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私立中高一貫校 公立との比較で学校は所詮箱モノと思ったこと 参考用

2024-02-07 10:11:21 | 日記

先日の友人宅での話の続きです。

 

私が、

「わが子を私立中高一貫校に行かせなければよかった。

 H高校なら、きっとわかりやすい授業だっただろうに。

 わが子は私立にお金を払い、尚且つ塾にも使い、

 毎月20万円近く使っている」

と話した時、わが子の幼馴染のHちゃんが、

「授業は、先生によってかなり差がある。 

 自分は、たまたま社会は地理、

 理科は生物を取ったから、

 それなりの授業で、

 今回の共通テストそこそこだったけど、

 物理や世界史は全然わからないって

 友達が言っていたよ。

 極めつけは化学。

 授業そのものが、本当に全然わからないよ。

 友達なんて6点で、理系でこの点終わっているじゃん

 なんて言う点を取る子もいたよ」

ここから先はまた会話文なので、頭に名前を付けていきます。

 

私「でも、H高校なら6点でも5段階で4がつくでしょ」

H「そう、それにびっくりしたんだよね。

  だから、余計に勉強なんてしない。

  点数はともかく、評定はいいから」

私「それはそうだろうなあ」

H「それに、入試に間に合わせないといけないから、

 かなり授業スピードが速い速い。

 わけわからないうちに定期テストをしていく。

 もう暗記でこなすしかない」

私「確かに共通テスト新課程で、

 ますます勉強することは増えているのに、

 時間には限りがあるからね」

H「そう。でも、私、定期テストは割といい。

 学年で常に25番には入っている」

私「H高校はマンモス高校だから、

 それはすごいね」

H「でも、模試が悪いから、40程度の大学しか

 受からないと思う。

 定期テストは、あまり関係ないかなあ…」

私「そうなんだ、それは意外だね」

H「定期テストは、1週間前から試験範囲を

 バーっと覚えて受けている感じ。

 全然わかってはいないんだよね」

私「でも、わが子にはないから記憶力がいいのは、

 実にうらやましいね」

H「でも、入試では役に立つとは思えない。

  センターの頃だったら、お兄さんから、

  偏差値50台でも合格できたのにって言われた」

私「私は問題見てもわからないけど、

 やっぱり随分難しかったみたいだね」

H「英語なんて、英語検定1級持っている友達でさえ、

 今回の新課程見直す時間がなくて、

 8割ぐらいしか取れてないんだよ。

 1級でも9割行かないなんて、

 どこまで難しくする気なのか、 

 本当にわからないよ。

 先生だって、解けるとは思えないし」

私「へえ、1級持っている子がいるなんてすごい」

H「その代わり英語だけだけどね。

 他の教科は全然なんだよね」

私「県内にそんな子がいるなんて思わなかったなあ」

H「だから、そういう子は、最初から外語大を狙っている。

 先生も、他を勉強する時間があれば、

 英語をもっと高めなさいって言うし」

私「なるほどなあ。確かにT君(Hちゃんの兄)も

  わが子にそんなことを言っていたね」

H「まあ、センター時代だから出来た事なんだけど。

 苦手な図形を数1Aで選択せず、

 ※新課程では図形は必須

 二次でも大問丸々図形を落としたし。

 図形をせずに、他の勉強をした方が効率がいいって言って、

 もう気持ちいいぐらいしかなかったみたいだよ。

 同じ経済でも、数学がいる大学もあれば、

 社会が必要な大学もあるからね」

私「確かにそうだ」

H「だから、将来的に大学合格の値打ちって変わる気がする」

私「値打ち?」

H「センターと共通テストじゃレベルが違い過ぎて、

 ちょっと前までいじられていた【ゆとり】みたいな」

私「なるほど、あり得るかも」

H「会社に入ったら、

 『先輩、センターですか? 大したことないっすね。

 偏差値60なんて誰でも取れますよ』みたいな。

 難関国立大卒の後輩から言われそう」

私「またそれは極端なことを言うね。

 でも、確かにゆとり世代はいじられていたからね」

H「これは大学でもあるかもしれないなあ」

私「まあ、それは本人ではなくて、国の考えなんだけど」

H「私なら絶対いじる、いじり倒す(笑)

 でも、それだけの学力がないから、出来ないなあ」

私「英語でそんなに難しいのは、もう基礎学力云々じゃ

 なくなっているって言うことだよね」

H「多分、新課程で偏差値60なんて、

 センターなら70近く行くんじゃないかって思う」

私「そこまでかはわからないけど、

 すべての教科のスペシャリストでないと、

 国公立合格は厳しいのかもしれないね」

H「日本史も今までは年だったのが、月まで求められて、

 世界情勢のこともわかっていないと解けなかったみたいだし」

私「世界史もだったよ」

H「大体大問1問増えるのに、試験時間は10分しか伸びない。

 しかも問題は難しいなんて、いじめとしか思えない」

私「そう考えると、確かに厳しいね」

H「私、英語通用するとは思えないけど、

 塾を考えている」

私「そうなんだ」

H「最後のセンターだったお兄ちゃんの頃は、

 夜9時まで先生方が

 勉強を教えて下さって、

 家では勉強せずにゆっくりしなさいって

 いう感じだったみたいだけど、

 今は成績を上げたかったら自分で何とかするしかない」

私「わが子も同じことを言われて、塾に行っているけど、

  そんなに成績が伸びていないんだよね」

H「校長も違うから、どうして真反対になったのかは

 わからないけど、最後のセンターで、

 学校も対策をわかっていたと思う。 

 だから、学校は実績が欲しくて力を入れていたんじゃないかな」

私「H高校、随分違いがあるね」

H「今考えれば、H高校に行ったから、

 難関大に合格していたわけじゃなくて、

 学力が足りなかったら、何かをして合格していたのかもしれない」

私「所詮は箱モノって言うこと?」

H「そう。前に開成高校の人がブログを書いていたのを見たことあるけど、

 開成は、どちらかと言うと、先生は何も言わず、

 『先輩からいろいろ学んでください』みたいな

 スタンスで、『勉強しろ』とかうるさくないみたい。

 だから、学校生活を楽しんで、勉強は、

 予備校や塾でしていきましょうみたいな感じみたいだよ」

私「へえ、意外だなあ。

  でも、確かに東大王の伊沢君も、

  学校では何も言われなかったって本に書いてあった」

H「多分、今はそういう時代なんだよ。

 教員の働き方改革もあるだろうし」

私「大変だけど、来年、頑張ってふたりとも受かっているといいね」

H「はい」

 

かなり長い文章になりましたが、Hちゃんもかなり悩んでいるみたいです。

全ての教科のスペシャリストでない限り、

もう難関国立・医学部の合格は無理なんだなと、感じました。

 

 

 

 



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