古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

筍(たけのこ)

2013-04-29 23:21:25 | 日々の暮らし
近くの筍の産地は不作の年だというのに、こちらは表年。
筍の処分に大わらわの状態だ。
今年初めて頂いた筍は3月31日、まだまだ1本でさえ貴重な時期だった。

3本ほどなので皮ごと、ぬかと鷹の爪で1時間ほど茹でる。


それから徐々に筍が生えてきて、物珍しいうちはよかったがすぐに、もういらないということになる。
我が家の筍を掘るのにも大変なのだが皮の始末も大変だし、持って帰るにも重いので
夫が山で大方の皮を剥いで持って帰ってくれる。
そうなると今度は私が大変。すぐに茹でないとあくがでてまずくなる。

皮のままで差し上げても始末も大変なので、いきおい茹でて配ることになる。
東北の従姉が好きだというので、茹でたのを7キロ送ったら2日かかったけれど
いい具合に着いたそうで喜んでくれた。
娘のところは今年2度目だが、今日も7キロ送り出した。
こちらは山椒の葉も一緒に送れと注文が来た。

我が家の山椒がいまいちなので、荒神さんまで採りに行った。
ところが荒神さんの筍も今、掘らないと竹になって始末に困る状態になっていた。

夫に電話して畑から帰ってもらい、筍掘りのボランティアをはじめる。
途中で、鍬のクサビがなくなって使えなくなり、近くの家のを借りて掘る。
大きくなったのは蹴るというより「ケッタクッテ」処分する。

あちこちにいらないかいらないかと声掛けし、なんとか処分を完了。

夕方、我が家のボランティアを聞いた方が「大変でしたね。
ご主人は腰が痛くなーしませんか」と声をかけてくださった。
「腰は痛くないけど、クサビが無くなった方が痛かったです」と答える私に、
夫が一言、「わしの腰は一晩で直るけど、クサビはただでは直らんからな」ですと。