こうのとりちゃんを待つ日々・・・ななの不妊治療NOTE

39歳、結婚9年目。子宮内膜ポリープ切除2回、稽留流産を経て体外受精3回目で妊娠継続中です。双子であることが判明!

ダンナちゃんの本音

2009-05-31 | 不妊
久々のいいお天気

今日は手術から38日目で一応周期38日とカウントしてますが、リセットはまだです。


でも2,3日前からこげ茶色っぽいおりものというか少量の出血があり、リセット間近?とは思って準備はしているのですが。


でもいつもの直前の腹痛もないし、なにより体温がずっと低温のままです。


どうなるのかな?






ところで、一昨日の夜だったかな?


ダンナちゃんがご飯を食べていて、私は一足先に食べ終わりキッチンの中にいたときのこと。


テレビがついていて、たぶんニュース番組のちょっとした特集みたいなので、都会の川を再生する・・・というような話をやっていました


住宅街に流れる汚いドブ川のようになっていた川を、いろいろな研究をして昔ながらの自然のきれいなせせらぎに戻す・・・というような取組みでした。


そこできれいになった川で遊ぶ子供たちが映り、大喜びでザリガニを採ったり魚釣りをしたりしていました。


私たちも「いいよねぇ~こういうの!ザリガニはスルメで釣るとよく釣れるんだよね~」なんて言いながら見ていました。


その時、5,6歳の男の子がお父さんと遊んでいて、お父さんが魚を上手に釣り上げたところでその男の子が


「パパ、すっげぇ~!!」と心から感心したような声をあげました。


すると、うちのダンナちゃん


「うわ~、言われてみてぇ~」と思わず言いました・・・


が、一瞬自分で「まずいっ」と思ったのでしょうね。


なんかそんな空気が流れました。


私は・・・正直なところ「そうだよね~、言われてみたいよね」と素直に思いました。


でも何となくそれを今言ったらダンナちゃんが気まずくなるととっさに判断し


「えぇ?なんて?パパ、ダッセぇ~って?!」とわざとおちゃらけました。


ダンナちゃんは


「それは言われたくない!」と笑って答えました。


たったこれだけの出来事なんですが・・・


久しぶりに聞いたダンナちゃんの本音。


私にず~っと気を遣っていて、久々に言っちゃった本音。


私も回復してきているってことだな~って思ったり、こういうことが自然に話せる雰囲気でいたいなぁって思ったり


なんか「禁句」みたいなのがあると居心地が悪いもんね。


職場でもまだ復帰して1週間だけど、何回か似たようなことがありました。


ああいう職場だから仕方ないことなんだけど、私が受付にいて帰りにカードを渡したりしているときに他のスタッフがその利用者さんに話しかけて(その人は2人目を妊娠中)


「予定日はいつなんですか?」(かなりお腹が大きい)


「6月○日です」


「あらぁ~!もうすぐじゃない!ねぇ?」(と笑いながら私に向って「ねぇ?」)と言ってしまったことに「はっ」としてみたり・・・


私は普通に「大変でしょうね~」と答えたりしていますが・・・







何事も慣れるんですよね。


慣れる練習をしている・・・と言ってもいいかな。


心の準備をしていないときに突然何か言われるとグサっとくることもあるけれど、職場にいるときはスイッチを入れ、防弾チョッキを着てるから


強くなるぞ~






















1ヶ月が経ちました

2009-05-27 | 不妊
早いもので、もうあれから1ヶ月が経って、あのまま妊娠が継続していれば4か月に入っていたんだなぁ~なんて思う今日この頃です。


先週金曜日、3週間ぶりに診察に行ってきました。


相変わらずめっちゃ混んでて、私は採血して先生の話を聞くだけなので、自分のことにかかった時間はトータルで1分くらいなのに軽く3時間くらいはいたのかしら


採血の結果βhcgは27まで下がったそうです。


これはなかなかいいスピードらしいです。


1ヶ月でここまで下がればいい方ですと先生は言っていました。


次はまた2週間後に同じ検査をします、と。


次はいったいいつリセットするんだろ?


