わが子がまだ小学校低学年の時、
「お母さん、私が高校卒業したら、
みんなが大学に入れる時代が来るんだって。
あー、よかった。大学受験しなくて済む」
と、びっくり発言。
「いやいや、そんなわけないでしょ。
入学試験はあるし、東大にみんなが入りたいって言ったら、
入れるわけないでしょ。人数制限はあるし(定員のこと)」
「えー、なら全入時代って、何?」
と、そんな会話をしていました。
全入=入試をしなくても入れると思っていたらしい…
当たり前ですが、これは、全大学定員に対し、
少子化で受験生がどこかへ入れるということ。
実際、平成になってから、かなり大学は増加。
全入時代はなるほどと思えます。
しかし、東京の私立大学は、定員を減らしています。
ですから、みんなが希望通りにとはいきません。
実際、本音の第1志望かはわかりませんが、
第1志望受験の合格率は、半分にも満たない。
恐らく全入時代になっても、そこは変わらないでしょう。
しかも共通テストは、センター試験とはかなり違います。
それもあり、回避をする、共通テストを受けずに済む大学を、
志望する受験生は増加傾向。
そうなると、受験生は減るので、ますます共通テストの値段は、
あがっていくという悪循環に。
小学校低学年の頃は、受験そのものがわかっていなくて、
高校受験も定員割れが当たり前だったこともあり、
「行きたいところにみんなが行ける」
と思っていたようです。
この話は、わが子も覚えていて、
「そんなことを言った記憶があるなあ」
と話していました。
全入時代、それがどうした。
実際高校生はそう思っていることでしょう。
みんなが東大京大、早慶の人気大学に行けれるわけではありません。
あくまでも人数の割合。
ですから、勉強するしかありませんね。
人気がある大学は、やはり競争率が高い。
私よりちょっと下のセンター世代は、東大と京大W合格した人もいるそうです。
その時代によって、入試もずいぶん違いますね。
競争が激化し受験生は大変です。日々勉強ですね。