しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

緊急医療情報キットの配布

2012年10月08日 | Weblog

昨日は「緊急医療情報キット」の配布を「一人暮らしの高齢者世帯」を対象に民生委員同伴で配布して来た。

「  地区社会福祉協議会」「  地区コミュ二テイ協議会」の名前の入った「筒状の配布物である」

材質は透明なプラスチック製、高さ22センチ、直径6・7センチ、底辺部6センチである。筒の中に入れる紙は2種類「緊急時連絡カード」と「緊急医療情報キットのご利用にあたって」の注意文。である。

カードの記入欄には氏名、生年月日、住所、電話番号、後期高齢者医療被保険者番号、血液型、「緊急連絡先」として「かかりつけの医療機関の名称、科名、担当医、所在地、電話番号、治療中の疾患と服用薬、アレルギー等の注意内容、担当民生委員氏名、連絡先電話番号、緊急時の連絡先、親、兄弟姉妹、子供、親族、親戚、親しい友人等を記載できる欄(電話・住所)が書ける書式となっている。

急患診療センター、警察、救急車、区役所電話番号も記載されている。

「キットご利用にあたっての注意書き」には玄関ドアの内側にステッカーが貼ってあること。

冷蔵庫に貼ってあるシールで「キットの収納」を確認し、本人の同意を得ることなく、冷蔵庫を開けて「緊急医療情報キット」を取り出すことがあること。

救急車の救援隊員が必要と判断したらこのキットの情報を活用する可能性があること。

搬送先の医療機関はキットに記載された「かかりつけの医療機関」に搬送されない場合もあること等の注意書きである。

地区の高齢者世帯は600名(75歳以上)いるが一人暮らしは「200名程」だった。

地区の自治(町内会)長、民生委員を動員して配布取り組みをしている。事前に電話しないと開けてもらえない家、玄関先より中に入れてもらえない世帯、字が書けない人、耳が聞こえない人、話を中々理解いただけない方等いろいろだった。

それでも民生委員と小生の町内会7世帯の配布を終えた。

20世帯を一人で配った自治会もあった。「大変な作業だった!」との感想もあった。

このキット(筒)の本体価格は「80円」であるが、筒に貼るシール、「玄関内側、冷蔵庫助成金」に貼るシール代に倍額以上の経費がかかった。

カードの記載欄に民生委員、他の意見が多出して苦労した。10人に聞けば10人の希望、要望が出る。調整に手間取り10回以上書き直した。勘弁してくれといくことで妥協いただいた。印刷して、事前に配布先担当民生委員情報を記載していただいて民生委員同伴で配布する。数多くの町内会を担当している民生委員の日程調整もあった。

この取り組みの経費は20万円弱であった。地区の社会福祉協議会の助成事業の制度を利用した。申請し、承認を受け、助成金が振り込まれてからの作業だった。数年前からの懸案だった。

コミ協の会長、副会長が自動的に地区社協の会長、副会長ということでプレッシャーなあった仕事だった。ほぼ今年の目的は達成した。万歳である。


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