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窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

氷が落ちた河口にオジロワシが集まっている

2021-03-29 20:48:15 | ワシのいる風景

3月も後半。寂しいことだけど凍れが融けていきます。河口に張っていた厚い

氷が少しずつ落ちてきました。干潮になると浅瀬の底が見えてきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

      ★ 氷が落ちた河口にオジロワシが集まっている ★

春の河口は食べ物が多いらしい。オジロワシの成鳥やまだボロ雑巾みたいな羽

色の幼鳥まで集まっています。

狙いは遡上してくるアメマスやヌマカレイなどが考えられます。じっくり観察

しないとわかりません。でも食べ物があるから来ているのでしょう。

水が引いた川底や中州の氷の上、川沿いの木々に止まり川を見ています。川面

の水面が動けば緊張が走ります。素早く飛び出し、魚を狙うはずです。

冬の間、氷に覆われ見えなかった猟場です。凍る前は遡上して行くたくさんの

サケを狙った場所。オジロワシたちにとり大切な場所です。

しかも幼鳥にとっては獲物捕りの練習場所になっています。

低空飛行で飛び出した幼鳥が水面にアタック。水深30㎝ほどのところに入り

ました。素早く出て掴んだのは小さな魚かな。

猟ができる時間は3時間ほどでしょうか。満潮に向かって水位が上がってくる

のはびっくりするほど速いです。


オオワシとオジロワシが集まる光景

2021-03-17 21:57:38 | ワシのいる風景

オオワシとオジロワシが多数集まってくる光景は根室地方でしか見られない。

野付湾や風連湖の氷上に集まってくる異様な光景。明治時代から始まった氷下

待ち網漁に起源がありそうです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

        ★ オオワシとオジロワシが集まる光景 ★

根室海峡でスケソタラやマダラ、コマイが大量に獲れていた時期がありました。

その時期にはオオワシが6000羽以上、オジロワシも多数が冬季棲息していまし

た。漁師が獲ってくる魚のおこぼれを目当てに集まっていたワシたちです。

最近は漁獲が減り、以前に比べると極端に減少しているように見えます。食べ

物がないから当然です。渡ってきている個体がどのくらい減っているかは分か

りませんが減っているのではなく分散しているようです。

今季は12月、1月の寒気が厳しく風蓮湖と野付湾は例年より早く全面凍結しまし

た。氷の厚さは60㎝を超えました。多くのワカサギ釣り目当ての釣り人が車で

風蓮湖に乗り入れ、湖面には車の轍(わだち)がたくさんできました。

氷下待ち網漁をする漁師さんたちも沖合に設置した網まで軽トラックで行く人

増えました。例年ならスノーモービルで走り回っていた人たちが。

私も怖々、車を走らせました。岸から歩き待ち網のところに行くより楽でした。

今季は岸寄りに設置された網を上げるときには、ワシたちは多くは集まりませ

でした。たぶん魚が多く入っておらず、おこぼれが少なかったのです。

歩き回り、双眼鏡で探し回り、湖の真ん中の方で集まっているワシたちをよう

やく見つけました。警戒の強いワシたちが釣り人を避け、岸の方の網には寄ら

ないような傾向が出ている感じです。

歩きだし40分、岸から4、5キロのあたりでしょうか、網あげしている夫婦の

漁師さんの周りにオオワシとオジロワシが300羽以上氷の上に降り、待機して

います。雑魚として投げられるヌマガレイやカジカ、ギンポを誰より先に捕って

行こうとしているワシたちです。

 


