金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

美人揃いのイワタバコ!

2015年07月29日 19時08分36秒 | 金剛山の山野草

           イワタバコを見に、妙見谷に行って来ました。
          この谷では早くもゲンノショウコ、アキノタムラソウなどが咲いてい
          ました。が、雑草がおおい茂り、探すのにひと苦労。

          目的のイワタバコは今年も美人揃い。どの子にしょうかなと迷うほど。
          まだたくさん蕾を持っていましたので、しばらくは楽しめますよ。

                           

           バス道から妙見谷に入って少し行くと、登山道のそばに立っていた朽ち果て
          た
杉の大木が、道をふさぐように横たわっていました。
          ここを通るたびに、いつかは倒れてくるやろな、と思いながら見上げていまし
          たが、つい
に力尽きたようです、、、。
          登山中の方がおられず、幸いでした。

 

                  目的のイワタバコ(イワタバコ科)
                 まだまだ蕾がいっぱい…。

                  ゲンノショウコ(フウロソウ科)赤花。

                 ゲンノショウコ白花。

                      ウバユリ(ユリ科)

               お互い横を向きあい、仲の悪い? ヤマジノホトトギス(ラン科)

      
      ムロウテンナンショウの果実。

         アキノタムラソウ(シソ科)

              ハグロソウ (キツネノマゴ科)
              雑草の中から何とか一株、見つけました。

               サワオトギリ(オトギリソウ科)

              

                  ムラサキニガナ(キク科)

         風に乗ってゆらりゆらりと、涼しげに空を舞うアサギマダラ。
        花に舞い降りたところを狙って…。

         写してくれよ! と私と目が合ったミヤマフキバッタ君(バッタ科)
        山地でよく見かけるバッタで、羽が退化してしまい、飛べません。
        名の由来は、フキの葉が好物でよく食べるところからだそうです。

                 クサアジサイ(ユキノシタ科)

 

         いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
         連日の猛暑日、ご用心を…。

                                          (2015・7・29)

 

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タニタデ

2015年07月24日 23時27分24秒 | 金剛山の山野草

 私の好きな花の一つに「タニタデ」(アカバナ科)があります。
山地の湿った所を好む多年草。ちょうど今の時季、白~薄紅色
の花を咲かせていますが、すごく小さな花で、写すのに一苦労。
図鑑では草丈20~50㌢と書かれていますが、なぜか金剛山の
タニタデは10~20㌢と小型。よく見なければ踏みつけ
てしまい
そうです。

ヤマジノホトトギス (ユリ科) 

 

 二上山でタマゴダケが出たよ、、、とメールを頂戴。
金剛山もそろそろかなと思い、毎年顔を見せてくれる
場所に見に行くと、バッチリ! 

 オニユリ(ユリ科)

トンボソウ (ラン科)

 トチバニンジン果実(ウコギ科)

 ネジバナ(ラン科)

 大日岳でネジバナを撮影中、キアゲハ飛来。じっと
していてくれず、鬼ごっこの末、オカトラノオにとまっ
たところを、
やっとこさこの一枚。

 ツマグロヒョウモン(雌)も来てくれました。

 ツチアケビも満開状態。この後のソーセージ(果実)
がお楽しみ。

 

先日見た時には、まだお尻に花殻 がついていたマタタビ
の果実、もうこんなに大きくなっていました。

 転法輪寺の境内にある「ひさご池」
(豊臣秀吉が金剛山に参拝した
時に造らせた池)
この池に2匹の金色の錦鯉が仲間入りしました。

 

 金鯉を撮影中、ヒモ状の物を口にした錦鯉を見つけました。
よく見ると、大きなミミズを呑み込もうとしているようでした。
こんなデッカイものを、、、のど詰めるよ。

 アクシバ(ツツジ科)
きょう下山中、可愛いアクシバを見つけ、パチリ!

クサアジサイ(ユキノシタ科)

 梅雨も明け、夏本番。
熱中症には十分、お気をつけられますように。
                                          
                                            (2015・7・24)

 

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エゴノネコアシアブラムシ

2015年07月20日 00時13分47秒 | 金剛山の山野草

 金剛山駐車場脇の大きなエゴノキに、可愛らしい実がぶら下がっているのを見つけ、
近寄ったところ、枝の先に花が咲いたようなものを見つけました。これはなに? 
帰宅後、調べてみますと、、、、
エゴノキにつく虫えい(虫こぶ)で「エゴノネコアシアブラムシ」だそうで、
猫の足に似ているので、こう呼ばれています。
エゴノキで越冬したエゴノネコアシアブラムシの卵がふ化し、新芽を食べると
新芽が刺激を受け、この形状の虫えいが出来るのだそうです。

