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こまったちゃん。のきまぐれ感想記

本・映画・お芝居等の感想をミーハー目線で、その他あれこれ書き散らかしています。

試写会「ナイト・オブ・ザ・スカイ」

2006-01-24 | MOVIE(EUROPE)
試写会「ナイト・オブ・ザ・スカイ」開映19:00@一ツ橋ホール

「ナイト・オブ・ザ・スカイ」 LES CHEVALIERS DU CIEL 2005年 フランス
配給:UIP
監督:ジェラール・ピレス
製作:エリック・アルトメイヤー,ニコラス・アルトメイヤー
原作:アルベール・ユデルゾ、ジャン=ミシェル・シャルリエ
脚本:ジル・マランソン
キャラクター原案:ジャン=ミッシェル・シャルリエ、アルベール・ユデルゾ
音楽:クリス・コルネル
撮影:パスカル・ルベーグ
空中撮影監督:エリック・デュマージュA.F.C.
空中映像担当:エリック・マニャン
航空技術指導:ステファヌ・ガルニエ少佐
美術:ジャン=ピエール・フイエ
編集:ヴェロニク・ランジュ
出演:ブノワ・マジメル、クロヴィス・コルニアック、ジェラルディン・ペラス、
   アリス・タグリオーニ、フィリップ・トレトン、クリストフ・レモン、
   ジャン=ナティスト・ピュシュ
上映時間:1時間40分 


「クリムゾン・リバー2」の男前=ブノワ・マジメル(ジュリエット・ビノシュの旦那サマ)が出ているということで、楽しみにしてたんですが、フレディ・マーキュリーかよ?!という変なヒゲ(ゲイっぽい。偏見か?(ーー;))がいや~ん。
しかも軍人ということで短髪。
まったくこまったちゃんドキドキ度のない風貌でした。

ま、それはさておき、戦闘機ものというと、つい「ステルス」と比べたくなっちゃいますが、全然違います!
スタイリッシュなんですよね。フランスならではなのかな。
アルプスに近い北の地方の山々、南仏プロヴァンス地方の緑豊かな大地、そしてヨーロッパの空の濃い青と戦闘機の軌跡の白との鮮やかな対比。
パリの街を眼下に見下ろすことまでできます。シャンゼリゼ大通り、凱旋門、そして新凱旋門周辺の近代的な町並み。
フランスに行きたい!!と思いました。
フランスでこんなにおもしろい戦闘機ものが作れるとはいい意味で意外でした。

人間も魅力的。やっぱり「ステルス」は主演俳優が敗因だったのだと確信しました。ゲイ風ヒゲでもブノワ・マジメルはかっこよかったです。

女好きの相棒とか、アメリカから研修に来ている最高にビッチでゴージャスなねーちゃんとか、うさんくさい武器商人たちとか、登場人物は一癖も二癖もあります。
そこがフランス映画らしいところ。
とくに気になったのはi-Pod。そのあだ名どおり MP3を手放さないパイロットなんですが、iはアイではなく、イと発音します。
フランス語のアルファベ(アルファベット)では、アー、ベー、セー、デー、ウー、で始まり、Iはイ。他にHはアッシュ、Yはイグレッグと読みます。有名な話ですが。
そのI=イがなんだか嬉しかったこまったちゃんです。

今日は同行者が行けなくなり、一人での試写会。
旦那も飲み会なので、帰りは神保町「ボンディ」で中辛ミックス食べて帰りました。


☆本日のぼやき☆
席をとって、トイレに立って戻ったら、真後ろの席に癇に障る声でうるさくしゃべるオバハンが座っていました。うるさーーいい!!
「避難、避難」と一つ前の席へ行くと、前の席にホームレス・・・。匂う・・・。
再度、「避難、避難、避難」。
かなり前で観て、首が痛くなりました(笑)
とりあえず、ホームレス入れるのはやめてくれないかしらん?


今日のいくらなら出しても惜しくない  ¥1300(鑑賞券を買おう!空と大地を楽しめます)
実際に出したお金             ¥0(あーちゃんにいただきました+定期券内)
コメント (2)
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試写会「プライドと偏見」

2005-12-19 | MOVIE(EUROPE)
試写会「プライドと偏見」開映18:30@九段会館

「プライドと偏見」 PRIDE & PREJUDICE 2005年 イギリス
配給:UIP
監督:ジョー・ライト
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ポール・ウェブスター
製作総指揮:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード
原作:ジェーン・オースティン『高慢と偏見』
脚本:デボラ・モガー
撮影:ロマン・オーシン
編集:ポール・トーシル
配役:ジナ・ジェイ
衣装:ジャクリーン・デュラン
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演:キーラ・ナイトレイ、タルラ・ライリー、ロザムンド・パイク、
   ジェナ・マローン、ケイリー・マリガン、ドナルド・サザーランド、
   ブレンダ・ブレシン、クローディー・ブレイクリー、
   マシュー・マクファディン、トム・ホランダー、ルパート・フレンド、
   ジュディ・デンチ、シルヴェスター・モランド、サイモン・ウッズ、
   ケリー・ライリー
上映時間:2時間7分


キーラ・ナイトレイは結構好きなんですよね~。
これまた結構好きなウィノナ・ライダーにもちょっと似ているけど、さらにノーブルさを兼ね備えた美しさは、作品に華を与えます。

ただ、今回は彼女では「魅力的すぎる」という意見があったそうです。どういう理由だ(笑)
でも、実際の彼女はかなりの「おてんばさん」らしく、この役にピッタリという結論に達したそうです。なるほど・・・(笑)

貧乏なうえに女ばかりの家なので、財産はさえないイトコが継ぐことになっており(女性には相続権がない。なんてことだ!どっかの国の天皇制みたいだ。笑)、娘たちを金持ちに嫁がせることしか考えてない下品な母親。
そしてその母の娘とは思えない上品で美しい内気な長女の話をまじえながら、この家で育ちながらプライドを持ち真っ直ぐ育った気の強い次女(キーラ)と超金持ち&家柄がいいせいからか高慢極まりないダーシー家の相続人との惹かれあってるくせに誤解いっぱいの関係を描いた本作。

