古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

「知ってほしい戦争中の女性のくらし」展を終えて思う事

2020-11-19 22:38:20 | 日々の暮らし
夫は「お前が戦争中に生きていたら、皆さんこうしなければなりません、
などとドラマに出てくる戦争中の割烹前掛けのおばさんになっていただろう」と言います。

私は夫に言います。「じゃーあなたは、召集令状が来たら、
自分は戦争反対だから、召集には応じられません、と拒否できるの」

高校の倫理社会で独裁政権は「軍隊・教育・マスコミ」で成立する、と習いました。
今はインターネットが発展してきたから、マスコミは「情報」と表すのでしょうか。

戦争のドラマになると、決まって割烹前掛けのおばさんが出てきて、
陰でそれを非難している人が、いかにも正義のように扱われますが、
それは今の時代だから正義のように見えるだけであって、
当時は違っていたのではないか、と思う今日この頃です。

ウエタケ堤防

2019-11-05 19:40:01 | 日々の暮らし
全国で自然災害が続いています。

30年ほど前我が家を建てる時、舅が地上げをしなければ家を建てさせないと言いました。
子供のころ染め物の藍甕の高さぎりぎりまで水が来たから、ということでした。

今回その水害を調べてみました。荒島の偉人の一人「佐々木善右衛門」の記録の中にこんな記述があります。

「明治19年秋、大洪水があり飯梨川の堤防が決潰して大被害を与え、
更にウエタケ堤防(仲仙寺前)が潰えて荒島全町5・6尺も浸水し、
人畜の死傷もあり未曽有の大水害で被害激甚であった。

佐々木は備荒蓄積金の払出に尽力して罹奨者の救恤につとめ、
また自らウエタケ堤防の復旧工事を監督指揮して修理の完成に力を致し、
以後荒島村に水難の憂を除いたのは、永遠に讃うべき功績の一つであろう」

舅が子供のころと言ったのは間違いで、生まれる20年ほど前だからきっと親に聞いたのでしょう。
まだ鉄道も通る前のことです。

夫からは水害の後、堤防を築き竹を植えたのでウエタケ堤防という、と聞いていました。
また堤防のある地区の方はオイタケ堤防と言っているそうです。

先日、夫と行って見ました。堤防の両側には確かに竹が植わっていました。
近くの川は改修されて広くなっているのがわかりました。
しかし、大きくカーブしていて、うまく写せませんでした。

飯梨川は、だいぶ遠くに見えました。


おはぎ論争

2019-09-26 09:31:11 | 日々の暮らし

夫とお盆やお彼岸のおはぎのことで意見の違いが生じました。

半数以上の家で今も作っているという私に対して、
夫は絶対半数は超えない、と言います。

仏さんのない家もあるから半数は無理としても、
仏さんのある家では絶対半数は超えるという私。

次の日7名の会合で聞いたら、家で作っているのは私を含めて2名。

昨日このおはぎを持って行った13名の会合では私だけ。私の完敗でした。

夫も4:6位で半数は超えないと思っていたけど、とこれまた驚いていました。

お前はもう化石だ、ということだそうです。


台風15号

2019-09-15 22:25:12 | 日々の暮らし
千葉の従弟たちの家は12日朝に電気が来たようです。
が、まだ来ない家も多くあり、大変だと思います。

従弟の兄の方は
冷蔵庫の物は全部だめになった。それでも水とガスがあったからまだよかった方だ。

暑くて洗濯物が山になったので遠くのコインランドリーに行ったけど、行列で帰ってきた。
息子たちの家へ避難するにも、犬と金魚をおいては行けなかったそう。
電気が来たとたんに、気温が下がってクーラーもどうでもよくなったよ。とのこと

従弟の弟の方
この状況を楽しむよ! と言っていたのに、電気のありがたさが身に染みた様子。
その1番の理由がパソコンが使えなかったことだそうだ。
「もうパソコンがないと生きていけない身体になったようです」とラインで連絡があった。

電気が来るまでは電波の状態も悪く、スマホもネットにつながらなかったのだそう。

私もネットがつながらないと、ついイライラしてしまう。
情報が遮断されてしまう不安やイライラは、昔より大きくなっているのかもしれません。

台風15号

2019-09-15 22:21:27 | 日々の暮らし
先日この地方を直撃予定だった10号台風は、大社さんや大山さんのお陰か大したことなしに過ぎました。
昨日関東を通過した台風は、大変な被害を出しているようです。

