こうのとりちゃんを待つ日々・・・ななの不妊治療NOTE

39歳、結婚9年目。子宮内膜ポリープ切除2回、稽留流産を経て体外受精3回目で妊娠継続中です。双子であることが判明!

頑張った・・・かな

2009-07-27 | 不妊
あと1週間以内にリセットでしょうか。


なんにもないときというのはあっという間に過ぎていきます。


妊娠した時の1週間はものすご~く長かったのにね。


久しぶりにリセット前の下腹部痛を感じます。


2月以来の自然なまともな生理になるかな~。








昨日は自主勉強会に参加してきました。


昨年キャリアコンサルタントの資格取得のために一緒に勉強した人たちと2ヶ月に1度くらい、カウンセリングの勉強を細々と続けているのです。


昨日の参加者は9人でした。


その内訳は男性が3人。私と年齢的にさほど違わない女性が5人。来月出産予定の妊婦さんが1人(私より5歳は若い)


前回、この会は5月に行われたのですが、私はその時初めて欠席しました。


流産直後にこの妊婦さんに会うのは避けたかったからです(その前の3月の会で妊娠していることを伝えられていたので)


今回は、もう出産間近なのでお見えにならないだろうと勝手に思っていたら、いらっしゃいました


朝、お会いした時は大きいお腹を見たとたん、胸がドキドキして少し苦しくなってきました


他の方は「わぁ~もうこんなに大きくなって!」「来月でしょ~?」と声をかけていましたが私は「おひさしぶりです」と笑顔で言うのが精一杯


会は3時間だったのですが、恒例でまず最初は2ヶ月会っていなかった間の近況や自分の感じたことなどを5分程度で1人ずつ話します。


私は席の順番から最後から2番目だということがわかったので少しほっとして、何を話そうか・・・と考えながら他の人の話を聴いていました。


本当は流産という辛い経験をした、ということを話してみる?という選択肢もありましたが、まだ難しいかなと思うのと同時に来月出産を控えてる人の前で話すことではないし・・・と思ってやめました。


ただこの数か月の自分のことを話すのに、このことを除くとすごく話しにくくなるからどうしようかな~と考えていました。


そのうちに妊婦さんの番になりました。


何を話すのだろう?できれば妊娠中の幸せについては、というか妊娠について語るのはお控え願いたい・・・でもこの人にとってはそのことしか今話すことはないんじゃないか・・・?と胸が痛くなりながらうつむいて顔を見ないようにしていました。


そして彼女は語りだしました。


今月初めから仕事が産休に入ったこと。今まで仕事ばかりでろくに家事もしていなかったので時間ができてお料理などを頑張っていること、初めはうちにいると社会復帰できなくなるのでは?と不安だったけどこうやってうちにいると意外にももうこのままでもいいかなと思い始めていることなど・・・。


私は極度の緊張のためか、だんだん心臓がドキドキしてきて頭もクラクラしてきて、まるで貧血や熱中症のように具合が悪くなりそうだと思ってきました。


なんでしょう?彼女の話を聴くこと、そのものよりもそれを聴いた自分がおかしくなるんじゃないか、取り乱してしまうのではないか、という不安にかられてしまったと言う感じが近いかもしれません。


普段の職場では、妊婦さんや赤ちゃんに会うことは耐えられているのですがそれはたぶん仕事と割り切っていて、気持ちを入れないように事務的に動いているから大丈夫なのかもしれませんね。


今回のこの彼女は親しい友人でもなければ、仕事のお付き合いでもない、単なる勉強仲間の1人(しかもこの彼女は紹介で途中から入ってきてるのでまだ2,3回しか会ったことがないのです)なのでラポール(信頼関係)が形成されていないのですよね。


すごく微妙な関係なのでありました。


私は具合が悪くなったらすぐに部屋の外に出よう、と決めて座っていました。


他の人にはトイレにでも行ったと思われれば大丈夫だから・・・とかいろいろ考えているうちに彼女の番は終わりました。


するとす~っと汗も引き、心臓のドキドキも戻った感じでした。


なんとか乗り切ったというところでしょうか


この会の中の幹事の女性1人だけには流産のことを話してあったので、彼女もチラチラ私の方を見て気にしてくれている感じはしました。


そして私の順番が回ってきたときには「ここ数か月ちょっと気分が落ち込むことがあり・・・」というところから始め、自分がメールなどで人に相談した時に励まされたことや具体的な内容を含まずに、精神的な援助に感謝していることなどを話しました。


カウンセリングを学んでいるメンバーなので、皆さん「何があったの?」とか「大丈夫?」などとは聞いてきません。


でも全員が終わった後のシェアリングの時間には、ななちゃんの話がとても興味深かった、とかななちゃんの言っていた自己肯定感というのは今とても大切なことだと思うなどと意見を言っていただき、話して良かったなと思いました。