衣装や舞踏会(結構ラフなパーティーにビックリ)の様子、ダーシー家の博物館かのような豪奢な建物(美術品も素晴らしいけど、天井画がまた素晴らしいので必見です)などが目を楽しませます。
ブルジョワジーには斜に構えてしまうこまったちゃんですが(参考「理想の女」「青い棘」)、今回はむやみに遊んでいるという印象がなかったので、すんなり入り込めました。

「ドミノ」でも書きましたが、キーラはクシャっと無防備に笑う顔が美しい顔にアンバランスでドキっとします。ギャップでなおさら「可愛い!」と思ってしまう。
そして彼女ならではの強い意志を持った凛とした姿。
エリザベス役には彼女以外には考えられないと思わせるほどです。
対するダーシー役のマシュー・マクファディンはパッとしないというか、地味なんですよね。でも観ているうちにエリザベス同様に彼に心を奪われていきます。
高慢さのなかに見え隠れする誠実さがポイント!
これから観る人も、多かれ少なかれ彼に惹かれると思いますよ。
これは、「ブリジット・ジョーンズの日記」におけるダーシーへの感情に似ているんですよね。それもそのはず、「ブリジット・・・」は現代版「高慢と偏見」パロディ。口下手でぶっきらぼうだけど実は誠実で優しい男。それがダーシー。
ダーシーって苗字の男性が現実でももてそうだな(笑)

好き嫌いのありそうな作品ではありますが、とくに女性にお薦めしたいです。


☆本日のお土産☆
マカディア1本+ハーレクイン小説「シャーロットの冒険」
おおっ!太っ腹!!
帰りに昨日試写状をくれたMMさんと落ち合って「どっち?」と選んでもらいました。
ということで、私の手元にはハーレクインが・・・。
初ハーレクインです♪ぐふふふ・・・。
MMさんには明日の試写状をまたいただいてしまいましたm(__)m
最近、自分で当たらないのにいただいてばっかり・・・。
ご恩返しできるように試写状を当てなきゃ!


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1300(ぜひ前売券購入を!)
実際に出したお金           ¥0(MMさんにちょうだいしました+定期券内)
ここのところいただきっぱなしで心苦しいので、お返しに「キング・コング」のプレスシートを差し上げました。喜んでいただけたかしら・・・。
コメント (4)
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試写会「オリバー・ツイスト」

2005-12-05 | MOVIE(EUROPE)
試写会「オリバー・ツイスト」開映18:30@ヤクルトホール

「オリバー・ツイスト」 OLIVER TWIST 2005年 
イギリス・チェコ・フランス・イタリア
配給:東芝エンタテインメント
監督:ロマン・ポランスキー
製作:ロベール・ベンムッサ、ロマン・ポランスキー、アラン・サルド、
   ティモシー・バリル、ペトゥル・モラヴェツ、
   ダニエル・シャンパーノン、マイケル・シュヴァルツ
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本:ロナルド・ハーウッド
撮影:パヴェル・エデルマン
配役:セレスティア・フォックス
音楽:レイチェル・ポートマン
出演:ベン・キングズレー、バーニー・クラーク、ジェイミー・フォアマン、
   ハリー・イーデン、リーアン・ロウ、ルイス・チェイス、
   エドワード・ハードウィック、ジェレミー・スウィフト、
   マーク・ストロング、フランシス・クーカ、クリス・オーヴァートン、
   マイケル・ヒース、ジリアン・ハナ、アラン・アームストロング、
   ジェームズ・バブソン、ポール・ブルック、アンディ・ドゥラツール、
   リズ・スミス
上映時間=2時間10分


今日もあーちゃんのご好意で同行させていただきました。
私も試写会当てなくっちゃだわ~~。

チャールズ・ディケンズ原作の「オリバー・ツイスト」は今までにも何度も映画化・ドラマ化されているそうです。
今回は「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が映画化。
ちなみに、こまったちゃんは「戦場のピアニスト」は未見です。

主役はその名もオリバー・ツイスト。孤児のオリバーは聡明でまじめな少年。きれいな顔立ちをしていることから、奉公先で重宝されるのですが、それを嫉んだ先輩奉公人に亡き母の悪口を言われ、殴りかかってしまったことにより、つらい立場に・・・。
そして、7日間歩き通しでロンドンに行くのですが、そこで最初に出会ったのがスリ少年。
そこで出会ったのが運のツキ・・・と言いたいところですが、オリバー・ツイストの無垢な魂は汚れることはなく、彼のふるまいは人の心を惹きつけることになるのですが、これ以上は観てのお楽しみ。

観た後は、オリバー・ツイストの清らかな心に感動し、涙ぐみもしたんですが、家路につきながら、ふと思ったんです。
「かわいいお顔って得ってこと?」
そう思ったら、ちょっと嫌~な気分になりました。

どう思います???


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1300(前売買って観に行きたい作品です)
実際に出したお金           ¥410(あーちゃんにお世話になりました+交通費)
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試写会「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」

2005-12-01 | MOVIE(EUROPE)
試写会「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」開映18:30@中野ZEROホール

「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」 L'EMPIRE DES LOUPS 2005年 フランス
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:クリス・ナオン
製作:パトリス・ルドゥー、ジェローム・シャロー
原作:ジャン=クリストフ・グランジェ
脚本:クリス・ナオン、ジャン=クリストフ・グランジェ、
   クリスチャン・クラヴィエ、フランク・オリヴィエ、
   シモン・ミシェル、リュック・ボッシ
撮影:ミシェル・アブラモヴィッチ
編集:マルコ・カヴェ
配役:ファビオラ・バンツィ
衣装:オリヴィエ・ベリオ
音楽:オリヴィア・ブイッスー、グレゴリー・フージェール、
   ダン・レヴィ、パスカル・モレル、サミュエル・ナルボニ、
   ルカ・デ・メディチ
出演:ジャン・レノ、アーリー・ジョヴァー、ジョスラン・キヴラン、
   ラウラ・モランテ、フィリップ・バス、ダヴィッド・カメノス、
   ディディエ・ソーヴグラン、パトリック・フロエルシェイム、
   エチエンヌ・シコ、ヴァーノン・ドブチェフ、エロディー・ナヴァール、
   フィリップ・ドゥ・ジャネラン 
上映時間=2時間8分


こまったちゃんの好きな映画のジャンルはサスペンス、そしてフランスかぶれ気味でもあるこまったちゃん。なので、フレンチ・サスペンスは大好物です!

