
こんにちは

朝方はお布団をかぶらないとすっかり肌寒くなり、
いよいよ秋の気配を感じるようになりました。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、
皆さまどうぞ気をつけてお過ごしくださいね♪
先日、初めて「ダイアログインザダーク」
(暗闇のなかの対話)に行ってきました。
完全に光を遮断した空間へグループを組んで入り、
視覚障がい者のサポートを受けながら真っ暗闇、
なんにも見えない世界を体験します。
白杖をもちながら、視覚以外の感覚をたよりに、
見知らぬ人同士みんなで声をかけあったり
手を掴んで誘導し合いながら
暗闇空間を探検。
視覚を失った頼りない世界は、
人と近くにいる安心感や
人と人が助けあって生きていることを
実感させてくれます。
そして、他人という存在が見える世界とは異なり、
誰もが根っこに持っている優しさを感じますし、
自分も優しくなれます。
暗闇の中では「自分たち」と「あの人たち」という
人種も性別もハンディキャップも越えて、
誰もが対等な関係になるというコンセプトが
ダイアログインザダークのひとつにあるそうですが、
参加してみて納得です。
もうすぐ出口という段になって、
わたしは視覚を失っている方々が
目が見えないことの挫折や苦悩など、
心の中に立ちはだかるハードルを
いかにして乗り越えているのだろうという
思いが込みあげてきました。
世界が見えないことに心底悲しみ
死にたいと思ってしまうことも少なくないと思う。
でも見渡すと、目の代わりに人の声を聞き、
心で語り、自然の匂いを感じ、
ひとの温かさに触れ、
何でもできる自由な人生に
転換している視覚障がいの方も
たくさんいることに気づきます。
どんな困難にも負けず乗り越えていける
強い心をわたしも得ることができるように
がんばっていこうと思います
幸力の会 幹事 澤田