“話をする”ってすごく難しくって、単純に自分が話したいと思うことをすべて話したらすっきりするというわけでもないんですよね。


その時は勢いで気持ちよくしゃべってしまったとしても、あとで「あんなことまで話さなければよかった」と後悔してしまったり。


また、自分では伝えたいことがあって一生懸命しゃべったつもりだったんだけど聴き手の反応がいまいちで、話し足りないような消化不良に陥ったり。


そういうふうに考えると、今回私が5分間に話したことと言うのは、今の自分にとって適性だったかと思います。


話過ぎず、消化不良でもなく、ちょうどよかったかと。


食事と同じで腹8分目がいいんですよね






その後はいつもどおり少しお勉強をし、お昼になって終了。


私はたいてい仲の良い幹事さんなどとランチをしてから帰るのが通例になっているので、その席ででも少し幹事の彼女と話をしようかと考えていたのですが(私のことを心配してメールなどくれていたのでその後の経過なども話そうかと)結局、妊婦さんや男性陣も一緒だったので、やっぱりその話はあきらめました。


その後の時間、彼女だけお茶に誘うことも可能でしたが、ずっと妊婦さんと一緒で私も疲れ切っていて・・・(変に1人で緊張してるから)今日はいいやと思って帰ってきました。


案の定、うちに着いたら倒れこむようにして爆睡


昨日の自分はよく頑張ったと思いたいです


どうなることかと思ったけど、よく乗り切った


この経験が今後の力になっていきますように・・・


















久しぶりのタイミング

2009-07-21 | 不妊
この連休に、ダンナと2人で一泊温泉旅行に行ってきました。


流産後に、母が2人で行ってきたら?とすすめてくれていたところです。


母はすっかり常連さんのようになっている場所です。


本当は6月中に、と思っていましたがいろいろあってこの連休になりました。


そしたら偶然、ちょうど排卵日付近だったのです。

ホルモン値や卵のことなどで期待できる要素は少ないですが、それでもわずかの可能性にかけ・・・








そうそう、少し前にちょっと話題になった“妊婦ヌード”

私はさしたる興味もなかったのですが、今回温泉でたまたま出くわして見てしまいました

他に1人か2人子どもも連れていたようで、妊婦だからとか気にする様子は全くなく普通に温泉に入っていました。

間近で妊婦ヌードを目撃したのは初めてだったので、こそこそと観察

結構すごいものですね。

お腹の肉って?皮って?のびるものなんですね

きっと自分が妊娠したときは毎日毎日徐々に大きくなるから、違うんだろうけど・・・。

やっぱりちょっとギョッとしてしまいました。







一時期よりは気持ちの落ち込みも回復しましたが、いまいちすっきりとはいかない感じ。


しょうがないんだよね。


それだけのダメージを受けたんだから。


同じ「流産」と言ってもその人が受けた傷はそれぞれ皆が違う。


だから回復に差が出たって当然。


そう思って自分が癒えるようなことを見つけていくしかありません。


う~ん、今後の私の運命はいかに












揺れる気持ち

2009-07-10 | 不妊
一昨日から気分が沈みがち・・・


昨日は一日仕事だったが、妊婦さんの多いこと・・・


そしてこの時期、お腹が目立ってきた人というのは、私が出産する予定だった頃に出産予定の人・・・ということがわかる。


久しぶりに見えた方でお腹があれっ?って感じになっていて他のスタッフが「もしかして3人目?」なんて尋ねると「ええ、12月なんです」なんて答えているのが聞こえる。(その前に私はマタニティマークをしっかり見つけてるからわかってるんだけどね)


