窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

カモメ・退避

2019-11-23 21:58:14 | カモメ類

冬カモメの季節になりました。夏季にウミネコが北上してきて根室海峡で過ごしていましたが、

11月に入って北から渡ってきたカモメと入れ替わりました。

おばんです。小太郎ででごじゃります。

               ★  カモメ・退避  ★

北極海で繁殖するシロカモメやワシカモメ、カムチャッカ半島や千島列島で繁殖している

オオセグロカモメやセグロカモメなど大型のカモメが増えてきました。

根室海峡に入ってくる魚を食料にして越冬します。天候が穏やかな時はほとんど沖合で

過ごし、陸地にはあまりやってきません。

爆弾低気圧や強力低気圧が通過して行く時に吹く強風が来ると、さすがの強靭なカモメも

陸地にやってきます。

いつも女房に言うのは悪天候に大チャンスあり。日ごろ巡り合えない生き物に出会える

かもしれないワクワク感があります。野付半島は根室海峡に突き出ているので、風をよけ

に来るカモメが集まってきます。

集まる場所はその日、その時で違います。ただ、半島は細長いので道沿いに走っていれば

カモメが集まっているところに行けばいいのです。

強風吹きすさぶ北極の海に慣れたカモメでさえ飛び辛い時はあるのです。防波堤の陰や風が

当たらない海岸に降り、前傾して風を避けています。

こういう時こそ近くまで寄って行けるのです。ただし自分も風に煽られ、立っているのが

大変な時があります。

オオセグロカモメやセグロカモメ、シロカモメが多く、その中にまだ南下しないウミネコ

が混じり、これから増えるワシカモメが混じります。

多く集まっていると、ついいつでも見ることができると思ってしまいます。でも違うんですよ。

集まっていることが異常なのです。強風あってのことで、普段は見ることができないんです。

これが分かるまでに10年かかりました。



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