最近、試写会応募どころか新作チェックすら怠っている私は、「七人のマッハ!!!!!!!」の試写会で観た予告で知りました。
「コレは絶対に観たい!!」と思いましたが、公開もまもなく・・・。
で、ギャガ配給だし、池袋テアトルで上映するそうなので、ギャガの株主招待券で観ようと帰りの電車で決意しました。
家に帰るとあーちゃんからメールが来て、なんと本作の試写会のお誘い。
ありがとーーーーーーーーーー!!!


さて肝心の作品について・・・
自分の夫についての記憶がなくなってしまう妻の話と、若い女性の連続殺人を追う刑事の話の2本立てで話が進んでいきます。
2つのお話は途中から合体していくんですが、大まかには「こうなるだろうなー」という予測どおりになるんだけど、何回かジャン・レノに裏切られることになるので、最後まで楽しめます。

ただ、トルコ人の拷問方法を聞いてゾッとしましたー。直接そのシーンがなかったのが幸い・・・。
①足をくだく
②ネズミに外陰部から子宮まで食べさせる
③胸を浅く深くと何十回も刺す
ここまでは生きているうちに!(ヒョエーーー)
④顔をジグザクに切り刻む
この説明を聞いて、悲鳴をあげそうになったのは私だけではないはず。
トルコ人にだけは恨まれないようにしよう・・・。

ジャン・レノのむさくるしい風貌もなんとも役にマッチしていました。
若い刑事役のジョスラン・キヴランはなかなかの男前だんだけど、私は「ルパン」のロマン・デュリスの方が好きだな。アクが足りないんですよね、ジョスラン・キヴランは。惜しい!って感じの男前さんでした。

ダークなサスペンスをお好きな方にはたまらない作品なのではないでしょうか。
私は大満足!
あーちゃん、ホントにありがとーー♪


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1800(サスペンス好きならば劇場で)
実際に出したお金           ¥610(「七人のマッハ!!!!!!!」同行と交換+交通費)


☆ 追 記 ☆
今日は、いいニュースがありました。自分のことじゃないけど、とてもHAPPYな気持ちになりました。他人の幸せを喜べる幸せを感じたひと時です。
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映画「ティム・バートンのコープスブライド」

2005-10-30 | MOVIE(EUROPE)
映画「ティム・バートンのコープスブライド」(日本語吹替版)開映14:35@錦糸町シネマ8楽天地

「ティム・バートンのコープスブライド」 TIM BURTON'S CORPSE BRIDE 
2005年 イギリス
配給:ワーナーブラザース
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン
製作:アリソン・アベイト、ティム・バートン
製作総指揮:ジェフリー・アウアバーク
脚本:パメラ・ペトラー、キャロライン・トンプソン
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:ピート・コザチク
編集:ジョナサン・ルーカス
美術:アレックス・マクドウェル
声の出演:ジョニー・デップ、エミリー・ワトソン、ヘレナ・ボナム・カーター、
   アルバート・フィニー、リチャード・E・グラント、
   クリストファー・リー、ジョアンナ・ラムレイ
声の出演(吹替版):木内秀信、山像かおり、小林さやか、宮寺智子、
   土師孝也、山野井仁 
上映時間:1時間17分


今日も昨日に引き続き頭痛と吐き気に悩まされる。
女子特有の月に何日かのことなのでしょうがないんだけど、毎月旦那に八つ当たり。なんで私ばっかり毎月、毎月・・・。

せっかく興行会社からのご招待だったLIBERA Japan Tour Autumn 2005も断念。ボーイソプラノで癒されたかったんだけどなぁ・・・。

でも、楽天地の券は無駄にしたくなくて、やっとの思いで「コープスブライド」の最終回を観に行きました。
金曜日までは朝から夜まで上映していたのに、昨日からはこの14:35が最終回になってしまいました。
昨日元気でもブレッド&バターコンサート→「コープスブライド」はできなかったんだなぁ。
しかも、楽天地では日本語吹替版のみの上映。
これで、かなり観たがっていた旦那もちょっと気をそがれてしまったようだけど、今月の券がぁ・・・とぼやいたら、一緒に行ってくれました。
こんなときに限って、旦那が出がけにう○ちを催して、到着したのは開映時間。
席はほぼ満席で、私は前方に座れましたが、旦那は左右知らない人に挟まれるのが嫌で(偏屈なんです)、立ち見したもよう。

肝心の作品は、映像も音楽もさすがって感じでした。日本語吹替も思ったより違和感なく楽しめましたが、やっぱりミュージカルっぽい部分は残念って感じ。
一人で字幕スーパー版観に行こうかなぁ・・・。

上映時間が短くて残念に思ってたけど、こんな体調なのでそれに助けられました。
2時間超は耐えられなかったかも・・・。

ちっちゃい子供の骸骨ちゃんが可愛くって、切なかったです。
あの子のキャラクターグッズがあったら欲しいな。

お子様連れのファミリーにもカップルにも、もちろん一人で観ても楽しい映画です。未見の方はぜひご覧ください。


今日のいくらなら出しても惜しくない  ¥1800(さすがの完成度)
実際に出したお金             ¥682(ヤフオクで株主鑑賞券を購入)
コメント (8)
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試写会「青い棘」

2005-10-19 | MOVIE(EUROPE)
試写会「青い棘」開映19:00@ヤクルトホール

「青い棘(あおいとげ)」 WAS NUTZT DIE LIEBE IN GEDANKEN 2004年 ドイツ
配給:アルバトロス・フィルム
監督・脚本:アヒム・フォン・ボリエス
製作:シュテファン・アルント
原作:アルノ・マイヤー・ツー・キュイングドルフ
出演:ダニエル・ブリュール、アゥグスト・ディール、
   アンナ・マリア・ミューエ、トゥーレ・リントハート、ヤナ・パラスケ
上映時間=90分