そう、私は本当はこの人より今お腹が大きくなっていたはずなのだ・・・なんて考えてしまう。


あと、今妊娠がわかった人って来年2月くらいに出産予定になるんだよね。


ブログを徘徊してるとよくわかる。


私は11月予定だったのに、あれからもうそんなに月日が経ったのだと実感させられる。


もうどんなに頑張っても38歳で産むことはきっと不可能だろう。


私の職場に来る人は3人目を産もうとしてる人が多く感じる。


だからとても世の中が少子化とは思えない時がある。


「子育て支援施設」なのだから子どもを多く持つ人が来て当然なんだよね。


だって多ければ多いほど、大変だもの。


本当に子育てが大変だっていうことは見たりお母さんの声を聞いたりすることでよくわかる。


でも、どんどん産む人が多いってことはやっぱり子育ての大変さ以上に得るものも大きいからだよね。


う~ん、そういう大変さのスタートラインにも立たせてもらえないってやっぱり辛いよね
















数字の力

2009-07-08 | 不妊
周期5日目の受診してきました


最近はだいたい午前中の診察が締め切られるギリギリの時間に行くようにしています。


朝一番は採卵の人がいてとっても混んでいるし・・・。


トータルで考えると遅く行った方がかかる時間は短い気がして。


ただね、この時間は妊娠してる人も結構行く時間帯なんだよね。


もちろん、お腹が大きくなってる人なんていません。


不妊治療専門のクリニックですから。


確か9週で卒業だったと思うけどね。


今日、久しぶりに内診室に行ったんだけど、ここの内診室は3人が並んで入れるようになっていて。


入口は別だし、境の壁もあるんだけど先生側は一続きだから声も聞こえてしまうのです。


すごく小さい声だけどシーンとしてるから聞こえちゃうんだよね。


自分が妊娠する前には隣から「これが赤ちゃんです」なんて先生の声が聞こえると「いいなぁ~。私も早く言われたい」って思ってました。


自分が妊娠しているときは隣の人に聞こえたらイヤかなぁとか心配したり、隣からも「赤ちゃん」と聞こえると、ああおんなじだ~って思ったりしてました。


でも今日、久々に内診室で待っているとき「赤ちゃんって聞こえてきそう・・・」と思ってたら本当に「これが赤ちゃんね」って聞こえてきちゃったんです


まだ話が続きそうで、思わず両耳をふさいでしまいました。


こんなこと初めてです。


なんだかすごく動揺してしまいそうで。


一度にいろんなことを思い出しそうになって。


ここのところ流産のことは極力思い出さないようにしていたけど、やっぱりあの場所で「これが赤ちゃんですよ」と言われたときのものすごく嬉しく感動した気持ちや、「小さいね・・・」としか言われなくてその後「稽留流産です」と宣告されたときの自分とか、いっぺんに思い出してしまいました。


ブルーになったその後、先生のお話では「FSHがものすごく高くなっちゃってますね(32くらいだった)卵も2つ残ってるし、βhcgもまだ1.7だね」とさらに冷静に追い打ちをかけられ・・・。


「今周期はこのままで、次の生理が来たら3日目に来てください」で終了となった。


なんかものすごくショックだった


FSHが高いって卵胞刺激ホルモンが高いってことで、確か年齢を重ねていくとだんだん高くなってしまうんだよね。


そして妊娠が難しくなっていくんだよね。


私が通うクリニックでは説明会でも言っていたけどこのFSHの値をとても重要視している。


初めの検査で「ななさんはまぁ黄色信号くらいだからまだなんとかなるでしょう」みたいに先生から言われた記憶がある。


今日の値では完全に赤信号だ。


なんかやっとリセットして治療をまた頑張るぞって思って気合い入れてたけど、一気に妊娠できる気がしなくなっちゃった


あれが最後のチャンスだったのかなって。


神様が与えてくれた最初で最後のチャンスだったのかもしれないって・・・帰り道に思った。


先生も「う~ん・・・」ってちょっとどうしようかなって感じで「これだけ高いとピルを飲んで調整って言ってもね・・・効かない可能性もあるんだよね」なんて困ってたみたい。


はぁ~あ


クリニックに通っていなければ、こんなFSHなんて一般人が絶対に知らないであろう言葉も、自分の数値も知る必要もなくいたんだろうに・・・。


子どもを何人も産んだ人でさえ知らない知識だけを私たちはどんどん知るはめになる。


そして数値を示されて説明されれば、それを受け入れるよりほかにないもんね。


たまにはね「お医者さんに子どもはあきらめて・・・って言われてたんですけど」なんて人が妊娠したって聞くこともある。


でもそれって医療ミスくらいの確率でしか起こらないよね、きっと。










今日、ずっと待ち時間を過ごすために小説を読んでいたんだけど、その中に書いてあった言葉から連想しました。


ある文具メーカーがまだ未使用の自社商品をどんどん処分する。それは売れ残りで、持っていれば持っているだけで資産と見なされ課税されるから、だったら処分してしまった方が損失として計上できて、まだまし・・・という理由からだと書いてあった。


でも処分の現場を見に行った社員は思うわけです。世界にはノートや鉛筆がなくて勉強も満足にできない子どもたちもいるのにって。日本だってそういう時代はあった。運動会の1等賞の賞品が鉛筆でそれをもらうために頑張った。今の子は鉛筆も消しゴムも使い切る子なんてほとんどいない。ちょっと使ったら飽きて捨てて、また次のを買う・・・という話。


脱線しちゃったけど、私はそこから連想していったわけです。


欲しいところには、欲しいものは届かないんだなって。


今の日本のように食べ物が余っていて、十分食べられるものを捨てる国があり・・・でもその国では私のようにお金をはたいて治療をしてでも子どもを欲しいと願うがかなわないでいたりする。


また今、飢餓に苦しむ国では家族の食べ物がなく困っているのにさらにどんどん子どもが生まれ、また食べさせてあげられずに亡くなっていってしまう現状。


どっちもつらい現状だ。


話がどんどん大きくなっちゃってるけど、今日の帰り道は考えました。


子どものいない未来を考えていくことも大事かな、と。


ほんと・・・妊娠できる気がしない。


でもね、ダンナちゃんには言わないんだ。


戦意喪失してする気もなくなっちゃうかもしれないからね。


今日のことは私だけの心にしまっておきます。


ダンナちゃんにはもう少し希望持ってて欲しいし


ダラダラした愚痴記事でした


せっかく読んでくれたのにごめんね~



















やっと・・・キター!!!

2009-07-04 | 不妊
来ました、来ました!


待ちに待ったリセットです


流産の手術から72日目。


長かった~


でもやっとこれで一段落。


5日目にクリニック受診です。


生理痛は今のところ普通で、そんなに重くなさそうです