江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

一刀貫の剣究室「切り返し」を考えてみる

2017年08月27日 | 一刀貫の剣究室

さてそろそろ8月も終盤、夏も終わりに近づいてきましたが…まだまだ暑い日が続きますねえ皆様どのようにお過ごしでしょうか。江少剣の稽古もちょっとおやすみ、なので今日は「切り返し」の事をちょっと考えてみようかと思います。剣道において切り返しは「あらゆる要素が入っていてとても大事」、とされているのはもちろん承知。江少剣の稽古でも毎回みっちり行います。間合い、手の内、刃筋、呼吸法、足さばきなどなど、意識をして切り返しをしてみると、まああ難しい。なんて難しい稽古法なのだろうと感じまして。そして思ったようには、全然できない。そこでこの際ちょっとはっきりさせとこうじゃないかと(笑、今回取り上げてみました。

さてまずは、お手本を見てみましょうか。なんでも栄花選手と寺本選手の剣道教室なるものがあったらしく(なんちゅう豪華な!)、そこで元日本一剣士の寺本選手が切り返しを披露しています。動画の1分あたりからです。


さすが元日本一剣士。色々と参考になりますが、まず気が付くのは気合、声ですね。大きくて張りがあり良い声で、そして、途切れない。「メン・メン・メン・メーン…」じゃなくて、「メンメンメンメンメーーーン!」これ。実は気合、発声練習の要素も入ってるんですね。それに自分の技を併せていく。大きな声で、途切らせない。ここ大事に行きたいと思います。そしてまた迫力があって力強いのに、まあ何とも軽やかな。その後の栄花選手の開設も興味深いです。

この動画を見てても良くわかりますが、切り返しの打突は、「大きく」「強く」「速く」「軽く」が大事。ここで、ぬ!と思うわけです。速く強く、打つのに「軽く」なくてはならないんですね。これ結構難しいですね、強く打つのに軽くという事。強く打とうと思うと力が入って重くなりがちですが、それではダメ。力入れずに冴えを出す、と理解すれば良いでしょうか。

まずは何よりやはり、大きく。なるべく大きく打つ、という切り返し法はあっても、小さい切り返しをやってみる、というのはナシ、なのですね。顔の前でちょんちょん打ってるような切り返しは、意味がないって事です。気を付けたいものですね。

また歯筋正しく打つためには、左手が体の中心線を通らないと打てません。相手に刀ぶつけても、歯筋が立ってなければ切れないので意味がありません。瞬時に反撃されるわけです。足さばきも、振り上げた時に右足が出て、打ちおろした時に左足が引き付けられる。下がる時にはその逆。このタイミングが合ってないと、恰好良くありませんし実践的でもありません。また元立ちに竹刀で受けてもらいますが、竹刀が外れた時にちゃんと面に当たってるかというのも大事かと思います。

つまりその切り返しは、相手をちゃんと「切ってるか」という意識が大事なのかなと。まずは大きな声で相手を威嚇し、正しい歯筋と打突で相手を切って、軽やかに連続してそれを繰り返す。はははは、やっぱ難しいですね(泣笑。

こう分解して考えてみると、やはり切り返しはとても大事なんだなと分かります。いやもう当面切り返しだけやってても剣道は相当上達するんじゃないかとすら感じますね。とても大事な切り返し、これからもっと心を入れて稽古したいと思います。

明かるく楽しく元気よく!
ぜひ私たちと一緒に、気持ち良い汗をかいてみませんか!
色々なご質問や、体験入会の御申し込みなど、お気軽にお問い合わせ下さい!
click! 江少剣HPトップへ!
*:.。..。.:*・゜・*:.。..。.:*:.。..。.:*・゜・*:.。..。.:*・゜・*
江東区 で40周年の歴史ある 剣道・剣友会
江少剣 剣士募集!
koshoken@yahoo.co.jp  まで! 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 49歳一刀貫の剣道挑戦記!... | トップ | ●9月のお知らせ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

一刀貫の剣究室」カテゴリの最新記事