本日は、JAZZで
「プリーズ・リクエスト/オスカー・ピーターソン・トリオ」
1961年録音
「ジャズ・ディスク大賞」録音賞受賞
スタンダード・ジャズとして初心者にも分りやすいアルバムと言われています。
分りやすいといってもJAZZですから、何回も聴かないと良さが分らないという方がいてもおかしくありません。
オスカー・ピーターソンは、カナダ・ケベック州モントリオール 出身。
2007年12月23日に82歳で亡くなりました。
「鍵盤の皇帝」の異名をとる。
好きなピアノは、オーストリアの「ベーゼンドルファー製」 (ヤマハの子会社)
廉価盤のジャケット(帯なしの状態)
ベースの「レイ・ブラウン」は、有名な人で私も「MJQのライブ」にサプライズで参加したので観ました。
彼は、MJQのベースを担当していた時代がある。
1曲目「コルコヴァド」の初めに聞こえる音は、「シンバル?」と勘違いしている方がおられますが、実は「ピアノ線をジャラ-ンと弾いた音」です。
アントニオ・カルロス・ジョビンの作品で、
英語題名は「静かな夜の静かな星」(Quiet Nights Quiet Stars)
マイルス・デヴィスやスタン・ゲッツの名演もある。
2曲目の「酒とバラの日々」がピーターソンでは有名。
ヘンリー・マンシーニ作曲。
SIDE Bの
1曲目「ユー・ルック・グッド・ツゥー・ミー」や
5曲目「グッバイJ.D」がなかなかJAZZぽっく良い曲。
全体的にJAZZ喫茶で珈琲を飲みながらゆったりした気分で聴く感じの音楽かな。
だから、長く名盤になっているのでしょう。
家にあるレコードは、1500円の廉価盤。(ジャケット写真は超有名!)
しかし、いつも言うように「廉価盤をバカにしてはいけないよ!」
このアルバムを何十枚も収集しているマニアが雑誌に載っていましたが、その方曰く「一番音が良いのは、1500円盤である!」と言っておられました。
オリジナルより?そうなんでしょうね。
やはり、時代が進み新しい「カッティング・マシン」でレコードを作った方が音は良くなっている気がする。
(後で、その話が出てくる)
オーディオ的には、「レイ・ブラウン」のウッド・ベースを如何にいい感じで再生させるかが肝だ。
限定盤1500円シリーズ。
こちらは、ネットで売られていた「USA オリジナル盤」ジャケット。
ジャケットは、「コーティング処理」してある。
写真が、日本盤と比較すると鮮明に写っているし、少し画面が多く写っている。
右上の「STEREO」文字が少し大きい。
右下のVerveの横に何か文字がある?
廉価盤の「STEREO」文字。少し小さい。
廉価盤の裏ジャケット
プロデューサー「ジム・デイビス」という方が良かったみたいですよ。
彼に捧げた曲が「グッバイ J.D」である。
オスカー・ピーターソンは、「Verve」から「マーキュリー」に移籍したためこの曲を作った。
ライナー・ノーツ
ライナーの裏は、「レコードの宣伝」
「ナイト・トレイン」も有名。
ワルター・ワンダレーの「サマー・サンバ」は名曲。
オルガンのボサノバ。夏に聴くと涼しい!
この時代は、ボサノバ・ブーム。
スタン・ゲッツとアストラッド・ジルベルト(歌)の「イパネマの娘」は超名曲。
この曲のアストラッド・ジルベルトの歌は、スタン・ゲッツなどの録音が終わってから彼女の歌を入れたいとなり、後で歌をオーバー・ダビングしたためスピーカーの左から歌が聞こえる。この話を知っていると少しおかしく聴こえてしまう。
廉価盤レコード。
ライナーの中に、ドイツの「SAL74」システム、SX-74でカッティングがしてあると書いてあった。
通常は、帯に大きく「SX-74」と書いてあるのが普通なので今回までまったく意識していなかった!
「優秀録音」で「高音質カッティング」なら音が良いに決まっている。
先ほどの「オリジナル」より高音質が納得する。
廉価盤
通常のVerveのラベルと異なる。
題名にカタカナで日本語が書いてある。
こちらは、US盤のオリジナル・ラベル。
「T」のような文字のデザインが真ん中にある。
「RECORDS」の書体が違う。
曲目の時間が表示してある。
このアルバムは、Hi-Res 96kHz/24bit でも発信されています。値段が3000円する。
CDでは、20年も前に 24bitハイ・クオリティCDが出ているのでそれでもかなり高音質と思います。
楽しんでいただけましたか?
いままで毎日を時間に流されて生活していたのか?
購入してそれだけで満足してしまっていたのか?
ブログを書くようになってから物を深く、詳細に観るようになって今までがいかに物を観ていなかった!と思うこのごろ。
では、また。