THE DESCENT [DVD] | |
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ |
原題:THE DESCENT (R-15)
2005年・イギリス(99分)
製作総指揮:ジョン・ハリス
製作:クリスチャン・コルソン
監督・脚本:ニール・マーシャル
音楽:デヴィッド・ジュリアン
出演:ショーナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、アレックス・リード ほか
鑑賞日:2010年12月5日 (自宅:VIERA 42V プラズマ)
鑑賞前の期待度:★★★★
妻が用事で出かけてしまい、ひとり留守番となった日曜日。
妻がいたら嫌がるであろう“ホラー映画の2本立て”を、
こっそり自宅でしてみることに。
「これは期待できそうだ。」と、
以前から気になっていた『ディセント』、そして『ディセント2』をチョイス。
昼間から窓を締め切り、カーテンを引き、部屋を暗くし、準備万端で鑑賞することに。
まずは、低予算ながら異例のヒットを飛ばしたという『ディセント』から。
物語は、
冒険好きの女性グループが、スコットランドで、
ラフティング(激流下り)を楽しんでいるところから始まりました。
その帰り道、メンバーのひとりサラは不慮の交通事故に遭い、
車に同乗していた夫と娘を一度に亡くしてしまった。
(ここで、最初の衝撃。)
1年後、家族を失った悲劇から立ち直ろうとしているサラを励まそうと、
ラフティングに参加していたジュノとベスが、
今度はケイビング(洞窟探検)に誘う。
参加メンバーは、他にレベッカとサムとホリーの女6人だけ。
アメリカ・アパラチア山脈の麓のログハウスで落ち合った6人は、
翌朝、奥地にある3000メートル地下の巨大洞窟へと降りていく。
ところが・・・、
出だしは好調だった洞窟探検も、突如崩落が起き出口が塞がれてしまうと、あっさりとグループ間に亀裂が。
言い争い、互いの感情をぶつけ合いながら、別の出口を探してさ迷うことに。
ヘッドランプの灯りだけが頼りという暗い洞窟の中、
電池も信頼関係も残りわずかとなった矢先・・・!?
物語は一転!
なんと!?!?
6人は想像だにしなかった得体の知れないモノに、襲いかかられるッ!!
「うおぉぉぉぉぉぉ!なんじゃ、こりゃ!?」
「エグイ!エグ過ぎるぅぅぅぅ・・・」
狭い洞窟内で格闘する泥々感!
むき出しの女性心理のドロドロ感!!
ヤラレルのも、ヤリ返すのも女だけという血ミドロ感!!!
これほど、“男が関わらないホラー映画”なんて、
ぼくは観たことがありません。
斬新にして稀有!
「よくもまぁ、こんな映画を作ったな!」と、監督&脚本のニール・マーシャルに脱帽。
「よくもまぁ、こんな映画に出演したなぁ」と、女優陣には感嘆しつつも、
ひたすら狭い洞窟内で繰り広げられる惨劇に、
観ているぼくの体力はどんどん消耗していきます。
ラストは、少しモヤっとしましたが、
映像的にも心理的にも予想以上にヤラレてしまった、
サスペンス&サバイバル・スプラッター・ホラー映画でした。
鑑賞後の総合評価:★★★☆
残酷なまでの女の凄まじさを、まざまざと見せつけられ、
1本見終わった時点で、かなりの疲労感。
ひとまず、コーヒーを飲んで一服、30分ほど休憩した後、
続いて『ディセント2』を観ることに。
果たして、最後まで体力が持つだろうかと、やや不安。
ディセント2 [DVD] | |
Happinet(SB)(D) |
原題:THE DESCENT:PART2 (R-15)
2009年・イギリス(95分)
製作総指揮:ポール・スミス、ニール・マーシャル
製作:クリスチャン・コルソン
監督:ジョン・ハリス
脚本:ジェームズ・マッカーシー、J・ブレイクソン、ジェームズ・ワトキンス
音楽:デヴィッド・ジュリアン
出演:ショーナ・マクドナルド、ナタリー・メンドーサ、ダグラス・ホッジ ほか
パート2は、文字通り続編。
アパラチア山脈の洞窟探検に出掛けた女性6人のグループが
行方不明になるという事件が発生。
捜索開始から2日後、不明の女性グループを救出すべく、
保安官ヴェインズ、保安官助手リオス、
救助隊のダン、グレッグ、キャスたち男女の一行が、
廃鉱からの進入路を見つけ、地図のない謎の洞窟へとむかう。
やがて、無残な死体となったメンバーの一人を発見!
「いったいこの洞窟内で、何が起きたというのか?」
不安に駆られ、チームワークの乱れる一行。
さらに、保安官が拳銃を発砲したことで落盤事故が発生。
一行は、生き埋めとなったキャスを残したまま進路を探すが、
グレッグが血まみれのビデオカメラを発見する。
再生すると、不明の女性たちがログハウスで過ごした姿と、
洞窟内で、何モノかに襲撃された様子が録画されていた。
次の瞬間!
その何モノかがグレッグの背後から襲い掛かってきた!
噛み千切られる首の肉!
吹き出る大量の血!!!
再び、洞窟内での恐怖のサバイバルが始まった~!
「エグイ!やっぱりエグイ!!」
「男がいるのに、頼りにならない!!」
「肉がっ!血がっ!!〇〇に〇〇がっ!!!」*自主規制
「あああああああああああああああああああああああ!」
「ノーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ!!」
「あひひ、あひひ、あひひ!」
「そんな、ばぁかなぁぁぁぁぁぁ・・・。」
「ああ、もう、勘弁してください。」
「すいません。ぼくが悪かったです。
妻のいない間にこっそり見ようとしたばっかりに。」
「もう、・・・もう2度と、この映画を見ようとは思いません。」
「ごめんなさ~い!!!」
PART2は、よりドロドロ&血みどろ感&グロテスクさを増した、
“痛い、イタイ”ホラー映画でした。
鑑賞後の総合評価:★★☆
2本続けて観た結果、気力も体力もすっかり消耗。
毒気に当てられたというべきか、
ぐったりとしてソファで横になっていると、
用事を済ませた妻が帰って来ました。
「どうしたの?何してたの?」
驚き心配そうに尋ねる妻に正直に答えると、
「バッカじゃないの!」と、手の平を返したような冷たい一言。
ハイ、ハイ。たしかにぼくが馬鹿でした。
もう2度と、妻の目を盗んでホラー映画を立て続けに観るような、
愚かなことはいたしません。
良い夫はマネしないように。
昨年の夏、ホラー特集をしていた夜中につい付けてしまったTVで放送されていました
しかも、1ではなく2を観た私です(汗)
それは・・もう怖かった以外の何者でもなく(涙)
映画ブログ師匠のオススメで1を観なくては・・と思っているのですが
その作品を1・2立て続けにご覧になったんですね??すごい!!
グッタリ・・した姿、想像できます(汗)
2を先に観てしまったんですか!?
師匠のオススメ通り、1は低予算ながら、よくできた作品だと思いますよ。
ストーリーとしても、面白かったし。
異例のヒットを飛ばしたのも頷けます。
2は、ちょっとやり過ぎじゃないかなと思いました。
もし、1を見る機会があったら、2のことは忘れて観ることを、お薦めしま~す。