江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

51歳一刀貫の剣道挑戦記~百三十四本目!

2020年07月04日 | 一刀貫の剣究室

随分とご無沙汰してしまいました、一刀貫です!皆さまお元気でしょうか。2月になってコロナ禍の影響で江少剣でも稽古ができなくなり、まさかこんなに長引くことになるとは思いもしませんでした。やっと収まりつつあるか!?と思ったらまた感染者増。少しづつ稽古を再開させる動きもあるようですが、完全に元通りの稽古が出来るのは、いつになる事やら…。

さてこのコロナ禍の中みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。今回から何回か、私がこの所感じたこと等を綴ってみたいと思います。

最初に、残念なお知らせ。M村先生が、この7月にお仕事の関係で地元の関西に戻られることになりました。同年代の剣士からは伝説とまで呼ばれた、名剣士。素晴らしく美しい剣風をお持ちでありながら大変ユニークなお人柄でもあり、人間的に大変尊敬しておりました。自主練を行って頂いたり、個人的にも大変お世話になりました。M村先生は実践派でありながら理論派でもあって、色々ご指導を受けながらする稽古は大変楽しくて毎回とても楽しみでした。本当に、ありがとうございました。ご自身の剣道もきっと素晴らしく昇華されて行かれるでしょうが、素晴らしい指導者にもなられるでしょう。このような状況でなければ、最後に心行くまで稽古お願いしたい所でした。それが出来ない事が本当に残念、痛恨です。いつかコロナ禍が済んで、江少剣に出稽古に来ていただいた際には、ぜひまたお願いしたいと思います。

さて。皆さんウガ店長のYoutubeチャンネルはご存じでしょうか。香川県にある百秀武道具店の店長さん(自ら剣道六段)の剣道に関するチャンネルです。剣道に対する真摯な態度、考えに加えて大変ユニークな性格でらして、とても興味深いチャンネルになっています。ぜひご覧になってみてください。
https://www.youtube.com/channel/UCpLvbq2No4EXdnhQZOs56Yg

GW中はライブで子供たちに参加させて毎日素振り1000本、10日で10000本を目指す!というような企画もやっていました。私も最後の最後だけ一緒にやってみたりw。
毎回とても楽しい動画を公開されているウガ店長ですが。過去の動画をパラパラと見ていたら、一つ見落としていたものがありました。それはウガ店長には珍しく「皆さん助けてください」というものでした。

果たして動画をみてみると、視聴者のお母さんからの手紙の紹介でした。息子は中学生で、小学生から剣道をしているが試合に全然勝てない。仲間にも先生にも申し訳なくて仕方がない。本人に止めたらと進言しても、本人は楽しいから続けたいと言っている。という内容に、どう返事したら良いのか分からない(と、おっしゃりながらしっかり答えてらっしゃいましたけどw)、皆さん助けて下さい!という事でした。実際はもっと長い手紙で、どうやら仲間も疎ましく思っている、先生にも叱られている?というような内容でした(詳細違うかも、ご興味のある方は動画をどうぞ。

ふうむ。私がまず思ったのは、この手紙の中の登場人物で、息子君が一番人間出来ているな、という事です。そりゃフザけてだらだら続けるのは(それでも続けた方がいいと思いますけどね)あまり良くないかもしれませんが、好きで真摯に剣道に向き合い続けたいという人に、何の問題があるのだろうか?と思います。それを心配したり、いわんや非難したりなんて。ナンセンスも甚だしい。ただこの問題は、本人よりもお母さんの方を思いやると、ちょっと感覚が違ってきます。やはり負け続けるわが子を見ているのは、辛い部分もあるのでしょう。

コメント欄には好意的な意見がたくさん寄せられ、効果的な稽古方法や、自分も弱かったけど続けたら今は勝てるようになった、頑張ればいつか勝てるよ!など応援メッセージがたくさん並びました。私もおおむね、同じ意見でしたが。ちょっとだけ違うことも感じました。まあもう5か月も前の動画なのでコメント書き込みはしませんでしたが。それは・・・

「負け続けるのって、そんなに悪い事かな?」という事です。

そりゃ勝ち続けるのはカッコいいしとても良い事だと思います。でも少年時代にしっかり負けておくことって、私的には結構良い事だと思うんです。それだけでも、大人になった時の「負け」に、心折れずにそれなりの対処が出来るようになる気がします。さらに「それでも続ける」ことが出来ればもっと素晴らしいし、究極は「カッコ良く負ける」事が出来るようになったらこれはすごい事ではないかと。「勝って格好良く、負けても格好良く」なんて出来たら素晴らしくないでしょうか。試合に勝ってキラキラと輝き、勝ちっぷりを良くするのは簡単。でも試合に負けても気持ちよく、負けっぷり良くするのは中々、難しいものですよね。そこで得られる物って、結構大きい事な気がします。だから親御さんはそんな風に割り切って、負けて心折れそうになってたら手を貸してやる支えてあげる。そうでなければ応援して見守ってあげる、で良いのではないでしょうかね。

これは蛇足かつ偏見かもしれませんが。少年時代に「攻撃されてちと痛い思いをする」というのも、実は結構大事ではと思うんです。大人になって、しょうもない争いごとに巻き込まれなくて済むようになる。相手の攻撃の痛みにある意味「慣れて」おくと、反射的に打ち返すような反応をしなくなります。そういう意味でも、剣道って良いと思うんですよね。やはり相手に攻められて、時にヘンな所打たれてものっすごく痛い思いもしますしね(苦笑。でもそこに悪意は一切ないわけです。だから「許さなければ」ならないわけですね。いやむしろ「痛い」という顔する事すら、相手に失礼、我慢しなければならない。ですから大人になって少々肩がぶつかったり心がぶつかったりした時に、少なくともそこに「悪意があるかどうか」の判断をする余裕が出来るように思います。そして「許せ」れば、諍いは起きません。他の事でも良いと思いますが、色々な理由から私的には剣道が一番良いのではと思いますね。

おっと、久々に更新したら長くなってしまいました。今回はこんなところで。上記意見は極私的なものです、何卒御了解ください。ではまた!

明かるく楽しく元気よく!

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コメント (6)
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