窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オオハクチョウ、続々到着

2021-03-18 21:39:51 | オオハクチョウのいる風景

野付湾の氷が割れ、流れ出して行きます。海面が日に日に広がってきました。

これを待っていましたとばかり、オオハクチョウが本州から渡ってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

          ★ オオハクチョウ、続々到着 ★

3月に入り、行くたびに湾内のオオハクチョウが増えてきています。カウント

しただけで1000羽以上の個体がやってきています。

沖合に白い姿が並んでいます。快晴の空と青い海面。オオハクチョウの白が

浮き上がって見えます。その群れの中から飛び立って川の河口に飛んできます。

真水を飲みにやってきます。潮が引き浅くなった干潟に降り、真水を美味そうに

飲む姿、遠き本州からの疲れを癒し、ほっとしているように見えます。

本州から来たと分かるのは、頭やお腹が赤錆色が付いている個体が混じって

いるからです。本州の水田で付着した鉄分の色が浸み込んでいるようです。

これから増々赤錆入りの個体が増えてきます。


オオワシとオジロワシが集まる光景

2021-03-17 21:57:38 | ワシのいる風景

オオワシとオジロワシが多数集まってくる光景は根室地方でしか見られない。

野付湾や風連湖の氷上に集まってくる異様な光景。明治時代から始まった氷下

待ち網漁に起源がありそうです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

        ★ オオワシとオジロワシが集まる光景 ★

根室海峡でスケソタラやマダラ、コマイが大量に獲れていた時期がありました。

その時期にはオオワシが6000羽以上、オジロワシも多数が冬季棲息していまし

た。漁師が獲ってくる魚のおこぼれを目当てに集まっていたワシたちです。

最近は漁獲が減り、以前に比べると極端に減少しているように見えます。食べ

物がないから当然です。渡ってきている個体がどのくらい減っているかは分か

りませんが減っているのではなく分散しているようです。

今季は12月、1月の寒気が厳しく風蓮湖と野付湾は例年より早く全面凍結しまし

た。氷の厚さは60㎝を超えました。多くのワカサギ釣り目当ての釣り人が車で

風蓮湖に乗り入れ、湖面には車の轍(わだち)がたくさんできました。

氷下待ち網漁をする漁師さんたちも沖合に設置した網まで軽トラックで行く人

増えました。例年ならスノーモービルで走り回っていた人たちが。

私も怖々、車を走らせました。岸から歩き待ち網のところに行くより楽でした。

今季は岸寄りに設置された網を上げるときには、ワシたちは多くは集まりませ

でした。たぶん魚が多く入っておらず、おこぼれが少なかったのです。

歩き回り、双眼鏡で探し回り、湖の真ん中の方で集まっているワシたちをよう

やく見つけました。警戒の強いワシたちが釣り人を避け、岸の方の網には寄ら

ないような傾向が出ている感じです。

歩きだし40分、岸から4、5キロのあたりでしょうか、網あげしている夫婦の

漁師さんの周りにオオワシとオジロワシが300羽以上氷の上に降り、待機して

います。雑魚として投げられるヌマガレイやカジカ、ギンポを誰より先に捕って

行こうとしているワシたちです。

 