毎日体温は測っていますが、流産手術直後の1週間でだんだん下がった体温は、今も低温のまま。


高温期に入って2週間してからリセットなのか?それともこのままある日突然リセットするのでしょうか?






そして一昨日、職場復帰しました。


子育て支援の職場です。


正直とっても不安だったけど~意外と思ったよりも大丈夫な感じ(?!)でした。


今後は事務職で、ということだったので事務所の中で受付やPCを使った事務仕事をするわけですが、当然利用者さんの親子たちと接触はあります。


でも今までと同じ感じでできたかなぁ~。


赤ちゃんを抱っこしたりはしていないけど、抱っこしたらやばいのかなぁ~。


だけど仕事って割り切ってスイッチオンにしておけば大丈夫なものなのかなぁ。


どんな仕事でも「仕事だから」って割り切らなきゃできないものって結構あるしね。


昔、販売の接客業やってたときだって、この人はお客様だから・・・って思わなきゃ口もききたくないような人もいたしね。


プロ意識に徹するしかないよね~。


まぁ、あまり気合い入れすぎずにゆる~くがんばってみますわ


退会してしまったバレエもそろそろ再開したい気分になってきました~







この機会に

2009-05-19 | 不妊
最近ぼちぼち出歩いています。


先週は美容院に行ってカットしてきました。


短めあごのラインの前下がりボブです。


結構気にいっています。


気分転換にもなりました。


そして、今日は・・・歯医者さんに行ってきました。


もう2年以上行ってなかったのですが、左の奥の上下の歯が気になっていて・・・。


痛いわけではないのでいいか、と放置していましたがたぶん虫歯なんだろうなぁと。


でもこの前妊娠がわかったとき「しまった!」と思ったのです。


つわりで当分行けないし、ひどくなったらどうしようってちょっとドキドキしてて。


で、この際時間があるんだから今行くしかない!と早速予約して行きました。


やっぱり親知らずがちょっと虫歯になってるらしくて・・・。


「この機会に抜いちゃいましょうか?」と先生に言われ、ドキッ。


「親知らず抜くのってものすごく痛いんですよね?」と恐る恐る聞くと


「上の歯はたいしたことないですよ。さっきの人も10分くらいで抜けましたし」って・・・。


もっと虫歯がひどくなってからだと抜くのも大変になるらしくて。


この歯があるおかげで隣の歯をちゃんと磨けてなくてそっちは知覚過敏になってるそうです。


とりあえず今日は歯石を取るクリーニングのみで、また続きは来週です。


できることはやれるときにやっておかなきゃね。





前に進んでみよう

2009-05-13 | 不妊
今日は職場に行ってきました。


仕事じゃなくて、施設長とお話をするために。


4月21日の検診の日、本当は午後から仕事だったのに、それどころではなくなり休んでしまって・・・それ以来初めて顔を出したのでした。


すっごく緊張して・・・


今日は今後の具体的な話だけしようと決めていました。


今回の流産の件には触れないように、と。


施設長も察してくれたようで一言「どうですか?」と私の体調について聞いたけどそれ以上は何も言いませんでした。


そして「もし戻って来られるなら・・・」とA4の用紙1枚を提示し、今後私が子どもやお母さんと直接遊んだり話したりするのではない事務職の仕事の内容を説明してくれました。


