今日は、「釜〆」切りで神社で、その家の神様の分だけ宮司にお札を切っていただきます。親の代から同じ数の年神様や御幣束を祀る場所があります。
年徳神・・・新しい年の主祭神であり、神棚にお飾りをして、お祀りします。
三宝荒神(かまどの神)・・・お勝手の守神です。3本か5本で、我が家は5本の御幣束を飾ります。
井戸神(水の神)・・・御幣束1本を飾ります。
トイレの神・・・御幣束1本を飾ります。
その他・・・大神宮様、氏神様(鎮守様)、家屋敷神様、穀物神様、職業神様等があります。
しめ飾りは、3ヶ所分あり、門・屋敷鎮守・かまどの神様の分」があります。
御幣束5本+4本・・・お勝手は我が家は、5本です。
その他・・・お祓いをする物・・・神主が、氏子の頭の上をバサバサとする家庭用のもの2本
以上、親の代からこれだけ、神主からいただきます。そして、神官の家は、総出でお札等の入りしました紙袋を各家庭ごとに小分けして、お札代をいただきます。しかし、神官の家も手薄になり、神社の世話人が委託販売をします。それが、本日の「釜〆」切りです。
我村は、天王様と云いまして「ササラ獅子舞」を五穀豊穣ということで、7月23・24日にお祭りをしていました。しかし、昨今の社会情勢により、この近くの土日でお祭りは実施されています。
今日は、里山のMさんが、「釜〆切り」て何?と云われていましたので、改めて「我が家の御幣束」の数と飾り方を考えてみました。
現在、我が村の氏子は、63軒まで減りました。「父ちゃん」が病院に入院して、私は歩けないので、氏子を抜けたいと云っていた方の家も、多分、まだ、ぬけてしまわないでいるでしょう。ただ、最近は、ご主人が亡くなり一人になった方が、役が出来ないと氏子を抜けてしまった方多々います。中々、村社会を維持するには大変な時代になりました。
こんな中で、天王様は同級生のSちゃんが、頑張って指導をしています。指導者層も厚くなり、良い状況ですが横笛が途絶えてしまいました。この復活をしたいと思いますが、中々、忙しい時代で横笛の挑戦者が出てきません。
それと天王様→「ササラ獅子舞」→五穀豊穣、みな田んぼ(お米)を中心に、いろんなものが繋がっていて、こういうつながりが村人のつながりの深さを感じます。それにどこも人手不足とは・・・
いろいろ日本の歴史の一端を垣間見ることが出来勉強になります。伝統や歴史の奥深さを感じ、改めて日本のDNAである田んぼ(お米)の大切さを痛感しました。