A collection of epigrams by 君塚正太

 君塚正太と申します。小説家、哲学者をしています。昨秋に刊行されました。本の題名は、「竜の小太郎 第一話」です。

12月18日(木)のつぶやき

2014年12月19日 01時47分01秒 | 既刊本

文学とはなんであろうか。ショーペンハウアーの定義によれば文学の中には哲学も含まれる。とはいっても、なかなかしっくりくる文学の定義が思い浮かばない。でも思うのが哲学を除いた文学に共通するのは圧倒的な独創性であろう。誰の力も借りず、日常生活の些細な部分を題材に情味豊かに創作できるのは


文学ぐらいのものであろう。私が思うに文学とは究極的な心理学に他ならないと思う。知らず知らずのうちに自分の深層心理が文章に現れるからである。自分の書いた小説を読み直して、随分今の時分の考えとは違うなどと思うのは日常茶飯事である。書き続けることによって人は自分自身を振り返るのである