チラシには、僕らは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか?の文字とともに、白いシャツの胸をはだけた二人の青年。
もう絶対この二人のホモ映画だと思っていました。
違うんですよー。期待はずれだわー(?)
ま、この程度ならばネタバレにはなっていないはずです。

1927年6月28日に実際に起きた事件「シュテークリッツ校の悲劇」を元にしている作品なのですが、世界大戦前のドイツの頽廃的な風俗を垣間見るという点では貴重な映画なのかもしれません。

私の中では、ドイツ人=実直、まじめ、職人気質って感じのイメージだったので、少なからず驚きました。
ていうか、昨日の「理想の女(ひと)」で受け容れることのできなかったブルジョワが再度登場。
「何をほざいてんじゃ?」というのが、お坊ちゃまにビンボー人こまったちゃんが言いたいことです。
わけのわからない理論で人を殺め、自らの命を絶つ彼のことはまったく理解できませんでした。

今回の拾いもんは、ブルジョワお嬢役のアンナ・マリア・ミューエ。目がクリクリっとして、ムチムチっとして、愛されることが当たり前の傲慢お嬢役にピッタリ!
こういう女の子っぽくって色気と可愛らしさの両方を兼ね備えた女性には憧れます。

前半はおもしろかったけど、後半の描き方に物足りなさを感じました。
後半こそストーリーの要なのに!!

ホモセクシュアル愛好者のみなさんへ一言。
美しいといえなくもない男性2人の熱いキッスがございます。
不思議と(?)嫌な感じのないキスシーンでした。



☆ お ま け☆
今日も常連さんがたくさん!
その中に、うちの会社に数年前派遣されてきていたパートのKさんを発見!
試写会で会ったとMさんには聞いていたけど、「もしや??」と思い、一生懸命名前を思い出して声をかけました。
ヨーガの講師もしていたKさん。今はヨーガでお忙しいのでは?と聞くと、講師やりたいけど教える場がないとのことでした。
「めちゃ体の固い生徒一人いらんかね~」
え?いらない?(汗)


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥500(試写会でよかった・・・汗)
実際に出したお金           ¥660(ハガキ5枚で同行させていただきました+交通費)
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映画「理想の女(ひと)」

2005-10-18 | MOVIE(EUROPE)
映画「理想の女(ひと)」開映14:10@武蔵野館

「理想の女(ひと)」 A GOOD WOMAN 2004年 イギリス・スペイン・イタリア・アメリカ・ルクセンブルグ

配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:マイク・バーカー
製作:マーク・アルベラ、ジョナサン・イングリッシュ、
   アラン・グリーンスパン、ハワード・ヒムルスタイン、
   デニース・オデル、スティーヴン・シーバート、
   デヴィッド・ニコルズ
製作総指揮:リアム・バジャー、ミカエル・ボーグランド、
   ヒラリー・デイヴィス、ダンカン・ホッパー、ルパート・プレストン、
   ジミー・ドゥ・ブラバン、
原作:オスカー・ワイルド
脚本:ハワード・ヒムルスタイン
撮影:ベン・セレシン
編集:ニール・ファレル
配役:ダニエル・ハバード、ジョン・ハバード、リリア・トラパーニ
音楽:リチャード・G・ミッチェル
出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、
   スティーヴン・キャンベル・ムーア、マーク・アンバース、
   ミレーナ・ヴコティッチ、ダイアナ・ハードキャッスル、
   ロジャー・ハモンド、ジェーン・ハウ、ジョージア・マセッティ
   ジョン・スタンディング
上映時間=1時間33分


久しぶりに、自分のチョイスを後悔しました。
武蔵野館ならば「マザーテレサ」を観るか、楽天地で「四月の雪」か「シン・シティ」か「蝉しぐれ」を観ればよかった・・・(ーー;)
誰に聞いても好評だったので、期待「大」で観に行きましたが、私には合わなかったみたい。
スカーレット・ヨハンソンの胸やお尻には同性ながらうっとりしちゃいましたが、感情移入はできなかったなぁ。
あ~あ、こんな感想書いていいのかしら・・・。

読んじゃった方、ごめんなさいm(__)m


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥300(DVDでいいと思うよ・・・)
実際に出したお金            ¥765(ヤフオクで入手した株主招待券+往路交通費)
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試写会「ミリオンズ」

2005-10-17 | MOVIE(EUROPE)
試写会「ミリオンズ」開映19:00@スペースFS汐留

「ミリオンズ」 MILLIONS 2004年 イギリス・アメリカ
配給:アスミック・エース
監督:ダニー・ボイル
製作:グレアム・ブロードベント、アンドリュー・ハウプトマン、
   ダミアン・ジョーンズ、トレイシー・シーウォード、
   ケイティ・グッドソン
製作総指揮:フランソワ・イヴェルネル、キャメロン・マクラッケン
脚本:フランク・コットレル・ボイス
撮影:アントニー・ドッド・マントル
編集:クリス・ギル
配役:ゲイル・スティーヴンス
出演:アレックス・エテル、エンゾ・チレンティ、デイジー・ドノヴァン、
   ルイス・マクギボン、ナセル・メマジア、ジェームズ・ネズビット、
   ガナー・ウィンバーグ、スティーヴン・ラドフォード 
上映時間=1時間37分


「28日後・・・」の監督が、ユーロ切替前のポンドをモチーフに母を失くした兄弟(ダミアン&アンソニー)を中心に描く、笑いあり、ホロリとするシーンありの、明るい色調の中にもペーソスあふれる作品です。
観た後は「お金」ってむなしい・・・と思いました。
でも、欲しいけど(爆)

弟ダミアンが空から降ってきた?ナイキのバックに詰まった大量のポンド紙幣を拾うことから繰り広げられるエピソードの数々。
数々の聖人が見えちゃうダミアンは、有名な聖人により母に会いたいと思っている少々エキセントリックで、純粋な子供。
このダミアンを演じるアレックス・エテルが可愛いの!
そばかすの散った顔にたれたキュートな目。
母ならずともほっとけないって感じです。

