金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

エゴノネコアシアブラムシ

2015年07月20日 00時13分47秒 | 金剛山の山野草

 金剛山駐車場脇の大きなエゴノキに、可愛らしい実がぶら下がっているのを見つけ、
近寄ったところ、枝の先に花が咲いたようなものを見つけました。これはなに? 
帰宅後、調べてみますと、、、、
エゴノキにつく虫えい(虫こぶ)で「エゴノネコアシアブラムシ」だそうで、
猫の足に似ているので、こう呼ばれています。
エゴノキで越冬したエゴノネコアシアブラムシの卵がふ化し、新芽を食べると
新芽が刺激を受け、この形状の虫えいが出来るのだそうです。

 バナナ状の房の一つ一つに無数のアブラムシが入っていて、成虫になる7月
中頃~8月初旬にかけ、写真のように虫えいの先が開き、成虫が元気よく飛
び出していきます。
秋になると再びエゴノキに帰り、冬芽に卵を産み付けます。
これを繰り返しているのです。

台風11号通過後、もう一度見に行きますと、強風で枝から落ちた
虫えいが、裂けて転がっていました。裏返して見ますと、このよう
にアブラムシが沢山ついていました。

 アブラムシはなぜ、エゴノキに寄ってくるのか? エゴノキはどうして
アブラムシを呼ぶのか? 何か共存関係みたいなものがあるのでしょうか。
もう少し調べてみようと思います。

 

エゴノキの実。
熟してくると(10月頃)実は裂け、種子を散布します。金剛山
でお馴染みのヤマガラ、カケスなどが好んで食べに来ます。

 イワタバコ(イワタバコ科)が咲き始めました。

ハグロソウ(キツネノマゴ科) 

 ヤマユリ(ユリ科)
登山道(バス道)沿いの斜面に、ヤマユリが濃厚
な香りを放ち始めました。

 カトラ谷の登り口付近に、おいしそうなイチゴが…。
エビガライチゴ(バラ科)の果実で、食可です。

 こちらはイナシロイチゴ(バラ科)の果実。
イナシロも食べられます。

                                            (2015・7・20)

 

 

 

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