金剛山に山野草の花がない冬季、春までのつなぎで始めた 野鳥撮影、
まもなく3カ月を迎えます。小鳥たちの可愛さにすっかりはまり、
今まで見向きもしなかった小鳥さんの「追っかけ」をやっております。
21日には「ヒレンジャク」の大きな群れにも遭遇しました。
撮りだめたものと合わせ「金剛山の野鳥Ⅲ」にまとめました。
いつもモデルになってくれる「ヤマガラ」くん。
ルリビタキ(ヒタキ科)冬鳥
写真は雌ですが、頭から尾までが青色の雄を探しています。
目撃情報はありますが、私には姿を見せてくれません。なぜ?
好物のヌルデの実を食べにきたルリビタキのお嬢さん。
彼氏を連れてきて…。
カシラダカ(ホオジロ科)冬鳥
シベリアから大群で渡ってくるそうですが、
金剛山では群れても10羽ぐらいまで。
単独で地上を歩きながら、草木の種などを食べています。
冠羽(かんう)を立てたカシラダカ。
カヤクグリ(イワヒバリ科)日本固有種
褐色の地味な鳥。一羽で落ち葉をかき分け、
昆虫や草木の実を探す姿をよく見かけます。
マヒワ(アトリ科)冬鳥
繁殖期以外は群れで移動。羽ばたいては羽を体に着けるので、
波状飛行になり、群れで移動する時も群れ全体が波状状態に…。
ヒレンジャク(レンジャク科)冬鳥
群れで移動しながら、木の実などを食べます。特にヤドリギの実が好き。
私は1月21日にブナ林で、大きな群れに出会いました。
ヒレンジャクの大ご馳走「ヤドリギの実」
ヤドリギはブナ、ミズナラなどに寄生する高木常緑植物。
果実はヒレンジャクなどの鳥の糞によって散布。
果肉は粘液を含んでいて、消化されなかった種が枝につき発芽、
根を幹に食い込ませ、寄木に養分を貰い成長します。
印の所を見て下さい 排出された粘液質の中に、
消化されなかった種が残り、
この種が発芽、やがて実がなり野鳥の餌に…。
鳥たちは自分たちの餌場が増え、ヤドリギは分布拡大に…。
先日、狙っていた「アカゲラ」に出会えました。
残念ながらピントが甘いですが、ベテラン氏の話では、
金剛山ではあまり見られないそうですので、証拠写真で…。
余談ですが、我が家の梅の木に、今年もメジロがきてくれました。
(2015・1・23)