オオワシとオジロワシが集まる光景

2021-03-17 21:57:38 | ワシのいる風景

オオワシとオジロワシが多数集まってくる光景は根室地方でしか見られない。

野付湾や風連湖の氷上に集まってくる異様な光景。明治時代から始まった氷下

待ち網漁に起源がありそうです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

        ★ オオワシとオジロワシが集まる光景 ★

根室海峡でスケソタラやマダラ、コマイが大量に獲れていた時期がありました。

その時期にはオオワシが6000羽以上、オジロワシも多数が冬季棲息していまし

た。漁師が獲ってくる魚のおこぼれを目当てに集まっていたワシたちです。

最近は漁獲が減り、以前に比べると極端に減少しているように見えます。食べ

物がないから当然です。渡ってきている個体がどのくらい減っているかは分か

りませんが減っているのではなく分散しているようです。

今季は12月、1月の寒気が厳しく風蓮湖と野付湾は例年より早く全面凍結しまし

た。氷の厚さは60㎝を超えました。多くのワカサギ釣り目当ての釣り人が車で

風蓮湖に乗り入れ、湖面には車の轍(わだち)がたくさんできました。

氷下待ち網漁をする漁師さんたちも沖合に設置した網まで軽トラックで行く人

増えました。例年ならスノーモービルで走り回っていた人たちが。

私も怖々、車を走らせました。岸から歩き待ち網のところに行くより楽でした。

今季は岸寄りに設置された網を上げるときには、ワシたちは多くは集まりませ

でした。たぶん魚が多く入っておらず、おこぼれが少なかったのです。

歩き回り、双眼鏡で探し回り、湖の真ん中の方で集まっているワシたちをよう

やく見つけました。警戒の強いワシたちが釣り人を避け、岸の方の網には寄ら

ないような傾向が出ている感じです。

歩きだし40分、岸から4、5キロのあたりでしょうか、網あげしている夫婦の

漁師さんの周りにオオワシとオジロワシが300羽以上氷の上に降り、待機して

います。雑魚として投げられるヌマガレイやカジカ、ギンポを誰より先に捕って

行こうとしているワシたちです。

 


オオワシも飛んでいく

2021-02-18 18:45:04 | ワシのいる風景

風蓮湖の周りの林で待機しているオオワシ。年々数が少なくなっています。

原因は水揚げされる魚が少なくて、風蓮湖に魅力を感じなくなっているのです。

きっと。

おばんです。小太郎でごじゃります。

          ★ オオワシも飛んでいく ★

視力のいいワシは遠くで作業している漁師の網揚げを凝視続けます。動きがある

と止まっていた枝から飛び出し、氷の上を低めに飛んで駆けつけます。

オジロワシに比べ一回り大きいオオワシは、飛ぶとさらに大きく見え、迫力が

出ます。特に黄色い嘴が目立ちます。上くちばしが太くがっちり、かぎ状に曲

がり、強い力で厚く頑丈な皮を引き裂きます。

翼を広げると肩羽の白と尾羽の白が周りの羽の黒と対照的に鮮やかで強烈な印象

です。見事な配色がワシファンをワシづかみにします。

オオワシは日ごろのんびり、ゆったりと飛ぶという印象がありますが、いざと

なるとカモやカモメを追いかけるスピードを出します。

翼の軸が硬く、空気の切り裂いて飛ぶことができます。飛んでてもしなりが少

なく見事な翼を見せてくれます。

ですから遠くでも一目散で飛んで行けるんです。


オジロワシが横を飛んでいく

2021-02-16 18:36:02 | ワシのいる風景

風蓮湖の氷上。オオワシやオジロワシたちが氷下待ち網漁で雑魚として投げら

れるカレイやカジカを狙い飛び交います。

おばんです。小太郎でごじゃります。

 

         ★ オジロワシが横を飛んでいく ★

陸から離れたところの氷上でじっと待機するワシたちは、時々軽トラックや

スノーモービルでやって来る漁師の動向を忍耐強く見守っています。

例年ならどっさと投げられる雑魚ですが、今季は多くありません。ぽいぽい

くらいです。数少ない雑魚を狙い、漁師が去った後にワシたちが飛んできます。

30mほど離れたところで待機してると私の横を通過して行きます。他の場所

では決してありえない行動です。

ワシにとり警戒すれど無視しても盗りたい食べ物です。びっくりするのはこちら

で、大型のワシの飛行姿を撮るのに必死です。