影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのかロバート・B・チャルディーニ誠信書房このアイテムの詳細を見る |
人の言うことをすぐ信じてしまう
そして 簡単に人に心をつかまれてしまう
社交辞令やお世辞もすぐ真に受けてしまうし
他人からの親切や褒め言葉を 好意からくるものだと勘違いしてしまう
そんな自分の甘さと単純さは弱点であるという自覚は以前からあり
その弱さをなんとかしたくて ずいぶん前に読んだ「影響力の武器」という本
読んだことが生かされず 相変わらずなのには我ながら呆れる毎日だけど…
加筆再編された第二版も数年前に出版されていたようで これがその本
Bookデータベースからの内容
『著者は、セールスマン、募金勧誘者、広告主など承諾誘導のプロの世界に潜入。彼らのテクニックや方略から「承諾」についての人間心理のメカニズムを解明。情報の氾濫する現代生活で、だまされない賢い消費者になると共に、プロの手口から人を説得するやり方を学ぶ。』
…とあるとおり 人の心をつかむための様々なテクニックについて詳細に書かれた本
最近 そういった人心掌握のマニュアル本が出ているが さらっと読んだ限りではすべてこの本に書かれている内容をお手軽にしたような感じ
人間の行動に無意識に出てしまう『返報性』や『一貫性』
そして『好意』『希少性』『権威』などに滅法弱いという人間の気持ち
人の心なんて案外単純で簡単につかめるらしい
これらの心理的テクニックを悪用されてしまうとかなり怖いなとは思う
おそらく営業や販売の仕事をしてる人は 無意識か意識的かに関わらず こうした駆け引き多少なりともしてるのだろう
日常生活でもごく自然に上手に使える人もいるだろうし
そういうモテる人にとっては 使うという感覚ではないのかもしれない
そんな小手先のテクニックも 生きていくには必要なのかもしれないけど…
そうやって安易に心つかんだり放したりされるのも わかっちゃったときに辛いなぁと思う
傷だらけにならないようにするには 真偽を見極める目か 相手を最後まで信じきる強さか
どちらか持ってないとダメかもしれない
どっちも持ってない場合は…
自分でひとつひとつ傷をふさいで治してくしかないんだろな 多分