これは私も望んでいたことで、事前にメールで打診されたのでその方向でお願いしますと意思を伝えていました。


そして、いよいよ復帰の日程の話。


これは今朝になっても悩んでいたところで・・・


来週からというのはまず無理だろうと思って、じゃあ次の週25日から?それともいっそ6月から?と悩みました。


6月にしようかとも思いましたが、せっかく今日の時点で復帰してみようと思っているのだからやっぱり25日からお願いします、と伝えました。


こういうのってタイミングが大事ですよね。


やる気になって身体も今だ!っていうときに背中を押してあげないと・・・やっぱりなぁってまた悩みだしたり、無理するときついし。


それで一応目標は25日復帰、どうしてもダメそうなら6月から、と自分で予防線を張りました。


明日から少しずつ外に出るつもりです。


まず明日は美容院に行きます。


つわりで行く気になれなかったので伸びっぱなし・・・。


これで少し気分も変わるだろうし。


そして、なるべく毎日散歩がてら買い物にもチャレンジします。










昨日、赤ちゃんのことでつらい思いをされた方のブログをたっくさん読ませていただきました。


そしてまたたくさん泣きました。


本当にそんなに辛いことがあっていいの?と思うほど、いろいろな体験をされている方っていらっしゃるんですよね。


こういうブログという存在がなかったら、わからなかったことかもしれません。


自分だけではないし、もっともっと私には計り知れないほどの辛さを経験された方が世の中にはこんなにたくさんいるんだと実感しました。


でもみんなちゃんと生きてます。


昨日たまたま観ていたTV番組で、ある歌を紹介していてこんな歌詞がありました。


「自分が生きている今日は、生きられなかった誰かの明日かもしれない」


(正確でなくてごめんなさい。こんな意味だったと思います)


本当にそうなんですよね。


毎日、毎日たくさんの方が自分の意に反して亡くなっている。


でも私は今日を生きてる。


周りのたくさんの人に支えられて、ちゃんと生きてる。


もったいないよね。ちゃんと毎日を大切に感謝して生きなくちゃ。


私には食べるものを、着るものも、住む家だってある。


大事に大事にしてくれるダンナちゃんがいる。


それだけで本当に幸せなこと。


まだ、きっと、もっと、がんばれる。


みなさん、ありがとう。







術後の診察と今後の仕事

2009-05-01 | 稽留流産
手術から1週間経った金曜日。


術後の初めての診察日。


五月晴れのまぶしい日ざしの中、久々の外出でした。


1人で行くことを母は心配していましたが、さすがにこんなことでダンナちゃんに会社を休んでもらうわけにはいかない。


午前中だけの診察の日でしたが、できるだけラッシュを避けてぎりぎりに遅く行こうと思い、11時到着をめざして家を出ました。


ふだんは快速に乗り換えるところもそのまま各駅で座ってゆっくり行きました。


クリニックは相変わらずとても混んでいて・・・かなり待った後の内診。


先生は「以前のようにきれいになってますね。まだ少し血液が残っていますが問題ないでしょう」と。


確かに、何もなかった。空っぽだった。


1週間前まではここに赤ちゃんがいたのに・・・と思った。








そう、稽留流産ですと言われたあの日、最後のエコー写真を先生に「要りますか?」と聞かれ黙ってうなずきもらってきていた。


初めて赤ちゃんらしい形になっていた。


頭も体も手らしきものもわかる姿だった。


もう胎児だった。









内診の後、またしばらく待った後診察室に呼ばれた。


「子宮の方は問題ないですね。ええっと、病理検査の結果ですが・・・あれっ?まだ出てないのかな?手術は1週間前でしたよね・・・。普通だったら出てるんだけど・・・あぁ祝日が入っちゃったからかな。次に来られる時には出てると思いますから」