新興住宅地(高級住宅地だと作品中では言っていました)に引っ越してくる、ダミアン&アンソニー、そしてパパ。
大きな家の一人部屋の恐怖。なんか分かる気がする~(笑)

近隣に住む、モルモン教布教者3人組。モルモン教の布教者ってなぜだか金髪で自転車、そして2~3人で連れ立ってるよね。
実家の近所にも住んでて、よく二人で自転車に乗ってるパツキンの兄ちゃんを見ました。あれがモルモン教の布教者だと知ったのは、大人になってからだけど、多摩ニュータウンに住んでるのってちょっと変わってない?
作品中、彼らも笑わせてくれるんですが、あれってモルモン教徒から苦情来ませんかね?(心配)

上映前に、あーちゃんとおしゃべりしていて、「試写会通いのメリットは、自分で1800円出してまでは観なかったような作品に拾い物がある楽しさ」っていうような話をしたんだけど、まさに今日の作品がそれだと言えます。
ぜひたくさんの人に観て欲しい作品です。

とはいえ、私のレビューでは内容が伝わらないと思うので、今回はシネこみさんの作品概要を拝借~。
興味を持たれた方はぜひ劇場へ。


☆作品概要☆
ポンドがユーロに切り替わるまであと12日と迫ったイギリス。数え切れないポンド札を乗せた列車が焼却炉へ向かっていた。その列車を強盗が襲撃するが失敗、そして幼い兄弟ダミアンとアンソニーの元に、ポンド紙幣がギッシリ詰まったカバンが転がり込んできた。どうする? 使い切るしかない!! 2人はお互いにお金の使い道を考えながらも、本当は死んだ母親に会うことを願っている。お金があればなんでもできるはずなのに…。そんなある日、彼らに奇跡が起こる!! 『トレインスポッティング』『28日後…』のダニー・ボイル監督が故郷であるイングランド北部を舞台に、信じることの大切さと未来への希望をおおらかに描く、爽快な幸せ感に満ちた超必見の感動作。「僕の子供たちに堂々と観せられる映画を作りたかった」というダニー・ボイルの言葉どうり、本作にはドラッグも血も恐ろしいウィルスも出てこないが、スピード感とスタイリッシュな映像、独特のユーモアはそのままに、明るい笑顔と優しいまなざしに溢れた、ダイナミックであたたかいファンタジー・アドベンチャーとなっている。


☆今日気になったこと☆
強盗が登場するときのヒューって音。
「LOTR」のフロドを探しながら黒の騎士の「シャイア・・・」って囁くときにそっくりで、私は登場のたびに心の中で「シャイア・・・」とつぶやいてました(笑)

今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1500(ぜひ前売券でご覧ください)
実際に出したお金            ¥410(あーちゃんに同行させていただきました+交通費)
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試写会「ヴェニスの商人」←今回ネタバレ

2005-10-11 | MOVIE(EUROPE)
試写会「ヴェニスの商人」開映18:30@よみうりホール

「ヴェニスの商人」 THE MERCHANT OF VENICE  
2005年 アメリカ・イタリア・ルクセンブルグ・イギリス
配給:アートポート
監督:マイケル・ラドフォード
製作:ケイリー・ブロコウ、マイケル・コーワン、バリー・ナヴィディ、
   ジェイソン・ピエット
製作総指揮:エドウィジュ・フェネシュ、ゲイリー・ハミルトン、
   マイケル・ハマー、ピーター・ジェームズ、ロバート・ジョーンズ、
   ピート・マギー、アレックス・マーシャル、ジェイムズ・シンプソン、
   マンフレッド・ワイルド
原作:ウィリアム・シェイクスピア
脚本:マイケル・ラドフォード
音楽:ジョスリン・プーク
撮影:ブノワ・ドゥローム
編集:ルチア・ズケッティ
美術:ブルーノ・ルベオ
衣装:サミー・シェルダン
出演:アル・パチーノ、リン・コリンズ、ジェレミー・アイアンズ、
   ジョセフ・ファインズ、クリス・マーシャル、ズレイカ・ロビンソン、
   チャーリー・コックス、マッケンジー・クルック、
   ヘザー・ゴールデンハーシュ、ジョン・セッションズ、
   アラン・コーデュナー、グレゴール・フィッシャー、トニー・スキエーナ、
   ジュリアン・ネスト、ラジカ・ヨヴィチッチ
上映時間=2時間10分


今日はあーちゃんと同行。
最近すっかりお世話になっています。

さて、こまったちゃんは、シェイクスピア戯曲は知識としては知っていても、読んだことがありません。当然、この「ヴェニスの商人」も読んだことはありません。
最後の裁判シーンはあまりにも有名だけど、ちゃんとお話を理解したのは今回が初めてでした。

で、思ったこと。
ユダヤ人をそこまで貶める理由はなに?
シェイクスピアはイギリス人だから、キリスト教徒の立場で書かれたお話なのでしょう。殺生はせず、改宗させて、いいことをしたというのでしょうが、そうではない。
人の心は変えられない。宗教の自由、思想の自由は侵してはならない。
そのことを深く心に刻み付けることになりました。

本作では、自由の町ヴェニスのキリスト教徒は堕落しています。女と酒、異教徒への侮蔑。ここに、2004年ならではの風刺があるのでしょう。
本来、キリスト教においては堕落こそ嫌われるはず。
ユダヤの高利貸シャイロックをアル・パチーノが演じていることからも、シャイロックをただの悪役にしているわけではないことが窺えます。

そして友情に厚い男アントニーオでさえ、バッサーニオにただならぬ感情を抱いているように描かれている。キリスト教では同性愛はご法度のはず。

なのに、土地を所有することを許されないユダヤ人が否応なしに金貸しを営むことを、さらにそれに伴って利益を得ることを非難するアントニーオ。
なんだかなーって感じなのですよ。

バッサーニオだって、うわべだけの軽い男にしか見えない。

ただただ、依怙地になり、不幸になっていくシャイロックがもの悲しい。

唯一、溜飲を下げたのは、ポーシャの裁判官なりっぷり。ダニエル様(って誰なんだろうね)の再来!とかいって賞賛をあびていましたが、男っぷりもよく今回一番の見どころです。原作でもそうなんでしょうけど。
ポーシャを演じたリン・コリンズは今後の期待株ですね。
ちょいと調べたところ「恋は邪魔者」と「50回目のファースト・キス」に出てたらしい。どっちも観ましたが、まったく記憶にありません。
今回、大抜擢とのことだからチョイ役だったのでしょうね。

