窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オオハクチョウ着氷

2019-12-04 23:12:15 | オオハクチョウのいる風景

オオハクチョウがアマモの藻場から真水を飲みに湿地の中にある池にやってきます。

塩水に生えるアマモを食べてるとどうしても塩分を多く摂るために真水を補給しなければ

なりません。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ★  オオハクチョウ着氷  ★

夫婦や子連れの家族で三々五々池にやってきます。寒気がやってきて池は凍り始めています。

それでもまだ薄氷なので、一部が凍らないで水面が出ています。

その情報が伝わるのでしょうか、湾内にいるオオハクチョウたちが集まってきます。

低空でやってきて着氷に入る態勢が撮れましたので報告します。

2羽で飛んでくると滑空態勢にはいります。体を水平から斜め上にたて、脚を下して

きます。

翼で前後に羽ばたき、ブレーキをかけます。脚を下し、前の方へ突き出します。

膜のついた指を広げ、空気の抵抗を大きくして氷の上に着地して行きます。

水面だと水しぶきを上げ滑って行きますが、氷の上だとつるつると滑り、ブレーキが

掛けずらそうです。脚の裏面を使い抵抗力を大きくします。

脚をより前に出し、体のバランスをとります。翼を羽ばたかせ、脚の負担を押さえます。

最後は尾羽を着け、体が前のめりにならぬようにスピードを落とします。

最後に脚を立て体を起こすと、着地成功です。

降りたことを互いに鳴きながら喜び合います。