一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2010年5月15日と16日燕岳へ山行  二日目

2010年05月18日 | 北アルプス
日の出が4時45分頃なので4時過ぎ起床し、支度をして表に出る。

夜明け前だが思ったより気温が高くインナー2枚とフリース、インナーダウンの上に薄手ウインドブレーカーの服装で寒さは感じなかった。

雲が多いものの今朝も天気が良く、富士山始め大概の山が見渡せた。

ご来光と槍ヶ岳の朝焼けを期待したが、日の出方向に雲がかかっていてご来光は一瞬拝めたものの朝焼けにはならなかった。

しかし、槍ヶ岳の山頂付近に陽が当たっていく様は荘厳な感じで、思わず長く見入った。


昨年も出合った雷鳥を見ることが出来ないかと稜線上をあちこち移動するが、岩ひばりとホシガラスがいる程度だった。

だが、ほどなくして雷鳥独特のガァーという鳴き声と共に、一羽のオスがほんの目先のハイマツに飛来してきたのである。

僕は思わず興奮して盛んにハイマツの実を啄ばみだした雷鳥に見入った。



この個体は丁度夏毛と冬毛の生え変わりの時期で、胸から上は夏毛の茶色で下半身は未だ白く足の毛はふさふさしていた。

昨年もここで経験したが、古来雷鳥は神の使者、狩猟対象ではなかったので、人を見ても逃げないので、ほんの1m先の近くで何とも愛嬌のある生態が見れて大いに感激した。

その内、お腹が落ち着いたのか岩の上で佇んだり、ハイマツの上に乗って遠く仲間を探しているような仕草をしだした。


飛来してから30分余り留まっていたが、やがてどこかへいなくなった。

今まで夏毛の雷鳥しか見たことがなかったので愛らしい姿を見れて、今回燕岳に来て良かったと思った。

6時過ぎになったので小屋に戻り、朝食は自炊してお湯を沸かし、乾燥味噌汁でパンとオニギリを食べた。

その後荷物を整理して8時頃になったので下山することにしてアイゼンを着けて燕山荘を後にした。


稜線から合戦尾根を下りながら、何度も立ち止まり槍ヶ岳や燕岳、鹿島槍ヶ岳を確認した。
後ろ髪を引かれる思いだったが尾根筋を後にして往路を下山した。




下山後、燕山荘会員半額300円の有明荘に行き、温泉にゆっくり浸かって中房温泉を後にした。

帰りに穂高駅そばの登山用品店バックカントリーに行き、ここで買った冬靴が内側が少し剥がれてきたので見てもらい、権現岳滑落時に紛失したので又、ブラックダイヤモンドのストックを購入して帰った。
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