さて、今回気になったのは女性のドレス。ポーシャやネリッサのドレスは胸を平らになるぐらいつぶしたもの。あれじゃ胸が苦しかっただろうなぁ。
逆にヴェニスの娼婦たち(?)はドレスを着ているものの、皆揃いも揃ってオッパイでろーん。
あー、やだやだ(笑)

とにもかくにも、ユダヤ人について、宗教の自由について、奴隷制度について等々いろいろ考えさせられました。

これって全然作品を楽しんでないかも(ーー;)

熱出てきたかも(知恵熱?)・・・。今日はもう寝ます。



今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1800(宗教と民族について考えさせられました)
実際に出したお金             ¥370(応募ハガキ+交通費)
コメント (9)
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映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」

2005-10-01 | MOVIE(EUROPE)
映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」開映17:30@VIRGIN TOHO CINEMAS六本木ヒルズ

「銀河ヒッチハイク・ガイド」 THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY
2005年 イギリス・アメリカ
配給:ブエナビスタ
監督:ガース・ジェニングス
製作:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、
   ジョナサン・グリックマン、ニック・ゴールドスミス、
   ジェイ・ローチ、トッド・アーナウ、キャロライン・ヒューイット
製作総指揮:ダグラス・アダムス、デレック・エバンス、ロビー・スタンプ
原作:ダグラス・アダムス
脚本:ダグラス・アダムス、カレイ・カークパトリック
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
編集:ニーヴン・ハウィー
配役:スージー・フィギス、マーシャ・ロス
音楽:ジョビー・タルボット
出演:マーティン・フリーマン、サム・ロックウェル、
   ジョン・マルコヴィッチ、モス・デフ、ズーイー・デシャネル、
   ビル・ナイ、アンナ・チャンセラー、ワーウィック・デイヴィス、
   アラン・リックマン、スティーヴン・フライ、サイモン・ジョーンズ
上映時間:1時間49分


いつだったか予告で観て以来、「絶対観よう」と思っていた作品です。
映画の日なので、旦那をくどき落として観に行きました。
さすがに映画の日なので、どの作品ものきなみ満席でしたねー。
とくに「チャーリーとチョコレート工場」は人気だったみたい。
旦那が発見したのですが、ここでは上映中にチョコレートの香りを流しているそうです。そういえば、よそのブログで「ヒルズに観に行ったらチョコレートの香りがした」って書いている人がいたなぁ。
気のせいじゃなかったですよ!(どなたのブログだったか忘れちゃったので、ここに書いときます)

さてさて、肝心の作品について。こまったちゃんは、こういうオバカっぽいSFは大好きなんですよね。
サム・ロックウェルはいっちゃった人をやらせるとこの世代(こまったちゃん世代)ではピカイチですね。
「絶対観る!」と思っていたわりに、予告以外の前情報なしだったので、嬉しいサプライズが!
大好きなジョン・マルコヴィッチと、大好きな「アンダーワールド」に出ているビル・ナイが出てきたのです。
ビル・ナイは「ラブ・アクチュアリー」でもロックスター役で印象深いはずなのに、旦那と私の間では「アンダーワールド」のじいさんと認識されています。
なかなかイキな配役だな(こまったちゃん的に、ですが)

宇宙一不快な種族ヴォゴン人ってのが、なんともぶすかわいいのですが、ヒルズにぬいぐるみ(等身大?)がいたので携帯でパチリと・・・(画像参照)
一緒に写りたかったので、「撮ってちょ」と旦那に言ったら、「恥ずかしいからやだ」と・・・。
オケチ。

映画の後は、「とんとことん」でごはん。
席だけ予約して行ったのですが、前菜系のお料理が軒並み山(品切れ)。
宴会席用には取っておいていたみたいなので、お料理をコースにしておけばよかった・・・。
骨つきハムとハツ刺しを楽しみにしていたんだけどな。
ま、また行けばいいことなんですが。
豚ステーキは以前に食べたとき以上に美味しかったです。


今日のいくらなら出しても惜しくない  ¥1800(こういう映画は大好きです♪好き嫌いがあると思いますが・・・)
実際に出したお金            ¥1450(映画の日+交通費)
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映画「ヒトラー 最期の12日間」

2005-09-08 | MOVIE(EUROPE)
映画「ヒトラー 最期の12日間」開映18:40@錦糸町シネマ8楽天地

「ヒトラー 最期の12日間」 DER UNTERGANG 2004年 ドイツ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作:ベルント・アイヒンガー
原作:ヨアヒム・フェスト、トラウドゥル・ユンゲ、メリッサ・ミュラー
脚本:ベルント・アイヒンガー
撮影:ライナー・クラウスマン
編集:ハンス・ファンク
美術:ダニエル・アレクサンドル、リヴュ・マルツ
音楽:ステファン・ツァッハリアス
出演:ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、
   コリンナ・ハルフォウフ、ウルリッヒ・マッテス、
   ユリアーネ・ケーラー、ハイノ・フェルヒ、ウルリヒ・ノエテン、
   トーマス・クレッチマン、ゲッツ・オットー、
   ジェラルド・アレクサンダー・ヘルド、アンナ・タルバッハ、
   ディートリッヒ・ホリンデルバウメル、トラウドゥル・ユンゲ
上映時間=2時間35分


私は日本の侵略戦争のことより、ドイツというかナチのユダヤ人大虐殺の話を先に知ったのではないかと思います。
きっかけは「アンネの日記」。
これは小学生のときに本で読んで以来、TVのドキュメンタリーでも何度か観ました。ナチからの逃亡生活、アウシュビッツ収容所での生活、そして死。
彼女の写真や日記の文面は私の心を強く揺さぶりました。
先日観た「マイ・ファーザー」は、その悪名高きアウシュビッツ収容所でユダヤ人を使って人体実験を繰り返した'死の天使'ヨゼフ・メンゲレの息子の話でしたが、ドイツというとやはりこのイメージですよね。

