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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

飛ぶときカモメたちは脚をどうしてる

2020-01-22 16:21:23 | カモメ類

海が荒れると沖合で生息していたオオセグロカモメやシロカモメ、ワシカモメ、

セグロカモメなどの大型カモメが退避して野付半島の海岸に来ます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

      ★  飛ぶときカモメたちは脚をどうしている  ★

何気なくカモメが飛んでいるのを見て、さて脚はどうしてるかな、と思うこ

とはほとんど無関心。

いつも見ている岸辺で飛ぶカモメたちは脚を出しています。と思っていました。

1枚の写真を見るまでは。だらりと脚を出して飛んでいたカモメが写ってい

ます。

連写していた写真だったので、次々1枚1枚を見てみました。するとすぐに

脚をお腹の羽の中にしまい込み、全く見えなくなっています。てっきり脚を

後ろに伸ばし、ぴたりと尾羽の下に密着させ飛んでいるもんだと考えていま

した。

シギやツル、サギ、ワシ・タカ類もみな脚を後方に伸ばし、飛んでいます。

そのメージが固定概念として定着してしまっていたんです。

カモメは、と気にしてみると見事にお腹の羽の中に仕舞いこんでします。

ジェット機が離陸した後に車輪を機体に収納してしまい、音速以上のスピ

ードの効率を上げるように設計されているのと同じです。

飛行機の設計にカモメの体形がきっと参考にされていると示唆されます。

特にシロカモメやワシカモメなど北極海の強風の中で生息しているカモメの

フォルムはとても参考にされているはずです。実際、冬季に飛ぶシロカモメ

の無駄のない流線型のボディーラインはほれぼれとするものです。

脚を仕舞うことで空気の流れに抵抗が無くなり、強風に立ち向かいながら

力強く飛んでいる姿は、これぞ理想的な体形だと断言できます。

大きな足が素早く仕舞われる姿を見ながら、愉しんでます。

 


大型カモメが集まってます

2020-01-08 14:27:37 | カモメ類

前日に嵐が吹き荒れると、沖合から港に風をよけ退避してくるカモメたちが

います。冬季、根室海峡で過ごす彼らはほぼ大型のカモメたちです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

       ★  大型カモメが集まってます  ★

港はオホーツクから降りて来た寒気で全面凍っていて、氷の厚さが10㎝以上に

なっています。

集まっているのはオオセグロカモメ、セグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメ

4種が中心。どんの種も大型。なかでもシロカモメとワシカモメは北極海で

生活するカモメです。北極海の荒れた天候の中、強風に曝されながら飛び回る

強靭な翼を持つカモメです。

真ん中で立っているのがワシカモメ。翼の先が灰色と白が交互に並ぶ。手前の白い大型の

カモメはシロカモメ。翼の色が灰色、黒味が強いのがオオセグロカモメ。薄いのがセグロ

カモメです。

多くの個体はカムチャッカ半島やアリューシャン列島、千島列島などまで南下

します。ですから根室海峡にやってくるのはほんの一部にすぎないようです。

それだけ根室海峡の天候や魚の量が彼らに好まれる条件がそろっているのか

なと思っています。

ワシカモメはシロカモメに比べると数的に多くはなく、目立ちません。

 


カモメ・退避

2019-11-23 21:58:14 | カモメ類

冬カモメの季節になりました。夏季にウミネコが北上してきて根室海峡で過ごしていましたが、

11月に入って北から渡ってきたカモメと入れ替わりました。

おばんです。小太郎ででごじゃります。

               ★  カモメ・退避  ★

北極海で繁殖するシロカモメやワシカモメ、カムチャッカ半島や千島列島で繁殖している

オオセグロカモメやセグロカモメなど大型のカモメが増えてきました。

根室海峡に入ってくる魚を食料にして越冬します。天候が穏やかな時はほとんど沖合で

過ごし、陸地にはあまりやってきません。

爆弾低気圧や強力低気圧が通過して行く時に吹く強風が来ると、さすがの強靭なカモメも

陸地にやってきます。

いつも女房に言うのは悪天候に大チャンスあり。日ごろ巡り合えない生き物に出会える

かもしれないワクワク感があります。野付半島は根室海峡に突き出ているので、風をよけ

に来るカモメが集まってきます。

集まる場所はその日、その時で違います。ただ、半島は細長いので道沿いに走っていれば

カモメが集まっているところに行けばいいのです。

強風吹きすさぶ北極の海に慣れたカモメでさえ飛び辛い時はあるのです。防波堤の陰や風が

当たらない海岸に降り、前傾して風を避けています。

こういう時こそ近くまで寄って行けるのです。ただし自分も風に煽られ、立っているのが

大変な時があります。

オオセグロカモメやセグロカモメ、シロカモメが多く、その中にまだ南下しないウミネコ

が混じり、これから増えるワシカモメが混じります。

多く集まっていると、ついいつでも見ることができると思ってしまいます。でも違うんですよ。

集まっていることが異常なのです。強風あってのことで、普段は見ることができないんです。

これが分かるまでに10年かかりました。


ユリカモメとウミネコ

2019-11-09 22:52:13 | カモメ類

野付湾に注ぐ春別川の河口は満潮干潮の影響をとても強く受けます。潮位の差が大きい時は、

干潮の時、川の中に中州が現れます。そこはカモメやカモが休息するのに利用する好ポイントに

なります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

              ★  ユリカモメとウミネコ  ★

夏季、根室海峡で過ごしたウミネコとロシア北部で繁殖していたユリカモメが集団で集まって

いました。ウミネコとユリカモメはこれから南下して行きます。

ウミネコは根室海峡で小魚やイカなどを捕り、真水を飲みに川にやってきます。ついでに

水浴びをし、中州で羽を乾燥させがてら休んでいきます。

ユリカモメは潮が動くときに川を上ってくる小魚の群れを狙って、集まってきます。特に

潮が満ちてくるときは海から水が遡上する勢いで、たくさんの小魚が水底から舞い上げら

れるプランクトンや水生昆虫を狙って水面近くで動き回ります。

ユリカモメは小魚を狙い飛び回ります。潮が満ちで来ると川の流れが止まってきます。

それまで活発に飛び回っていたユリカモメは休むためにまだ顔を出している中州に休みに

来るのです。

ウミネコとユリカモメ。この2種だけがそろって集まることは、おそらく今の時季にしか

見られない組み合わせです。これから南下して行く者同士、しばらく滞在して、寒気が

降りてくるとともにいなくなります。