次回は3週間後というから、そりゃ出てるでしょうね。きっと。


実はちょっとドキドキしていたのだった。


流産経験のある他の方のブログを拝見した時にこの検査で男の子か女の子かわかるようだったから・・・。


知っておきたいような気持ちとわかってしまったら余計に“赤ちゃん”と思ってしまうので知りたくない気持ちと・・・複雑だったのだ。


でも先延ばしになった。


次に来た時は血液検査でβhcgの値を確認するらしい。


これが下がりきらないと治療は再開できないとのこと。


2~3ヶ月はかかるよう。


出血も腹痛もまだ続いている。


まだあれから1週間しか経っていないのだから、心身ともに回復していなくて当然なのだろうか。


βhcgが下がりきらないということはまだ妊娠が続いている状態のようになっているということなのだろうか。


つわりの症状はなくなったけど、突然暑くなったり、寝つきが悪かったりトイレが近かったり・・・更年期症状とよばれるものに近いのではと思ったりする。


ホルモンバランスがくずれているからかもしれない。


手術は2~30分で済むもので医師の側から言えば「簡単な手術」と言えるのであろうが患者の側からすれば「簡単」とは言えない。


心身ともに受けたダメージは相当大きく、回復にもかなりの時間を要す。







全部終わったのが13時過ぎ。


この後、子育て支援の職場の同僚の方と会ってランチをする約束になっていた。


同僚の方と言っても私の母の年齢に近い方。


私が“トトロ”とあだ名をつけたくらい、どっしりとしてなんでも許容してくれるような雰囲気を持つ方で、私が職場で初めて不妊治療を打ち明け、ずっと相談にものってもらっていて、妊娠がわかったときも本当に涙を浮かべて心から喜んでくれた。


そして流産の報告をメールでしたときも、数時間後に職場のトイレからそっと電話をくれて、無言でいる私にただただ「残念だったね、本当に残念・・・」とだけ泣きながら言ってくれた人だった。


彼女だけはあの日から毎日欠かさずメールをくれていた。


たった一行だけ、毎朝届く「おはよう」とか「今日もいい天気だね」といったメール。


「トトロはいつもそばにいます」なんていうのもあった。


私のことを毎日気にしてくれている・・・そう思えるだけで温かい気持ちになった。


私も初めは一行だけの返信。


何日か経つうちにその日の気持ちや状況などを返信するようになった。


そんな彼女だったから、感謝の気持ちも伝えたかったし、いろんなことを話したいと思った。


14時すぎに最寄りの駅で彼女が待っていた。


一緒に駅前のファミレスでランチをしながらたくさん話をした。


聴いてもらった。


子育て支援の仕事に私は復帰できるのだろうか。


辛くなったらどうしたらいいのか。


辞めて別の仕事をした方が自分のためか・・・。


でも治療を続けるには今の職場のように融通が利くところでないと難しい。


治療費を稼がなくてはならないのでまったく無職というわけにもいかない。


しばらく・・・と言って今のところ休ませてもらってはいるが、あんまり長引かせるわけにはいかない。せめて連休明けには結論を出さなきゃいけないよね。


ずっと気になっていたそんな話をする私にじっくりと耳を傾け、うんうんと聴いてくれた。


「ななちゃんは周りのことを気にかけすぎだよ。こんなときくらい自分のことだけ考えたっていいんだよ。私はななちゃんと一緒にまた仕事がしたいし、あの職場にはななちゃんは必要な人だと思うよ。でも、辛いよね。それはよくわかる。あそこはお母さんと赤ちゃんを一緒に見なきゃいけない・・・。
もっと、ゆっくりゆっくり時間をかけて考えな。まずは身体の回復を1番に考えて。
5月いっぱい休んだっていいじゃない。大丈夫だよ。
これからのことは一緒に考えよう」


本当になんて素敵な人なんだろう、なんていい人なんだろうと思った。


これだから職場でも利用者さんからもとても人気がある。


悩んでる人はこういう人を求めてるんだよね。


自分の肩の荷は自分で担ぐしかないのだけれど、一緒に持つよって言ってくれたり、ちょっと荷物をおろして休む場所と時間を与えてくれたり・・・これがものすごくありがたいことなんだって実感した。


私が学んでいるカウンセリングではこういうことをさんざん教わってきているのに、頭ではわかっていてもなかなか実践できていない。


彼女に身ををもって教わっている。








あっという間に数時間が経過し、まだ腹痛もあり心配していたが嬉しいと思えるひとときを過ごすことができた。


仕事についてはもう少し考えてみようと思う。