でも、ドイツにも善良な市民はもちろんいたわけで、みんながみんなナチズムにおかされていたわけではありません。
その簡単であたりまえのことに今まで気がついていなかった気がします。

そして、子供達を殺してしまうゲッペルス夫妻をはじめとするナチの党員たちもマインド・コントロールされているとしか思えない狂信ぶり。ヒットラー本人の狂人ぶり以上に恐ろしさを感じました。

ヒットラーのしたこと、させたことは絶対に許せないけど、ドイツ人は戦争に負けた国ということでは日本と同じ。ヨーロッパの国々がいつまでもドイツを許せないように、アジアの国々もいつまでも日本を許せないのでしょうか。
このことは考えると泥沼になるので、ここで語るのはやめますが、「過去の清算」については解決できない問題としてずっと語られるような気がします。

とにかく、「戦争」という手段は間違っていると思います。
世界中の人がそう考えてくれればいいのだけど・・・。

なんだかいろいろ考えさせられました。


今日のいくらなら出しても惜しくない  ¥1000(いろいろ考えさせられました)
実際に出したお金             ¥869(ヤフオクで平日限定鑑賞券を購入)
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試写会「ルパン」

2005-08-31 | MOVIE(EUROPE)
試写会「ルパン」開映18:30@よみうりホール

「ルパン」 ARSENE LUPIN  2004年 フランス イタリア スペイン イギリス
配給:日本ヘラルド映画
監督:ジャン=ポール・サロメ
製作:ステファーヌ・マルシル、エマニュエル・バレストリエリ、
   クリストファー・グラニエ=ドフェール
製作総指揮: ステファーヌ・マルシル
原作:モーリス・ルブラン
脚本:ジャン=ポール・サロメ、ローラン・ヴァショー
撮影:パスカル・リダオ
編集:マリー=ピエール・ルノー
衣装:ピエール=ジャン・ラロク
配役:ステファン・フェンキノス、ルイ・ハモン
音楽:デビー・ワイズマン、マチュー・シェディ
出演:ロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス、
   パスカル・グレゴリー、エヴァ・グリーン、ロバン・レヌーチ、
   パトリック・トゥーミー、マチュー・カリエール、
   フィリップ・マニャン、フィリップ・ルメール、マリー・ビュネル、
   フランソワーズ・レピン、アラン・フィグラーツ、
   ギョーム・ユエ、フランソワ・モニエ、ニッキー・ノード、
   アン・スアレス、オレリアン・ビルク、デリック・ブレナー、
   アルノー・クライン、ヴィクトル・ルキヤネンコ
上映時間=2時間12分


今日は月末。速攻で向かったつもりでも、ギリギリになってしまいました。
でも、一人なので席の心配はありませんでした。

基本的にフランスかぶれなワタクシ。フランス映画はたいがい好きです。
そして、「怪盗ルパン」というのもいいじゃないですか。
GTFでは平日の昼上映だったので観ることができませんでしたが、「サマータイムマシーンブルース」の同行と交換してもらった試写状です。同行してもらったWさんは「既に観たけどまた観ようかと思う」と言っていましたが、彼女のポイントUPはカルティエの宝飾品のためだそうです。
カルティエの豪華な宝飾品を観るだけでも楽しいかもしれません。
エンドロールには、ルイ・ヴィトン、バカラ他の一流ブランドが列挙されていました。ブランド好きの方にはたまらない映画かも。
私にはさっぱり分かりませんでしたが(苦笑)

さて、主演のロマン・デュリスは私は「スパニッシュ・アパートメント」以来です。
「スパニッシュ・アパートメント」では留学生役でしたが、今回はルパン!
最初は「なんだ、この男は」と思ったのに、だんだんと魅力的に見えてきました。ただし、もじゃもじゃの胸毛はいただけなーい!背中はつるつるなのに、胸毛が真っ黒で密生!思い出しただけでちょっと・・・。オエッ
今後も彼の出演作は観たいです。

魔女のような魔性の女にはクリスティン・スコット・トーマス。「イングリッシュ・ペイシェント」では、めちゃくちゃ美しかった彼女も、寄る年並みには勝てません・・・。10年近く前だもんなー。
魔性の女ならもう少し若い女優の方がよかったのでは?
キレイはキレイなんだけどね。

対してエヴァ・グリーン。彼女は25歳と若いけど、今回の薄化粧はイマイチ。私は「キングダム・オブ・ヘブン」のときのエキゾチックな彼女の方が好きだなぁ。
まだまだキレイになりそうですね。

ストーリー的には私の好きな江戸川乱歩と同じ香りのする展開。
1800円をつけてもいいくらいなんだけど、編集が悪い!
つなぎ方が無茶。
列車で争ってたのに、あっという間に全然関係のないシーンになったり、
とあるシーンはブチっと切れたり・・・。
オリジナルはもっと長いのかな。
オリジナルの編集どおりなら、ちょっと感覚を疑うな・・・。
3時間でもいいからフルに観たいと思いました。


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1000(レディスデーにカルティエを拝むのもいいかも)
実際に出したお金 ¥320(「サマータイムマシンブルース」の同行と交換+交通費)
コメント (3)
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試写会「クレールの刺繍」

2005-08-03 | MOVIE(EUROPE)
試写会「クレールの刺繍」開映19:00@九段会館

「クレールの刺繍」 BRODEUSES 2003年 フランス
配給:シネカノン
監督:エレノール・フォーシェ
製作:ベルトラン・ファン・エフェンテール、アラン・ベンギーギ
製作総指揮:トマ・ヴェルハーゲ
脚本:エレノール・フォーシェ、ガエル・マーセ
撮影:ピエール・コットロー
編集:ジョエル・ヴァン・エフェンテール
配役:ナタニエル・エステル
音楽:マイケル・ガラッソ
出演:ローラ・ネマルク、アリアンヌ・アスカリッド、ジャッキー・ベロワイエ、   トマ・ラロップ、マリー・フェリックス、アンヌ・カノヴァス、
   マリーナ・トメ、エリザベス・コメリン、クリストフ・ヘイティ
上映時間=88分 