オオワシとオジロワシが集まる光景

2021-03-17 21:57:38 | ワシのいる風景

オオワシとオジロワシが多数集まってくる光景は根室地方でしか見られない。

野付湾や風連湖の氷上に集まってくる異様な光景。明治時代から始まった氷下

待ち網漁に起源がありそうです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

        ★ オオワシとオジロワシが集まる光景 ★

根室海峡でスケソタラやマダラ、コマイが大量に獲れていた時期がありました。

その時期にはオオワシが6000羽以上、オジロワシも多数が冬季棲息していまし

た。漁師が獲ってくる魚のおこぼれを目当てに集まっていたワシたちです。

最近は漁獲が減り、以前に比べると極端に減少しているように見えます。食べ

物がないから当然です。渡ってきている個体がどのくらい減っているかは分か

りませんが減っているのではなく分散しているようです。

今季は12月、1月の寒気が厳しく風蓮湖と野付湾は例年より早く全面凍結しまし

た。氷の厚さは60㎝を超えました。多くのワカサギ釣り目当ての釣り人が車で

風蓮湖に乗り入れ、湖面には車の轍(わだち)がたくさんできました。

氷下待ち網漁をする漁師さんたちも沖合に設置した網まで軽トラックで行く人

増えました。例年ならスノーモービルで走り回っていた人たちが。

私も怖々、車を走らせました。岸から歩き待ち網のところに行くより楽でした。

今季は岸寄りに設置された網を上げるときには、ワシたちは多くは集まりませ

でした。たぶん魚が多く入っておらず、おこぼれが少なかったのです。

歩き回り、双眼鏡で探し回り、湖の真ん中の方で集まっているワシたちをよう

やく見つけました。警戒の強いワシたちが釣り人を避け、岸の方の網には寄ら

ないような傾向が出ている感じです。

歩きだし40分、岸から4、5キロのあたりでしょうか、網あげしている夫婦の

漁師さんの周りにオオワシとオジロワシが300羽以上氷の上に降り、待機して

います。雑魚として投げられるヌマガレイやカジカ、ギンポを誰より先に捕って

行こうとしているワシたちです。

 


ウミアイサ、カジカを捕る

2021-03-13 15:47:03 | カモ類

割れた氷の割れ目に集まっていたのはホオジロガモだけではありません。

潜りの名人で、魚取りの名人のウミアイサも集まってきています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

        ★ ウミアイサ、カジカを捕る ★

ウミアイサは根室海峡の沖合で数万羽の群れを作り冬季棲息しています。

その一部がやってきています。嗅覚が利く輩が必ずいるもんです。

ウミアイサはホオジロガモに比べ少数で行動しています。普段は大きな群れで

行動するのにこうゆうときは別なようです。

イワシやチカ、ニシンのような群れで行動する魚を追いかけるときは群れにな

り、底生魚を捕るときは単独で潜ります。臨機応変に魚取りができる鳥です。

氷の亀裂に集まってくる魚を狙い、あちこちの氷の割れ目に4、5羽集まって

います。

観察していると効率よく魚を捕っています。嘴に挟んだ魚が暴れているとそれ

を見た仲間が追いかけ、横取りしようとします。さらに目ざといカモメが上か

ら飛んできます。

もちろんあっさり盗られることはなく、逃げ回りながら飲みやすい向きに魚の

向きを変え、大きな口を広げ飲み込みます。

ちょっとでも油断をするとカモメに持って行かれるか、同僚に盗られることが

あります。

それでも落胆せず、すぐに潜って行きます。

潮が止まると潜らなくなり、ゆっくりと羽づくろいを始めます。


ホオジロガモ密集

2021-03-11 20:18:27 | カモ類

野付湾の氷が割れはじめ、氷に通路のような亀裂が入り、広がって行きます。

ぱっくりと開いた小さな海面にいち早くやってきたのは、ホオジロガモです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

           ★ ホオジロガモ 密集 ★

野付湾が全面凍っている間、ホオジロガモは外洋にいます。貝やエビが多い野

付半島周辺は彼らの越冬生息地としては好地です。

氷が張る前は早朝に外海から湾に飛んできます。いざ氷明けとなると真っ先に

飛んでくるのがホオジロガモ。遠くからカモたちが集まっている場所に氷の

上を歩いて接近します。

日中は零度を超しますが、夜はまだマイナス10度以下。氷はしっかりと硬く厚

足元さえ確認して行けば近寄ることができます。

黒くなって見えた鳥の集団はホオジロガモたちでした。割れてできた細い水路

集まり、食べ物を捕りに潜ります。2、3センチのアサリが多く、彼らにと

っては嬉しくてたまらない場所です。

アマモの中にはホッカイシマエビがいて、捕獲すればすぐに丸のみです。

観察していると氷の割れ目にはたくさんの魚やエビが集まり、とってもとって

やって来るようです。頻繁に潜る姿にただただ感激。エネルギーをいただき

ます。