窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

メジロとマユミ

2019-09-18 20:12:05 | 山野の鳥

メジロが庭のマユミの木にやってきます。今年はマユミの実がたくさん実りました。

天候があまり良くなかったので、果皮の色だしが悪いのではないかと思いましたが

ピンクの発色がよく、目で楽しめる色合いになってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

            ◆  メジロとマユミ  ◆

根室地方に来てマユミの木を知りました。花の無くなった秋に一花咲かせるみたいな

戦略が好きです。果皮を桜の花みたいにピンクに色づかせ、熟すと果皮がかぱっと4つ

に割れます。

中から鮮烈なオレンジの実が4つに割れた果皮にぶら下がって出てきます。見た目、

美味そうに見えます。惹かれて鳥たちがやってきます。

最初に来たのはヒヨドリ。続いてハシブトガラ。集団でやってくるのはメジロです。

朝日が当たっているときに毎日やってきます。小さな声を出しながら木に潜り込む

ように枝に取りつきます。

止まると頭を低くしてマユミの実を下から覗き込み、食べごろの熟した実をつまんで

飲みこみます。どれもが熟しているわけでもなく、つまんで飲み込むと次に移動し、

1個、1個採って行きます。

素早いので、カメラに収めるのもタイミングが必要で、慣れるまでにちょっとかか

りました。滞在時間、わずか4、5分。やってきて熟した実だけ採り、たちまち

移動して行きます。

木に止まってしまうと全くの保護色。動かない、鳴かなければ、おそらく存在を

見過ごしてしまう忍者軍団です。