パルコ・プロデュース「12人の優しい日本人」開演19:00@パルコ劇場
作・演出:三谷幸喜
美術:堀尾幸男
照明:服部 基
衣裳:黒須はな子
音響:井上正弘
ヘアメイク:河村陽子
舞台監督:松坂哲生
宣伝美術:高橋雅之
宣伝写真:細川 晃
製作:伊東 勇
プロデューサー:佐藤 玄
制作:毛利美咲
企画: (株)コードリー
プロデュース: (株)パルコ
出演:陪審員 1号 浅野和之、
陪審員 2号 生瀬勝久、
陪審員 3号 伊藤正之、
陪審員 4号 筒井道隆、
陪審員 5号 石田ゆり子、
陪審員 6号 堀部圭亮、
陪審員 7号 温水洋一、
陪審員 8号 鈴木砂羽、
陪審員 9号 小日向文世、
陪審員10号 堀内敬子、
陪審員11号 江口洋介、
陪審員12号 山寺宏一
チケットがまるで取れなかった「12人の優しい日本人」。
旦那と一緒に観に行くつもりだったから、二人分払ったと思って2万円までは出すつもりでヤフオクを覗いていましたが、とても2万円で買えるような値段ではありません。定価9000円のチケットが3万だの4万だのの金額でやり取りされていました。
出品者は福岡県とか大阪府とか三重県とか、絶対に観るつもりないでしょ?っていう地区。
こういうプチダフ屋が大量にいるから、本当に観たい人に正規の値段で行き渡らない。真剣に対応策を考えて欲しい。
派手に売りさばいていた人が、以前逮捕されたことがあったけど、またひとつよろしく、警察さん!
ヤフオクもあきらめた私がとった最終手段はコネ!とか言ってみたいけど違います(笑)
関係者席のキャンセル待ち。当日券はないけど、今回はあまりの人気っぷりにそんな席も売り出されます。
朝10時に電話予約をして、開演15分前から整理番号順に並びました。多分開演10分前くらいから一人づつ売ってもらえました。
仕事中に携帯と会社の電話を左右に持って電話しまくった(ごめんなさいm(__)m)私が手にした整理番号は2番!
10席くらいはキャンセルがあるって話なので、これならまず大丈夫でしょうと余裕シャクシャクで行きましたが、会場に着くと緊張してしまい実際にチケットを手にするまではドキドキもんでした。
何人まで買えたのかは、聞いてようと思ったけどトイレに行っちゃって聞いてません(苦笑)
そして、そして、手にした座席番号はZ列27番。
X、Y、Z、A~という列並びなので、前から3番目!
一番端っこだけど、基本的に端っこ好きの私にはこの上ない良席。
パルコ劇場でこんな前に座ったのは初めてです♪
何度も上演され、映画にもなっている本作ですが、私はまったくの初見。
三谷幸喜のネームバリューもさることながら、これだけの豪華キャストに、興味を惹く設定。チケットが取れないとはいいながら、リピーターも多いようです。
席についてから、真後ろの女性二人が、「何日に観たときはこうで、何日に観たときはこうで・・・」と役者のセリフや観客の反応について語り合っていました。
お願いだから、上演前にあんまり前知識つけさせないでよ~と、憤慨。
もっと核心に触れることを言い出しそうだったら、一声かけようかと悶々としていたら、暗転することなく陪審員1号である浅野和之が舞台中央奥のドアを開けて出てきました。
何の前触れもなく出てくるので、これから観る方は開演時間を過ぎたら、しゃべらずに前を向いていましょう。
このことを知っているはずなのに、でっかい声でぺらぺらしゃべり続けていた後ろの席のお二人は本当にこの作品が好きで通ってるのか疑問。誰かのファンってだけなのかも。いい迷惑。自覚してください。お願いします。
2時間強の1幕劇(休憩なし)である本作は、1幕劇ならではの緊張の持続があります。途中の舞台変えもありませんので、役者も観客も舞台に集中することができます。
