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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オジロワシ、サクラマスを捕る

2022-08-13 17:26:44 | ワシのいる風景

サクラマスが遡上するために滝つぼに集まる。狙ってオジロワシが張りつく。

おばんです。小太郎でごじゃります。
 
 
           ★ オジロワシ、サクラマスを捕る ★
 
毎年ここで営巣するペアがいる。8月に入るとヒナが巣立つ。
 
 
魚捕りの練習に最高のポイントになる。
 
 
滝に立ち向かうサクラマスは時々休む。瀬に乗り上げて4、5匹が休む。
 
 
木に止まっているオジロワシからは丸見え。急降下すれば簡単に捕れちゃう。
 
いい練習場所なのだ。
 

 


忠類川を覗く

2022-08-10 17:11:51 | ワシのいる風景
 夏季、根室地方に雷が鳴るとほっとする。学生の頃、霧多布岬(湯沸岬)
で調査していた時の感想。
 
おばんです。小太郎でごじゃります。
 
     
             ★ 忠類川を覗く ★
 
海霧が無くなり、快晴が多くなる。ほとんどの鳥の繁殖が終るからだ。
 
三日前に雷が鳴った。知床連山にはかなり雨が降ったらしい。
 
そこで暴れ川、忠類川に行ってきた。
 
 
忠類川は、千島列島へと続く山並み・知床連山の基部に位置するサマッケヌ
プリ岳の湧水を源流とする。
 
原始性の高い川。
 
 
ずっと雨量が少なく、遡上サクラマスが瀞や瀬にたくさん待機していた。
 
 
増水するとサクラマスが一斉に滝登りを始める。いよいよ産卵床を求め、
上流に向かうのだ。
 
 
となるとドラマが生まれる。

 


夏季のオジロワシ

2022-07-30 16:52:15 | ワシのいる風景

 夏季の野付半島の海岸線は静か。冬季みたいに海がうねらない。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ★ 夏季のオジロワシ ★

根室海峡の沖合はカモメたちの姿が見えるが海岸線は寂しいもんだ。

海から打ち上げられるものが少ないせいか、オジロワシもどこかに行っている。

時たま見つけるとカラスに追われていることが目につく。

オジロワシがカラスのヒナを狙うせいだ。


オジロワシ、旅立ち

2022-06-03 17:33:07 | ワシのいる風景

5月のはじめ、野付半島には100羽以上のオジロワシが集まっていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

           ★ オジロワシ、旅立ち ★

毎年同じ光景が見られます。オオワシはすでにいなくなり、オジロワシの若い

連中が集まっています。

この時季だけに見られる光景です。定置網から捨てられる魚を食べに来てるの
かなと思っていましたが、5月半ばには個体数が急に減るのです。
 
残っているのは成鳥だけです。すでに抱卵して営巣の真っ最中。若い連中は
何処に行ったのか。営巣地に縄張りを持っていない若たちはカムチャッカ半島
に向かうために出発の準備をしていたのです。
 
成鳥たちは早く営巣地に到着して縄張りを確保しなければいけません。若たち
早く着いてもまだその力が無いことを知っているのです。
 
 
まだ厳しい天候の現地に行くより待機して渡る方が得策ということを知ってい
るのでしょう。
 
6月、すでに彼らはカムチャッカに到着。新しい生活を始めているはずです。