜った御衣を捧げ持ち、余香を毎日かいでいる。

菅原道真公掛軸
大宰府に流され、失意の時に東(御所)に向き、院から頂いた衣服を捧げています。中山秋湖作。





追記 2020/11/09

新たに印刷の掛軸を求めました。





天神社が雨天の場合、御本堂天神社御本尊と共に使用する予定です。


ニャンコの小さな七福神置物

2020-08-25 09:48:12 | 仏像
当寺は七福神札所になっています。
新型コロナウイルスの為に、今年はどのような対応をするか、会としてはまだ未定です。

犬猫などのペットに関する神仏像を検索していると、猫の七福神置物がありました。
種類も色々あります。
招き猫や宝船と一体の陶器製置物が多いのですが、板の上に七福神が乗っている物も多く見られます。



左から福禄寿、布袋、弁財天、恵比須、毘沙門天、大黒天、寿老人。
ついクリックして、買ってしまいました。






札所とは別に七福神も祀っていますので、その前に置いてあります。




犬は縄文時代から、猫は弥生時代から飼われていたそうです。
猫は穀物をネズミから守るため大陸から連れて来られたようです。

一説には弘法大師が、経典を守るために連れてきたとの伝承がありますが、更に古くから飼われていたことが、発掘から明らかになっています。


真言宗祖 弘法大師


天神社・八坂神社で巫女舞

2020-08-15 14:45:30 | 法要
平松八坂神社例大祭は、毎年役員さんや囃子連が参列しますが、今回は新型コロナウイルスのため中止になってしまいました。

しばらくは神事への参列が難しいと思います。
そのため、天神社宮司さんや関係者は、神社境内へお越しになれなくても神事の様子を見れるようにと、動画に撮影しました。











天神社宮司さんによると、近日中にFacebookなどSNSに投稿予定とのことです。

巫女舞は『やまとおとめ』のご協力をいただいています。
希望する全国の神社に巫女舞を奉納しています。


https://yamato-otome.com/

昭和11年に学習院女子初等科の方々が、遠足でお見えになりました。

2020-08-08 08:07:34 | 日記
昭和11年10月22日に学習院女子初等科の方々が、当寺に遠足に来られました。
元住職が警察に伝えても、誰も信じなかったそうです。

境内では、脱穀や餅つき、満作の歌踊りなどを披露いたしました。
数十年前までは、当時ここで演じた人もいました。自慢話を聞かされたものです。











近くの栗林では、栗もぎの体験です。
栗の木を知らない子供ばかりだったと思います。
時季外れでしたので、栗のイガを針金で結んで対応しました。実は前もって地面に撒いていたようです。



これ以外にも風船工場の見学もありました。


孝宮和子内親王様・久邇宮家・伏見宮家より、御菓子料や御酒肴料が下賜されました。




平成29年には、ここを卒業された、伊藤博文元首相のお孫さんが、お見えになっています。
私も関連しているボランティア団体の顧問をされています。



何年も後輩に当たりますので、当時の写真をお目にかけても、知らない方ばかりだったようです。

なお、当寺の北側にあるゴルフ場「久邇カントリークラブ」がありますす。
戦後お寺の裏手の山林あたりで、皇籍離脱後に久邇朝融氏は鉄砲打ちに何度も来られていました。
それが縁で、ここにゴルフ場ができました。

久邇宮様は来られると、寺で昼食に蕎麦を召し上がっています。
当然、お代は一度もいただいていません。