金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

ホテイアオイ(布袋葵)

2014年09月26日 14時38分40秒 | 

 

 本薬師寺跡(奈良県橿原市)に

「ホテイアオイ」を見に行ってきました 

例年なら今の時期、ほぼ終わりを迎えているのだそうですが

夏の長雨の影響で  開花が半月ほどずれ込み、すみれ色

の爽やかな花が、秋の風に揺れていました。

休耕水田を活用し、14000株のホテイアオイを地元の

農家の団体や、うねび北小学校の生徒さんらの手をか

りて、7月の初めに植えつけられました。1999年から

行われており、今では観光バスも入るスポットに…。

 

 

 ホテイアオイは太陽の日差しで開花し、夜には縮んでしまう一日花です。

翌日の朝には、新しい花の命が誕生します。

天気の良い、とくに暑い日にはいい花を咲かせるそうです。

 ホテイアオイ(ミズアオイ科)は、ブラジル原産の水草。

別名はホテイソウ、ウォーターヒヤシンス。

このホテイアオイ、実は「有害帰化植物」なのです。

繁殖力が強く、田んぼを荒らしてしまうので、害草と嫌われ「青い悪魔」と、

言われていたそうです。休耕田にコスモスやヒマワリなどはよく見かけます。

が、何故ホテイアオイだったのでしょうね?

 

こんな悪魔にも「天敵」がいます。ブラジル原産の日本名

・ジャンボタニシ(正式名・スクミリンゴガイ)です。

草食性のジャンボタニシは、稲の茎などを食い荒らす害虫。

ホテイアオイも、このジャンボタニシにはギブアップ。

ウナギくんが穴から出てきて、顔を見せてくれました。

「今日は。お邪魔してますよ」。求めればお高いでしょうネ。

なんといっても天然物ですから…。

 

 

 

 

ハギの花が、見頃でした。

正面の木茂っている一帯が「本薬師寺跡」。 

前方の小高い山が、大和三山の一つ畝傍山。

 

 

 

地元のアマチュアカメラマン氏のお話ではやはり朝の開き始めが、

花が輝いていて一番だそうで「今度は夜明け前においで」。

そして「夕日もいいよ!」と…。

お世話になりました。

                                                

本薬師寺跡(もとやくしじ跡)

平城京遷都でお寺は西の京に移築されたと伝えられ、

その後「本薬師寺」と呼ばれるようになったそうです。

現在、跡地には小室と礎石や心礎などが残っています。

白鳳時代を代表する特別史跡。 

(2014・9・26)

 

 

 

コメント (6)
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