最近は1幕劇が増えてきたように思います。
明治座や新橋演舞場だと休憩が2回あって、その間に食堂で食事をする人もいるので、全体の尺がどうしても長くなってしまいます。
それはそれで楽しいのですが、勤めていると土日にしか行かれませんよね。
平日に観るなら、1幕劇に限ると思いました。
2時間程度っていうのも、映画1本観るのと同じくらいの尺なので、集中しやすい時間なのかも。
配役も絶妙だったと思います。
誰一人無駄な人はいませんでした。
浅野和之は職人的な細やかな演技を、生瀬勝久は役者としての確かな実力を、伊藤正之は脇役としての存在感を、筒井道隆は彼にしかできないとぼけた感じの秀逸さを、石田ゆり子は凛とした美しさを、堀部圭亮は嫌味な表情のうまさを、温水洋一は見事な切れっぷりを、鈴木砂羽は女のズルさを、小日向文世はどんな役でもやりこなす技を、堀内敬子は役への入り込み方のすごさを、江口洋介は主役以外の何者でもない存在感を、山寺宏一は芸達者ぶりと素晴らしい声を、それぞれの魅力を魅せてくれました。
とくに江口洋介の役者としての佇まいと、筒井道隆の唯一無二の個性、山寺宏一の声には感嘆!
筒井くんは、彼を目的ではなく「砂の上の植物群」、「もとの黙阿弥」、本作と続けて観ていますが、どんどん惹きつけられていくようです。
次回作は彼を目的に観に行っちゃうかも。
もちろん三谷幸喜の脚本や演出も素晴らしいです。
チケットが取れている方はモチロン、取れていない人もぜひキャンセルチケットをGETして、この奇跡的な舞台をご覧ください。
☆おまけ☆
チケットが手に入るかはっきりしないまま待ってたときに、玉置浩二さんを発見。サングラスをかけていましたが、ドラマ「あいのうた」そのままに満面の笑顔でした。じつに感じのいいお方。一緒にいたのは奥さん?
作・演出:三谷幸喜
美術:堀尾幸男
照明:服部 基
衣裳:黒須はな子
音響:井上正弘
ヘアメイク:河村陽子
舞台監督:松坂哲生
宣伝美術:高橋雅之
宣伝写真:細川 晃
製作:伊東 勇
プロデューサー:佐藤 玄
制作:毛利美咲
企画: (株)コードリー
プロデュース: (株)パルコ
出演:陪審員 1号 浅野和之、
陪審員 2号 生瀬勝久、
陪審員 3号 伊藤正之、
陪審員 4号 筒井道隆、
陪審員 5号 石田ゆり子、
陪審員 6号 堀部圭亮、
陪審員 7号 温水洋一、
陪審員 8号 鈴木砂羽、
陪審員 9号 小日向文世、
陪審員10号 堀内敬子、
陪審員11号 江口洋介、
陪審員12号 山寺宏一
チケットがまるで取れなかった「12人の優しい日本人」。
旦那と一緒に観に行くつもりだったから、二人分払ったと思って2万円までは出すつもりでヤフオクを覗いていましたが、とても2万円で買えるような値段ではありません。定価9000円のチケットが3万だの4万だのの金額でやり取りされていました。
出品者は福岡県とか大阪府とか三重県とか、絶対に観るつもりないでしょ?っていう地区。
こういうプチダフ屋が大量にいるから、本当に観たい人に正規の値段で行き渡らない。真剣に対応策を考えて欲しい。
派手に売りさばいていた人が、以前逮捕されたことがあったけど、またひとつよろしく、警察さん!
ヤフオクもあきらめた私がとった最終手段はコネ!とか言ってみたいけど違います(笑)
関係者席のキャンセル待ち。当日券はないけど、今回はあまりの人気っぷりにそんな席も売り出されます。
朝10時に電話予約をして、開演15分前から整理番号順に並びました。多分開演10分前くらいから一人づつ売ってもらえました。
仕事中に携帯と会社の電話を左右に持って電話しまくった(ごめんなさいm(__)m)私が手にした整理番号は2番!
