刀身の研磨が終わりました。
このお刀は、切れ味に定評のある某刀匠の作品です。
近衛師団に採用されたほどの高い性能を有しており、その強靭さから古来の製法とは違い、無垢鍛えだとか、スプリング刀だとか、当時から物議をかましました。
実際に、鑑賞研磨を施してわかった事は、世間で言われていることは間違っているようだ!ということです。肌は良く練れた肥前風の梨地で、所々に澄肌が見られます。よほど技量の高い刀匠でないと、これだけのチリチリと詰んだ肌は表現できませんし、無垢であるならば澄肌が現れる理由を説明できません。
焼き刃は、匂い縁の深い見事な丁子を焼いており、古風な趣すら感じられます。地刃共に鑑賞の魅力を十分に秘めており、まさしく実用の美を表す一振りだと思います。
刀身の体配・バランスも素晴らしい!の一言です。
砥石あたりは、日頃研ぐ現代刀や軍刀とは別格で、古刀の様なやさしい研ぎ味でした。驚くべきは、鉄の色です。白けた感じが一切なく、落ち着いた黒い地金が用いられています。
このような名刀が、当時不当な評価を受けてきたことは残念でなりませんが、上の出来だけを見ると、新刀有名刀工に見紛うほどです。
このお刀には、ご依頼者様こだわりの拵えをお作りします!
このお刀は、切れ味に定評のある某刀匠の作品です。
近衛師団に採用されたほどの高い性能を有しており、その強靭さから古来の製法とは違い、無垢鍛えだとか、スプリング刀だとか、当時から物議をかましました。
実際に、鑑賞研磨を施してわかった事は、世間で言われていることは間違っているようだ!ということです。肌は良く練れた肥前風の梨地で、所々に澄肌が見られます。よほど技量の高い刀匠でないと、これだけのチリチリと詰んだ肌は表現できませんし、無垢であるならば澄肌が現れる理由を説明できません。
焼き刃は、匂い縁の深い見事な丁子を焼いており、古風な趣すら感じられます。地刃共に鑑賞の魅力を十分に秘めており、まさしく実用の美を表す一振りだと思います。
刀身の体配・バランスも素晴らしい!の一言です。
砥石あたりは、日頃研ぐ現代刀や軍刀とは別格で、古刀の様なやさしい研ぎ味でした。驚くべきは、鉄の色です。白けた感じが一切なく、落ち着いた黒い地金が用いられています。
このような名刀が、当時不当な評価を受けてきたことは残念でなりませんが、上の出来だけを見ると、新刀有名刀工に見紛うほどです。
このお刀には、ご依頼者様こだわりの拵えをお作りします!