シネカノン配給らしい、まったりとした作品。
私はおフランスかぶれ時期もあったくらいなので、フランス女たちの雰囲気だけでも酔いそう。しかも、主人公のお友達のお兄さん、かっこよすぎ。車の中で欲望に駆られた目をするあたりでは、かな~りセクシーでした。
逆に濡れ場はイマイチだったなぁ。なんでだろ。
しそうでしないほうが隠微な感じがするのかも。

さて、それはそうと、この作品のスゴイところはタイトルにもなっている刺繍!
リネア刺繍というらしいのですが、布にモチーフを縫い付けていく技法で、新鮮。
オーガンジーの布地にスパンコールを一面に縫い付けていくところや、ラストの作品はタメイキがもれそうでした。

終映後、帰っていく人たちが「刺繍はよかったねーー」と口々に。
一緒に行ったMさんも近いことを言ってました。
私は結構好きな映画です。
でも、大きなスクリーンである必要はないかも。

それと主人公の赤毛の巻き毛が可愛い!
小学生のときに「赤毛のアン」の赤毛に憧れていたときを思い出しました。
赤毛になりたい。


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥500(DVDでどうでしょうか)
実際に出したお金           ¥50(応募ハガキ+定期券内)
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映画「皇帝ペンギン」

2005-07-30 | MOVIE(EUROPE)
映画「皇帝ペンギン」(日本語吹替版)開映16:00@錦糸町シネマ8楽天地

「皇帝ペンギン」 2005年 LA MARCHE DE L'EMPEREUR フランス
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:リュック・ジャケ
製作:イヴ・ダロンド、クリストフ・リウ、ジャン=フランソワ・カミレッリ
脚本:ミシェル・フェスレール、リュック・ジャケー
撮影:ローラン・シャレ、ジェローム・メゾン
編集:ヴァランティン・デュレイ、サビーヌ・エミリアーニ、
   エマニュエル・ゼレス
音楽:エミリー・シモン
音響:パスカル・ドゥデイ、ジェラール・ラン、ローラン・カリオ
声の出演:大沢たかお、石田ひかり、神木隆之介
(シャルル・ベルラン、ロマーヌ・ボーランジェ、ジュール・シュトリュク)
上映時間=1時間26分


楽天地では初日のみ字幕スーパー版で、その初日に観に行く予定でしたが、例の地震のために断念しました。
今日は、花火の前に・・・と16:00をチョイス。
NHKで放映してそうな映像ながら、皇帝ペンギンのみを追っていることと、ペンギンに人格をもたせて声を入れているのがNHKとは異なる点でしょうか。
厳しくも美しい風景と、皇帝ペンギンの愛らしい姿に心が洗われるようです。

皇帝ペンギンが登場してよちよち歩いて、お腹でシューっとスキーかスケートのように滑ったときに、旦那が「くすっ」と笑い、私のお腹をなでました。
以後、たびたび同じ行動をとったので、終映後に「なんなの?」と聞いたら、「このお腹なら皇帝ペンギンみたいにすべれるなと思って」とのこと。
殴っときました。

そんなアホ話はおいといて。
自然の厳しさ、魔法のような献身的な皇帝ペンギンの子作り&子育て。
人間も見習わなければならないと思いました。
ブリザードによって子供を失った母親ペンギンが正気を失って(と石田ひかりが言った)よそのひなを奪おうとするさまには胸がつまりました。
その母親ペンギンの気持ちがとてもよく分かる。
よその可愛らしい子供をみると、「さらいたい」って思うもん。
私は正気は失っていないので(笑)、実行しませんけどね(当たり前)

美しい映像や、可愛らしいペンギンを見たい人は必見。
ただし、自然の厳しさも出てくるので小さい子供に見せるのはどうなんだろう。
小学生高学年くらいならばとくにオススメしますが、未就学児にはまだ早いと思いました。


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1200(レイトショーで心を洗おう)
実際に出したお金           ¥815(ヤフオク。手数料込)
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映画「迷宮の女」

2005-07-12 | MOVIE(EUROPE)
映画「迷宮の女」開映18:35@新宿武蔵野館

「迷宮の女」 DEDALES 2003年 フランス
配給:ハピネット・ピクチャーズ
監督・脚本:ルネ・マンゾール
製作:エティエンヌ・コマー、ジャン・コタン、マルティーヌ・ランブレヒト
撮影:パル・ジュレ
編集:フィリップ・ブリュアール、ルネ・マンゾール
配役:ステファン・アンドルウ、オリヴィエ・カルボン
美術:ジャン=ジャック・ジェルノル
音楽:ジャン=フェリックス・ラランヌ
出演:シルヴィー・テステュー、ランベール・ウィルソン、フレデリック・ディフェンタール、
   ミシェル・デュショーソワ、エドュアルド・モントート、ルネ・マンゾール、
   ジャン=マルク・ベッル、アルベール・ゴールドベール
上映時間=99分 PG-12


どっかの試写会の予告で観て、「絶対観たい!」と思ってました。
試写会では観れなかったけど、行ってまいりました。
多重人格者の殺人犯を精神科医と刑事が突き止めていきます。
主演の3人の魅力&演技が特筆もの!
これは期待に違わぬ秀作です。
サイコサスペンス好きならば、必見です。
私は大満足♪
新宿武蔵野館では22日までの上映です。お早めに\(^o^)/

なお、サスペンスものにつきネタバレは絶対に避けたいので、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます。鑑賞前の情報収集は控えめに・・・。
この劇場予告は期待をあおり、ネタバレなしのいい予告でした(^_^)v


今日のいくらなら出しても惜しくない ¥1500(前売り券の値段です。このくらいの価値あります)
実際に出したお金          ¥1370(鑑賞券をパスネットと交換+交通費)


☆追記☆
中高生のころ、新宿通りでよく見たタイガーマスクの新聞配達のおじさん(?)が、観に来てました。マスクを外して、一番前に座ってました(笑)
腰にニモとスティッチのぬいぐるみをつけて、開場前にチラシ収集してました。
映画好きなんだね~。
コメント (2)
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