朝、従弟にお見舞いの電話をしたら固定電話はもちろん、携帯電話もすぐ切れて話ができません。これは今電話してはいけない、と気づいて連絡を取るのをやめました。

夜になっても連絡が取れないので、ラインに入れたら気づいて向こうから電話がかかってきました。
数十年住んでいるけどこんなことは初めてだった、車庫の屋根と、自宅の屋根が壊れたけれど人的被害がなかったから良かった、と。

夜になった今も電気は来なくて、ランタンを使っているとか。幸い海風があるから何とかなりそう、とのこと。

私の身に置き換えると・・・電気が使えないと・・・
冷蔵庫はどうなるんだろう、ここらは下水をポンプアップしているからトイレが使えなくなるし、オール電化ではなくてもボイラーも電気がないと動かないし。
でも直面しないとやはり他人事です。

車で道の駅巡りをして車中泊を繰り返している従弟はその点ではたくましく、まーこの状況を楽しみますよ! と笑っていました。

安部朱美さん人形展

2019-08-28 22:58:15 | 日々の暮らし
今日はパソコンクラブの納涼会に合わせ、加納美術館 安部朱美さんの人形展に行きました。
神館長さんの軽妙で的確な楽しい説明を受け、いい時間を過ごしました。
どことなく懐かしく、心安らぐ感じがしました。
一つ一つのお人形に物語があります。

「おもちつき」は50年前の私の記憶そのものです。かまどに木の蒸し器等々、
つらかったはずのあの頃が楽しく感じられるのは不思議です。


子供のころ、魚屋さんは自転車でやってこられました。
母は魚の好きな父のために貧しい生活の中、魚屋さんが来られるとよく覗いていました。
私の祖母に、それをとがめられていました。そんなことも思い出しました。


こんなおばあさんになりたいね! 人気のあった人形です。


皆さんもぜひどうぞ!!




野良猫の餌やり

2019-08-26 21:45:54 | 日々の暮らし
実家の駐車場は、神社へお参りする方のために開放しています。

そこへ猫の餌をやる方があり、野良猫が一時9匹に。
それがまた子供を産みました。
現在13匹です。

餌の残りを食べにカラスも来るようになったそうです。
近所の方がその方に注意してくださったそうですが、
「猫もカラスも人間も共存しないといけない」と言われたそうです。
一番困っているのは、フンの害です。

市役所で看板をお借りして張ったけれど、たぶん効果はないでしょうとのこと。
次は保健所から注意してもらえるそうですが、
それもやめさせる権限がなく説得するだけだそうです。

野良猫に餌をやるのは罪にはならないそうで、野良猫を捕まえると罪になるそうです。
猫に罪はないのですが。
よその市では条例があるそうですが作られないのですか、と保健所の方に言ったら、
それは議員さんに頼んでください、とのことです。

餌をやる方の名前はわかりますが、はっきりした住所はわかりません。
保健所も住所がわからないと説得もできません。

「他人の私有地での土地で餌やりを禁ずる」と看板を出しているので
これ以上は警察にお願いするしかないとのことです。

忙しい警察にこんなことまで持ち込むのかと思うと、気が重いです。







H30年今年の雪

2018-02-12 18:05:39 | 日々の暮らし
昨日は母の命日で実家の仏壇にお線香をあげ、その足で広瀬町布部の交流センターへ行きました。

実家へも広瀬町へも雪道が一番心配でした。

道路の両側の雪は確かに多かったのですが、道は開いていてずっと黒いアスファルトが見えて
凍みてもおらず、快適な運転でした。

結局、いちばん雪が多かったのは我が家への道でした。



今年は寒気が長引き、いつもの冬とはだいぶ違います。

昨年より雪自体は少ないのですが、寒気の切れ間がありません。

久しぶりに今年はつららも見ました。

これはまだ短い方ですが、夕方になっても溶けません。

家の前の雪は圧雪になり、それが5センチくらいの厚さの氷になって
雪かき用のスコップでは取り除くことができません。

泥掘り用の金属のスコップで割ったり、アスファルトと氷の間に差し込んだりして
氷を除きました。

テレビではツルハシを振り上げているのを見ましたから、同じ状況なのだと思いました


昨年の冬のことは忘れてしまって、このブログに書いていたおかげで思い出しました。
その為、今年も覚書として書いておくことにしました。

昨年秋からの低温により、今年は野菜の出来が悪く特に葉物野菜は大変な不作です。
専業の農家でさえ出来が悪いのですから、素人百姓では仕方がありません。
冬物野菜の王者、白菜は4分の1でも200円越えの値段で売れていました。

