これ、何かお分かりでしょうか? 私も一度見てみたいと3年ほど前から探し
ていましたが、今年やっと目にすることが出来ました。
実はこれ、フデリンドウの「種子」なのです。種子は筒状の中に納まっていて、
熟してくると先が大きく二つに裂けますが、天気のいい日には閉じています。
雨が降り始めると開き、雨水を溜めあふれ出た水と一緒に、種子を流れ落とし
(雨滴散布)仲間を増やしていきます。
花の時季は太陽の光がないと開かず(太陽が沈むと直ぐに閉じます)特に雨の
日は堅く閉じているフデリンドウが、種子になると正反対の現象を見せます。
雨がポツリポツリ、雨水を溜めるため大きく口を開きます。
まるでヒナ鳥が親鳥に餌をねだっているようですね。
あふれ出た雨水と共に、種子も流れ落ちます。
種子が流れやすいように、両側に切れ込みも入っています。
種子を散布し終わった状態。雨が降る前に入っていた
種子は、すっかり流れ落ちていました。
雨水を利用して種を散布とは、誰に教わったのでしょうかね?
それも雨の多い、梅雨の時季を選んで…。
自然の驚異と言うかフデリンドウ、凄いことやりよるな~。
来年も可愛いお花、待ってます!
ウスノキ(ツツジ科)
赤く熟した果実は酸味があり、食べられるそうです。
バイケイソウ(ユリ科)毒性が強い有毒植物。
バイケイソウは口にしたらあきませんよ。死に
至ることもあるそうですので、ご注意を…。
ツルアリドウシ(アカネ科)
中ノ瀬でたくさん咲いていましたが、雨後でどれもよれよれ。
この子たちはきれいな状態を保っていましたので、写させて
もらいました。
金剛山の妖怪!ギンリョウソウの果実。
この果実は下を向いていますが横向き、
上向きなど、様々な形が見られます。
キバナノショウキラン(ラン科)
ぼつぼつ顔を出している頃ではないかなと思い、
いつもの所に見に行くと、出ていました。
今年もよろしく、、、。
キヨスミウツボ(ハマウツボ科)
発見!真っ赤なキノコ。
ベニヤマダケ(ヌメリガサ科)だそうです。
こんなキノコも見つけました。ヒノキに
くっついていましたが「ハナビラダケ」
だと、教えてもらいました。
ツユクサ(ツユクサ科)
オオヤマサギソウ(ラン科)
アップです。
(2015・7・9)