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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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マリンバ伴奏による小椋佳の世界

2020年04月03日 | 歌謡曲
今日は「歌謡曲」

めずらしいCDがあったので紹介。
小椋佳の歌にマリンバのみの伴奏で録音されたもの。

「Take Your Time ~マリンバの世界へようこそ~」
マリンバ伴奏:大石真理恵
ボーカル伴唱:小椋佳
録音:2011年

鍵盤打楽器のみの伴奏に小椋佳が歌うという変わった録音である。

ジャケットはイラストで今一の感じはする。
私なら風景絵かマリンバの写真のみにしたかった?

写真のように小椋佳がマリンバを演奏している訳ではない。
左側の女性がマリンバ奏者の「大石真理恵」さんである。

今回の録音は、大石さんが「歌とマリンバのコラボがあってもよいのでは」と思い、小椋さんに声をかけて実現した。
小椋佳さんは、ボーカルではなく「伴唱」と言っている。


CDの裏ジャケット

小椋佳の作詞・作曲した曲と大石さんが作曲した曲が14曲収録されている。

CD面のデザイン

録音風景
右側ブースで小椋佳さんが歌を同時録音している様子。

マリンバにはマイクが3本使用しているのが分る。
なので、音楽を聴いていてマリンバの広がりが良く分かる録音だ。

この方がマリンバ奏者の「大石真理恵」さん
東京芸術大学音楽学部を卒業

小田和正、桑田佳祐、MISIAなど多数のアーチストとレコーディングやコンサートをされている。

マリンバは、マレットというもので鍵盤を叩く。本数は2~4本。
ピアノと同じ配列なのだが、ピアノのようには伴奏に向いていないので中々難しく感じる。
しかし、何回も聴いていくと音楽の風景が見えてくる。

誰もが知っている「小椋佳」さん
今もタバコを吸われているようだ。
今回のボーカルは、今までのギター演奏とは異なるし、歌とマリンバしか無いので小椋佳の歌唱力が問われる。その点が聴きたいとも思い購入した訳だが。



感想
今はCDをほとんどネットで購入しているが、今回のCDは店頭でたまたま目に止まったもの。
昔は街にレコード店が何件もあり、本屋で本を立ち読みするような気持ちでレコードを探す楽しみがあったのが懐かしい。

音質は高音質ではある。
マリンバの音質がかなり低い音なので低音が音楽に被ったようにならないように再生出来ないといけない。
小椋佳さんの声質は、ヒット曲が若い時に録音されたものが多いので今の声や歌い方が少し違っているかもしれない。
今までの録音と比べれば、当然ギターやオーケストラの方が良いだろう。
しかし、このような伴奏を1つの楽器で歌っているものも、これはこれで良いと思う。
マリンバという鍵盤打楽器1つで伴奏をこなすのは、マリンバ奏者の腕の見せ所でもあり、なかなか難しいが「景色」を感じてほしかったようだ。
どうしても、打楽器なのでコロコロと聴こえるフレーズが多く感じてしまうが、これも自分が本当にマリンバの良さを理解していないからだろうとも思ったりする。
何回もこのCDを聴いていると、難しいクラシックがだんだん分るようにマリンバ伴奏が深く分ってくるような気がする。

では、また。




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