白菜は巻かないし、大根も大きくなりません。

この50年ほどの私の記憶のなかにこんな状況はありません。

昨冬は鳥取県で車が1500台も閉じ込められましたが、今年は同じことが福井で起きました。
幸い我が家の近くでは、こんな状況は見ませんでした。

2月6、7、8日のそれぞれのパソコン教室はお休みでした。
パソコン教室を始めて10年、初めてのことです。

しかし、もう2月も中旬になりました。
雪の解けた畑の脇には、再びふきのとうが見えるようになりました。
雪の下でも、大きくなっていました。


春はもうすぐです。









障子貼り

2017-07-26 22:31:20 | 日々の暮らし
連日暑い日が続きます。

エアコンの中でグズグズしていても何も進まないので、
秋の法事に備えて障子張りをすることにしました。

幸いなことに我が家の和室は、夏は陽が縁側の縁までしか入ってきません。
昔から障子張りは秋の陽射しになってから、とは聞きますが
秋は秋で用事もいろいろ出てくるので、思い切りました。

「一歩を踏み出せば、終わったも同然」と聞いたことがありますが
ほんとうに1枚の障子をはがしたら、後は順調にすすみました。

驚いたことに、ここの障子を前回貼ったのは、平成22年でした。
もう7年もたっています。

やはり上等の和紙を使っていると、こんなに長持ちするんだと思いました。

建てつけてあるとやはり暗いかな、と思いますが横にしてみると
まだ破るのは、もったいない感じもしました。



部屋と部屋を仕切るふすま障子は前回も張り替えていませんが、
まだまだもったいないので、今回も張り替えませんでした。



大きい障子が7枚、小さい障子が21枚 完了です。
小さいのは桟が複雑だったりして、案外作業が大変です。

先日入っていた障子張りのチラシの金額で計算すると、約3万円分です。



今回はやはり手術の痕が痛くて、障子紙を剥ぐのにも左手を使いました。
省エネのため同じ部屋でパソコンをしている夫には、立てつけをしてもらいました。

褒めてくれる者がないので、障子に向かって一人、拍手をして
きれいになったことと、お金を節約したことを喜びました。

たけのこで疲れ

2017-04-21 10:05:34 | 日々の暮らし
夫が今日は、小さいながら筍を41本も掘ってきました。
これで今年は合わせて90本ぐらいになります。

娘の所と、松江の親戚に届けようと2回に分けて茹で上げました。

やっと終わった、と思ったところに「荒神さんでたけのこ掘ったけん、もらってごさん」と
玄関から声が。

断る勇気も必要だったのに、苦労して掘られた筍を知らない顔ができないし
欲と二人で、手を出してしまいました。

筍は3本ながら、大きくて1本を4つくらいに切って、ようやく大釜に入りました。

もう、ここでクタクタ。

松江の親戚がいらない、とのことだったので、今度はこれを岩手の従姉に送ることにしました。
夕方送り出すと、明後日の午前中に着くと聞いて驚きました。
料金もクール便、130サイズで1682円で、速さと料金の安さに驚きました。

宅急便の配送センターは、夕方の為かたいそう混んでいました。
あちこちで「品名は、たけのこ」という声が聞こえました。

偶然に出会った友達は、彼女の友達が着払いでたけのこを送ってくれたと言われたとかで
記入する伝票が違っているそうだ、と書き直しているところでした。

彼女は、掘って、茹でて、送り出してですから、私よりもっと大変です。

我が家も、夫に頑張って掘ってもらわなければ、竹が大変なことになります。
折角掘ってくれたたけのこは、欲しい人があれば差し上げたいし、
あ~疲れた、と言いながらもう少し頑張ります。