6月も早くも半ば、梅雨の季節ですが皆様は如何お過ごしでしょうか。
さて、貴方も貴女もこの時期は梅雨独特の天候、つまり大雨や風水害の脅威が高まる時期ですので、天気予報には高い関心をお持ちでしょう。
筆者の住む東北の山形でも梅雨入りが遅い傾向があるとの予報ですが、その分、降水量を取り戻すかのような気象の動きがあるとの事で、当局を含めて警戒を強めています。
6月10日15時09分に日本気象協会tenki.jpが「エルニーニョ監視速報 エルニーニョ現象は終息 秋にかけラニーニャ現象発生で猛暑か」の題で次のように注意を促しました。
『(前略)
気象庁は、今日10日「エルニーニョ監視速報」を発表しました。それによると、昨年の春から続いていたエルニーニョ現象は終息したとみられます。今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もありますが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高くなっているとのことです(60%)。ラニーニャ現象が発生すると猛暑となることが多いため注意が必要です。
(中略)
5月の実況
5月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は0.0℃で、4月の+0.8℃から大きく下がり、基準値と同値でした。太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、東部で平年より低くなりました。
太平洋赤道域の海洋表層の水温は中部から東部で平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年より強くなりました。
以上から、大気や海洋の状態にはエルニーニョ現象の特徴が見られなくなり、昨年の春から続いていたエルニーニョ現象は終息したとみられます。
今後の見通し
実況では、太平洋赤道域の中部から東部に海洋表層の冷水が見られます。大気海洋結合モデルは、太平洋赤道域の西部から中部で貿易風が強まるとともに、中部から東部の冷水がさらに強まり、秋にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値に近い値か基準値より低い値で推移すると予測しています。
以上から、今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もありますが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高くなっています(60%)。
(中略)
「ラニーニャ(La Niña)」とは、スペイン語で女の子という意味で、「神の子キリスト」を意味する「エルニーニョ」の反対現象ということから名づけられました。
「ラニーニャ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。「ラニーニャ現象」発生時の日本は、梅雨は西日本で、夏は沖縄・奄美で雨量が多い傾向です。また、夏は太平洋高気圧が北へ張り出しやすく猛暑になる傾向があるため注意が必要です。』
今年の夏は、既に強い日差しで生育が早く野菜に影響が出ているとの声が聞かれます。
これからの季節、熱中症や猛暑などへの対策をしっかり、体調管理にも十分にお気を付け下さい。
今年の夏はラニーニャ現象発生で猛暑か!?警戒を!!
6月10日に公開されたエルニーニョ現象監視海域の海面温度偏差
出典:日本気象協会tenki.jp
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さて、貴方も貴女もこの時期は梅雨独特の天候、つまり大雨や風水害の脅威が高まる時期ですので、天気予報には高い関心をお持ちでしょう。
筆者の住む東北の山形でも梅雨入りが遅い傾向があるとの予報ですが、その分、降水量を取り戻すかのような気象の動きがあるとの事で、当局を含めて警戒を強めています。
6月10日15時09分に日本気象協会tenki.jpが「エルニーニョ監視速報 エルニーニョ現象は終息 秋にかけラニーニャ現象発生で猛暑か」の題で次のように注意を促しました。
『(前略)
気象庁は、今日10日「エルニーニョ監視速報」を発表しました。それによると、昨年の春から続いていたエルニーニョ現象は終息したとみられます。今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もありますが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高くなっているとのことです(60%)。ラニーニャ現象が発生すると猛暑となることが多いため注意が必要です。
(中略)
5月の実況
5月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は0.0℃で、4月の+0.8℃から大きく下がり、基準値と同値でした。太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、東部で平年より低くなりました。
太平洋赤道域の海洋表層の水温は中部から東部で平年より低くなりました。太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年より強くなりました。
以上から、大気や海洋の状態にはエルニーニョ現象の特徴が見られなくなり、昨年の春から続いていたエルニーニョ現象は終息したとみられます。
今後の見通し
実況では、太平洋赤道域の中部から東部に海洋表層の冷水が見られます。大気海洋結合モデルは、太平洋赤道域の西部から中部で貿易風が強まるとともに、中部から東部の冷水がさらに強まり、秋にかけてエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値に近い値か基準値より低い値で推移すると予測しています。
以上から、今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もありますが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高くなっています(60%)。
(中略)
「ラニーニャ(La Niña)」とは、スペイン語で女の子という意味で、「神の子キリスト」を意味する「エルニーニョ」の反対現象ということから名づけられました。
「ラニーニャ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。「ラニーニャ現象」発生時の日本は、梅雨は西日本で、夏は沖縄・奄美で雨量が多い傾向です。また、夏は太平洋高気圧が北へ張り出しやすく猛暑になる傾向があるため注意が必要です。』
今年の夏は、既に強い日差しで生育が早く野菜に影響が出ているとの声が聞かれます。
これからの季節、熱中症や猛暑などへの対策をしっかり、体調管理にも十分にお気を付け下さい。
今年の夏はラニーニャ現象発生で猛暑か!?警戒を!!
6月10日に公開されたエルニーニョ現象監視海域の海面温度偏差
出典:日本気象協会tenki.jp
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