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私立中高一貫校 なぜ医学科・薬学科は留年退学率が高いのか?国試 参考用

2021-10-15 07:38:41 | 日記
先日の続きとも言えます。
まず、国試、国家試験ですね。
医師の国試の合格率は、直近で91%。
かなり高いですね。
だからこそ、医学科入学=必ず医師になれるという考えに結び付くのかもしれません。
薬剤師国家試験の合格率は、
国立81.3%、公立83.6%、私立67.8%
設立主体別の合格率は国立が81.3%、公立が83.6%、私立が67.8%
合格率は73校で31.5~95.9%となっており、合格率90%以上の大学は金沢大学、名城大学、医療創生大学。
合格率40%を切ったのは第一薬科大学、奥羽大学、姫路獨協大学の3校。
新卒受験者だけをみると、東北大学、金沢大学、医療創生大学の3校が合格率100%。
と、医師試験と違い、かなり学校によって幅があるのが実情のようです。

医学科・薬学科は、まず受験生は、国試合格率に注目し、受験する大学を選択します。
ですから、旧帝大など、黙っていても、受験生が来るような大学以外は、
医師試験に関しては対策をします。
でも、薬剤師試験は、国立の場合、大学側が熱心でない場合も多い。
この辺りは、オープンキャンパスや学校のHPに掲載されています。

なぜ留年・退学が多いのか?
それは勉強も試験も難しいからです。
合格率だけ見れば、かなり高いので、ネットなどでは、
医師試験は、運転免許を取得するより簡単という無知な人も実在します。
厚生省のHPに、医師試験・薬剤師試験は掲載されていますが、
かなり難解な試験です。
また、禁忌の問題は必ず回答できないといけない、点数が悪い章でも、最低でも3割、
全体で7割取れないと合格できなど、かなり制約がある試験です。
また、卒業試験に合格していないと、受験させない大学がほぼ全部と言っていいぐらいです。
要するに、実力がないと、受験さえさせてもらえない。
なので、必然的に留年となるのです。
留年もかさめば、退学となっていきます。

特に薬剤師試験に関しては、もう余剰人員なので、国試も以前より難しくなっているうえ、
定員も減らすように、国が働きかけています。
これは、ここ20年ぐらいで、私立の薬科大学が増加した背景もあります。
年配の薬剤師になると、
「その大学、いつできたの?」状態になることも。

よって、留年・退学の多い学部なのです。





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