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6/19-1 : 『TSUYOSHI2008』

2008年06月19日 23時55分01秒 | Marines08R-Season
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『SATOZAKI 2006』




『TSUYOSHI 2008』






今年、西岡はとても打撃好調です。

特にここ6試合なんて、全て2安打以上放って、23打数13安打6打点2HR、そして得点も8あげている。 昨日(18日)までの通算打率も.3166と、西岡が実質レギュラー出場し始めたここ3年間の成績をはるかに上回っています。

ちなみに、この3年の打率は

  2005年 122試合 .268
  2006年 115試合 .282 (+.014)
  2007年 130試合 .300 (+.018)


と、凡そ1分5厘前後よくなってきていますので、単純にこれまでのペースで打率があがる、という前提としたならば、今期の打率はほぼ現在の打率で収まる、ということになります。

今年は、西岡本人も若干の離脱はあったものの、ここ2年チームの中心となっていた里崎が長期離脱したこともあったのか、西岡が前面に立ってチームを引っぱっていくように感じるプレーや仕草も目立ってきています。





ただ、今年、西岡が打撃好調で、かつ、キャプテンシーを発揮している状況を観ていて非常に感じること。

なんか、2006年・里崎の状況と重なって見えませんか?




2006年の里崎、というと、打撃好調で規定打席にも達した上、打率も3割に達した年。 そして、キャプテンに任命され、試合の中でキャプテンシー(単に強い姿勢でいただけ?)を発揮していた年でもありました。 打席でも4番を任されることが多かった年でもありましたね。

でも、チームとしての成績がどうだったか、というと・・・・・・・



決して、西岡がリーダーシップを取るのが悪い、とか、西岡が打ったらいけない、っていう意味で書いてるんじゃないんです。 
今年の西岡を観ていると、「オレがやるしかない。 オレが決めるしかない。」っていう雰囲気が醸し出されている時が多い。 本来ならとても良いことなんですけど、2006年の里崎と同じように、なんか周りがついてきていない感じが見え隠れする。 もちろん、周りの選手が手を抜いているわけではないんだけれども、西岡が旗を振れば振るほど周りとの温度差が出てきて、結局、それぞれが自分さえなんとかなればいいや、みたいな雰囲気がチーム内に蔓延しているような気がしてならないのです。 しらけている、という言葉に近いかもしれません。



2006年、里崎を中心としたチームはどうだったか、というと。。。

チームは、8月の終りにはCS圏内から大きく引き離された4位となり、9月には消化試合となっていた年。 世間的には、3月に開催された「WBCの影響が・・・」という事になっていましたが、そのWBCに出場していた里崎はシーズンでも好調でした。 そしてその結果、(マリーンズの中では)里崎ばかりがクローズアップされることとなりました。

里崎は、特に交流戦以降成績が落ちる一方のチーム状態の中、孤軍奮闘していた、といってもいいでしょう。 傍から見ていたら、里崎だけが一生懸命プレーし、(方法論は別として)チームを盛りたてようとしていたようにみえました。 でも、どんなに里崎が頑張ろうとチームが上昇することはなく、どんどん里崎だけが(マスコミ的にも)浮いた存在になっていく・・・・・  別にチーム内の選手同士で存在自体が浮いていた、というわけではないのでしょうけれど。。。



やはり、2008年の西岡が2006年の里崎に重なって見えてしょうがない。

春季キャンプの初日に、ボビーから「(初日から)西岡はもっとチームを引っぱるようなプレーをしてくれるものと思ったのに残念だった」といった主旨のコメントを残していました。 西岡本人はそのコメントを聞いても「オレは関係ない」といった雰囲気でしたが、翌日には「777本のフリー打撃」を行い、態度で示す事を行いました。

また、シーズンに入ってからは「3番」に起用されました。 これは、試合の中でもこれまで以上に中核を担うよう、改めてボビーが西岡を指名した、と取れる起用です。 言動や態度は相変わらずですが、西岡もその期待に自分なりの方法で応えようとしているのは、プレーをみていても良くわかります。 それでも、相変わらず気の抜けたプレーも多くある、というのは、急には変われない根本的な性格の部分なのでしょう。。。



今後のマリーンズにおいて、西岡がより一層中核となる選手となっていくことは、間違いないでしょう。 というより、そうならなくてはいけない選手でもあります。

しかし、今現在、本人の持つ性格(キャラクター性といった方が正しいかも)と浮き沈みの激しいプレーにより、求められているものとの大きなギャップが生まれてしまっているように思う。 プライベートでの話題なんかも、ギャップを生んでしまっている一因になっているのかもしれない。。。

