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私立中高一貫校 わが子進路第3希望を話す

2022-11-30 07:38:09 | 日記
昨日、わが子と、学校の授業の再現をし終わったとき、
「お母さん、私第3希望が出来た」
と、言ってきました。
私は、医療系にわが子は行きたがっていたので、
地元の国立大工学部化学系に希望かと思っていたら、
「お母さん、第3希望は、獣医になりたい」
と言ったので、目が点になりました。
「私、生物部に入って、動物ってすごいなあって思えるようになった。
そっち方面もいいかなって思うようになった」
と、話しだしました。
確かに、中2の担任は、言っていました。
生物部に入って、部長になり、獣医学部を目指してはどうかと…

「でも、犬猫苦手だよね?最近は、畜産農家は減少しているけど、
ペットブームで、犬猫は増えている。
まず、ここをクリアしないと、実習なんて、無理だよ」
と、話しました。
「そこは頑張っていきたいけど、とりあえず第3希望だからね」
と言って、私の部屋から出ていきました。
うーん・・・
わが子は、まだ獣医学部や獣医学科の実情をしらない。
人間の診療をする医学部医学科は、田中角栄の取り計らいで、
すべての都道府県にあります。
薬の薬学は、私立はまああるにはありますが少なく、国公立に至っては、半分もない。
獣医学科は、全国でも6校。
私立も確か10校ぐらいしかありません。
しかも、定員も少なく、学費は、私立になると、
薬学部より一回りかかります。

医学部医学科よりはレベルは下とは言え、
国公立は偏差値60前後です。
まあ、頑張ったら、受かりました。
なんていう人は、まれでしょう。

就職は、恐らく一般的な人は、獣医さんぐらいしか思いつかないと思いますが、
意外と就職先はあります。
え、どこ?
と思われるかもしれませんが、
公務員や家畜診療施設、共済組合などの公的機関はもちろんのこと、
食品メーカーや会社も法律で獣医師を配置しなくてはならないので、
需要があります。
また、少数ですが、動物園や水族館もあります。
ですから、就職先がないということはないかもしれませんが、
まずなるまでが大変です。

国家試験の合格率80%と聞くと、かなり高いですが、
医師試験や薬剤師試験同様、6年間かなり勉強した人が挑戦する国家資格です。
それでも、落ちる人はいます。
卒業して受験したら、誰でも合格しますではありません。

どうして、わが子は、こうも難関な世界に行こうとするのか?
成績がいいなら、それでもいいのですが、程遠い成績でなぜ?
無理目な成績なのですから、そろそろ現実を見てほしいのですよ。

あー、また厄介なことを言い出したなあ…
というのが、母の気持ちです。




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