息子たちの幼い時の絵本に

パンのクズでもあるならば小鳥に撒いてやりましょう。
というのがあった。
パンのクズがあると、それを思い出しながら
ベランダにパンクズを撒いてやる。やって来るのはすずめ。
いつも二羽で仲良くやってくる。
それを 楽しみに見ているおばあちゃんがいる。
つばめは 家の中や軒先に巣作りをして 親ツバメが
赤ちゃんつばめに口移しで餌を与える様子を見て
つばめが食べるのは昆虫なのでしょうと思っている。
パンクズは食べに来ない。

3週間くらい前にこんな事があった。朝9時頃
約束の予約の時間があって 息子に送ってもらうのに車に
乗り込む時 住宅地の幅6メートルの道路にも石垣にも
電線にも 沢山のつばめが集まっている。
えーーっ どうしたの??? こんなのはじめてーーー
心を残して 後にする。
次の日の朝も 電線にも沢山のつばめーーー。
次の日も。電線で羽を休ませている燕を見ていると
どの燕も 胸を張ってスマート。姿が美しい。
これから何百キロ 何千キロも旅をすると言うのに
持ち物は何もない。
人間は なんと沢山のものを背負っているのでしょう。
旅立ちの前の燕に 私はいろいろ教わりました。
胸を張って美しく。身体一つでーー。