 バナナ状の房の一つ一つに無数のアブラムシが入っていて、成虫になる7月
中頃~8月初旬にかけ、写真のように虫えいの先が開き、成虫が元気よく飛
び出していきます。
秋になると再びエゴノキに帰り、冬芽に卵を産み付けます。
これを繰り返しているのです。

台風11号通過後、もう一度見に行きますと、強風で枝から落ちた
虫えいが、裂けて転がっていました。裏返して見ますと、このよう
にアブラムシが沢山ついていました。

 アブラムシはなぜ、エゴノキに寄ってくるのか? エゴノキはどうして
アブラムシを呼ぶのか? 何か共存関係みたいなものがあるのでしょうか。
もう少し調べてみようと思います。

 

エゴノキの実。
熟してくると(10月頃)実は裂け、種子を散布します。金剛山
でお馴染みのヤマガラ、カケスなどが好んで食べに来ます。

 イワタバコ(イワタバコ科)が咲き始めました。

ハグロソウ(キツネノマゴ科) 

 ヤマユリ(ユリ科)
登山道(バス道)沿いの斜面に、ヤマユリが濃厚
な香りを放ち始めました。

 カトラ谷の登り口付近に、おいしそうなイチゴが…。
エビガライチゴ(バラ科)の果実で、食可です。

 こちらはイナシロイチゴ(バラ科)の果実。
イナシロも食べられます。

                                            (2015・7・20)

 

 

 

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巻き上げが可愛いアクシバ!

2015年07月16日 20時48分57秒 | 金剛山の山野草

 14、15、16日はピンクのクルクルが可愛い「アクシバ」狙いで登りました。
14日には国蝶「オオムラサキ」に出会えると言う幸運もありましたが
(ブログ公開中)「この子や!」と言える可愛いアクシバには、まだ
出会えていません。
台風通過後にもう一度、探しに行こうと思っています。


アクシバはツツジ科の落葉低木。樹高は20~70㌢ぐらいで、花は両性花。

葉に隠れるようにして、下向きに咲きます。花冠は4裂、開花すると外側に
反るように巻きあがります。

今は緑の葉ですが、秋になると紅葉も美しいですよ。

 

 

 ピンク系が主流ですが、中には白っぽい
アクシバも見受けられます。

 ギンバイソウ(ユキノシタ科)
何度も様子を見に行ったギンバイソウが、
やっと開花を始めてくれました。

 キツリフネ(ツリフネソウ科)
各コースで、見掛けられるようになりました。

ノリウツギ(アジサイ科)

 ツチアケビ(ラン科)

ヤマユリ(ユリ科)

 ヤマトウバナ(シソ科)

 コバノフユイチゴ(バラ科)別名・マルバフユイチゴ。
果実になる過程の姿ですが、私の知人は可愛い子ウサギを
連想しているようですが、皆様は何に見えます?

 ハエドクソウ(ハエドクソウ科)

 フジウツギ(フジウツギ科)
枝・葉にサポニンの一種を含んでおり、有毒植物。

ヤブジラミ(セリ科)

 ムラサキシキブ(クマツヅラ科)

 ミヤマナミキ(シソ科)
登山道沿いに生えていますが、よく見ないと
見過ごしてしまうほど、目立ちません。

シオデ(サルトリイバラ科)

 ギボウシ(キジカクシ科)

セミの抜け殻があちらこちらで、目立つようになってきました。

 頂上食堂前のモミジ、このひと枝だけはもう秋?

 いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
きょう7月16日はこのブログを公開し始めまして、ちょうど1年目に当たります。
友人のおだてに乗りまして、公開に踏み切りましたが、公開前には写真を並べた
だけの
ブログ、見ていただけるだろうか? やめといた方がいいかな、、、、
色々と考
えましたが、おかげ様で大勢の方たちに覗いていただけるようになり、
感謝しております。

これからも金剛山を中心に、発信を続けて行きたいと思っております。
今後とも、よろしくお願い致します。                               

                                            (2015・7・16)

 

 

 

 

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国蝶・オオムラサキ

2015年07月15日 01時22分02秒 | 

 昨日(14日)金剛山で国蝶・オオムラサキ(タテハチョウ科)を見ました。
オオムラサキは、日本昆虫学会で昭和32年に国蝶に選定されています。
羽を広げると10㌢にもなる大型のタテハ蝶です。私が見たのは雄で、光沢
のある青むらさき色がとても美しく、感動しました。
日本全国に生息しているそうですが、長年金剛山に登っていますが、今回
初めて見ました。

 

 僅かな時間の初対面でしたが、次はいつ出会えるのかな、、、。
金剛山に登る楽しみが、また一つ増えました。
                                           (2015・7・15)

 

 

 

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