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おばあちゃんのコクラ日記

ピアノとぬかみそ 台所からの風景

大河ドラマに思う

2023-01-10 19:07:00 | 日記
昭和の少女は戦争体験者。

三女の私は、二人の姉のお下がりの服でなんとか

過ごせていたけれども冬用のコートもなく

寒さに震えていた。

店に売っているものは何も無く 母の着物が母や娘たちの

もんぺになり 上着になっていた。ウワギとは言わないで

「じょうい」と言って着物式の物だった。

食べるものもなく家族で囲む食卓に

だんご汁があれば良い方で「ひもじい」を知っている

少女だった。

座敷にはピアノがあっていつも姉妹のだれかがお稽古をしていた。

床の間の掛け軸の読めるところに眼がいくと

「不自由を常と思えば不足なし」

「不自由を常と思えば不足なし」毎日毎日

目に入りました。続きは読めなくて読もうともしなかった。

大人になってから 「家康の遺訓」と知る。

少女の心にドーンと届いている言葉です。

「どうする家康」大河ドラマに家康をたずねましよう。

初春の一服の抹茶を楽しめる平和が続きますように。