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岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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シェリングのベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲

2019年08月28日 | クラシック

今日は「クラシック」

曲は

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

ヘンリング・シェリング(ヴァイオリン)

指揮:ベナルト・ハイティング

王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音:1973年4月26・27日

 

この演奏は、音質も良いし私的には一番しっくりくる演奏である。

長年聴いているので、ソフトが3種類もある。

PHILIPSから出ていたレコードは音が良い!

元はDECCAである。

 

さて、

「24bitCD」と「SACD」と「レコード」の音質を比較してみた。

 

 1995年10月にマーキュリー・ミュージックエンタテイメントから発売された
 24bitデジタル・マスタリングCD

もう24年も経ったCDにみえない。

 

 CDは見開き紙ジャケットで、その裏面。

オリジナルのデザインになっている。

 

 CD紙ジャケットの右上に「6500 531」と番号があるがオリジナルLPの品番と思う。

 

オーケストラの大音量は100dbB

人間が耐えられる大きな音は120dB

16bitのダイナミックレンジは96dB

24bitのダイナミックレンジは144dB

なぜか、

SACDのダイナミックレンジは120dB以上とある。録音周波数帯域が違うのであろう。

 

 

24bit Foremat,High-bit Masterringのシステム

HRMONINIA MUNDI社の装置を使用して24bit/16bit変換したCD-Rを作製

 

現代の録音スタジオでも24bitであるそうだ。

 

 こちらは、2014年のSACD、DSD盤のジャケット。

ご存じのエソテリックが限定盤で販売しているもの。

この限定がくせもの?

しかし、3394円なので良心的ではある。

 

 SACDのリマスター・データー

 最近、リマスターよりリミックスし直した方が高音質盤を作れると思っている。

リミックスでは、費用と時間がかかるからやらないのだろうか?

 

 JVCの方が写っているのでビクターが関係しているようだ。

 

 DSDもリマスターしだいで音質が良くも悪くもなると思う。

 

 こちらは、1974年に購入したアナログ・レコード

当時の安物オーディオ装置でも高音質で聴けた憶えがある。

 

 

 LPレーベル

 

 LPジャケットの右上に(6500 531)と先ほどのオリジナル番号がある。

当時はまったく気にもしなかった。

 

 

ラベルには「6500 531 1Y」とある。

 

レコード盤にも「6500 531 1Y」とあるので輸入原盤を使用してプレスされたことになる。

だから、音が良いのである。

大体、日本でカッティングされたクラシックは音が悪い。

ジャケット、またはレコード面を確認して製品品番の下にオリジナル品番を印刷してあるものは大体高音質のようだ。

 

ヘンリック・シェリング

1918年~1988年 69歳没

69歳で亡くなったなんて早すぎる。

どんどん亡くなる方が多く、人生が短いと思うこの頃。

 

 

結論

今回なぜ比較試聴したかというと、SACDがいまいち音が硬いかなと思い、昔の24bitCDを聴いてみたら、これがなんと柔らかい音で聴きやしすかったからだ。

それぞれのソフトを5回くらい聞き比べてみたが、よくよく聞くと

●SACDの音はレコードに近い音はしている。出だしのティンパニーは少し音量が小さく聴こえる。

管楽器は音が大きめであるが、レコードと同じくらい。

大き目に音が聴こえるとはっきりはしているが、硬めの音圧を感じてしまう。

●24bitCDは、ティンパニーは大きく聴こえる。管楽器はSACDほど大きくきこえないので耳当たりが良く聴こえる。

また、24bitCDは全体のオーケストラが非常にやわらかい音でリマスターされているので、初めSACDより音質が良いのか?とも思えてしまった。

●レコードは、比較するとSACDに近い音質と思われる。

音のバランスが取れている。

昔からレコードで一番良い音を聴いていたことになる。皮肉なものだ。

 

よって、私的には音の良い順番として

1.レコード

2.SACD

3.24bitCD

ということにはなるが、なぜか24bitCDが聴いていて心地よいのは、やわらかい音質が影響していると思われる。

CDはまだまだ高音質で作製できる能力があるので、SACDに頼らずCDの高音質化を進めてほしい。

MQCDでは、値段が高額に設定されているし、圧縮に折りたたでいるデーターを戻す装置が必要になってくるのであまり歓迎できない。

 

では、また。

 

 

 

 

 



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