10席くらいはキャンセルがあるって話なので、これならまず大丈夫でしょうと余裕シャクシャクで行きましたが、会場に着くと緊張してしまい実際にチケットを手にするまではドキドキもんでした。
何人まで買えたのかは、聞いてようと思ったけどトイレに行っちゃって聞いてません(苦笑)
そして、そして、手にした座席番号はZ列27番。
X、Y、Z、A~という列並びなので、前から3番目!
一番端っこだけど、基本的に端っこ好きの私にはこの上ない良席。
パルコ劇場でこんな前に座ったのは初めてです♪
何度も上演され、映画にもなっている本作ですが、私はまったくの初見。
三谷幸喜のネームバリューもさることながら、これだけの豪華キャストに、興味を惹く設定。チケットが取れないとはいいながら、リピーターも多いようです。
席についてから、真後ろの女性二人が、「何日に観たときはこうで、何日に観たときはこうで・・・」と役者のセリフや観客の反応について語り合っていました。
お願いだから、上演前にあんまり前知識つけさせないでよ~と、憤慨。
もっと核心に触れることを言い出しそうだったら、一声かけようかと悶々としていたら、暗転することなく陪審員1号である浅野和之が舞台中央奥のドアを開けて出てきました。
何の前触れもなく出てくるので、これから観る方は開演時間を過ぎたら、しゃべらずに前を向いていましょう。
このことを知っているはずなのに、でっかい声でぺらぺらしゃべり続けていた後ろの席のお二人は本当にこの作品が好きで通ってるのか疑問。誰かのファンってだけなのかも。いい迷惑。自覚してください。お願いします。
2時間強の1幕劇(休憩なし)である本作は、1幕劇ならではの緊張の持続があります。途中の舞台変えもありませんので、役者も観客も舞台に集中することができます。
最近は1幕劇が増えてきたように思います。
明治座や新橋演舞場だと休憩が2回あって、その間に食堂で食事をする人もいるので、全体の尺がどうしても長くなってしまいます。
それはそれで楽しいのですが、勤めていると土日にしか行かれませんよね。
平日に観るなら、1幕劇に限ると思いました。
2時間程度っていうのも、映画1本観るのと同じくらいの尺なので、集中しやすい時間なのかも。
配役も絶妙だったと思います。
誰一人無駄な人はいませんでした。
浅野和之は職人的な細やかな演技を、生瀬勝久は役者としての確かな実力を、伊藤正之は脇役としての存在感を、筒井道隆は彼にしかできないとぼけた感じの秀逸さを、石田ゆり子は凛とした美しさを、堀部圭亮は嫌味な表情のうまさを、温水洋一は見事な切れっぷりを、鈴木砂羽は女のズルさを、小日向文世はどんな役でもやりこなす技を、堀内敬子は役への入り込み方のすごさを、江口洋介は主役以外の何者でもない存在感を、山寺宏一は芸達者ぶりと素晴らしい声を、それぞれの魅力を魅せてくれました。
とくに江口洋介の役者としての佇まいと、筒井道隆の唯一無二の個性、山寺宏一の声には感嘆!
筒井くんは、彼を目的ではなく「砂の上の植物群」、「もとの黙阿弥」、本作と続けて観ていますが、どんどん惹きつけられていくようです。
次回作は彼を目的に観に行っちゃうかも。
もちろん三谷幸喜の脚本や演出も素晴らしいです。
チケットが取れている方はモチロン、取れていない人もぜひキャンセルチケットをGETして、この奇跡的な舞台をご覧ください。
☆おまけ☆
チケットが手に入るかはっきりしないまま待ってたときに、玉置浩二さんを発見。サングラスをかけていましたが、ドラマ「あいのうた」そのままに満面の笑顔でした。じつに感じのいいお方。一緒にいたのは奥さん?