また、正直なところ、西岡はまだチームの他選手からみたら「やんちゃ坊主」という存在なのではないか。 もちろん、優れた素質を持ち、超一流のプレーも行える選手である、というのはチームのみんなが認めていると思うけれども。 
先日の、俊介と西岡がヒーローとなった試合でのやりとりをみていても、俊介からみたら「ちょっと大人ぶり始めたやんちゃ坊主が何か言っているよ♪」といったあしらい方でしたし。。。



「やんちゃ坊主」がチームを引っぱる。。。。。。 やはり違和感がある。 

当然、急にチームを引っぱろうとしても、これまである意味好き勝手やらしてもらっていたのだから、できるわけがない。 まさに、習うより慣れろ。 
若いとは言いながらも、西岡もすでに24歳、プロ6年目。 プロ野球の経験年数からすれば、若手から中堅に移っていく段階でもあります。 練習や試合を行っていない時には、(もちろん犯罪めいたことはダメだが)いくらやんちゃしてもいいと思うけれども、チームの中核としてやっていかなければならない、という自覚しているのであれば、もっと精神(集中力かな?)の揺らぎ、と小さくしないとならないでしょう。 

素晴らしいプレーと、ダメダメなプレーの差が大きすぎる。


2006年の里崎も同じでした。
素晴らしい集中力とプレーでチームを引っぱってくれた時もあれば、「なげやり」とも言えるような感情に任せたプレーをすることもしばしばありました。




最初に、西岡の打撃が好調だ、として、打率を例に挙げましたが、実は「素晴らしいプレーと、ダメダメなプレーの差が大きすぎる」ことを証明するような数値が出ているのも確かなのです。

それは、三振数。
2005年からの3年間と、今年の三振数(ついでに盗塁数・盗塁死・四死球)の数値を見てみましょうか。

  2005年 122試合 51三振 (41盗塁  9盗塁死) 36四死球
  2006年 115試合 61三振 (33盗塁 17盗塁死) 54四死球
  2007年 130試合 73三振 (27盗塁 13盗塁死) 54四死球
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  2008年  64試合 39三振 (11盗塁  5盗塁死) 19四死球



年々、約10個ずつ増えてきている三振数ですが、今年もこのままのペースで行くとすれば、2007年に比べてさらに10三振程度増えることになりそうです。 盗塁数と盗塁死の数も記載しましたが、成功率が高かったのは2005年だけで、2006年以降は3回に1回は失敗する、という状況です。 
盗塁という戦略は、基本的な考えとしては「100%成功する」場面でのみ適用される戦略、とも言われています。 もちろん100%というのは極論なのでしょうが、それくらいリスクが高い戦略とも言えます。 感覚的なものでしかありませんが、せめて75%程度の成功率がないと、実施するのが厳しい戦略だと思います。(ちなみに、今期盗塁数トップのライオンズ・片岡は、成功25・失敗8)。

打率が上がり出塁数が増えても、四死球数が減っているので出塁率は上がらず、さらには盗塁数も少なくなっている上、成功率も低いまま。 得点圏での打率も低く(.241)、安打数(14)よりも三振数(17)の方が多い状況。。。

数値上でも、チームを引っぱっていこうという意思に基づく打撃(打率・安打数・HR数)をしているのはわかるけれども、確実性・安定度が一層低下してしまっていることがわかります。。。




私は何度かブログ内でも、西岡に求めているのは長距離打者としての打撃ではなく、いやらしい打撃・走塁と確実・堅実な守備であることを書いてきました。

憶測でしかありませんが、(ボビーはわかりませんが)マリーンズの選手達の中でも西岡に求めているものは同じなのではないか、と思うのです。 西岡に求めているのは、形勢逆転をしてしまうような強烈なホームランではなく、じわじわと相手チームの苦しめて動揺を誘うようないやらしい打撃・走塁と確実・堅実な守備。 ハードパンチではなく、確実に痛めつけるボディーブロー。

西岡自身にも、自分自身が求めるプレーの理想像というものがあるでしょうから、たかがいちマリーンズファンの意見を押し付けるつもりはサラサラありません。 でも、もう少し「チームが自分に期待していることは何か」「相手チームが自分を恐れることは何か」を考えたプレーをしてもらいたいな、と思います。



西岡なら、絶対に高いレベルで実現できるはずです。 里崎は丸1年かかりましたが、逆に言えば、その姿を身近で観て感じてきているわけですから、もっと短期間で名実ともに中核のプレーヤーになれるはずです。

いやらしい打撃・走塁、そして堅実な守備で、チームを引っぱってください!





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相変わらず、文書構成や結論とかを先に考えずにダラダラ書いてしまっていますが、なんとな~~~く、言いたいことわかりましたか???