Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED:絞り優先AE F5.6 SS 1/500 +0.3EV ISO 320
今年に入って5度目の訪問。年々減少しつつも昨年までモートンイトトンボとヒメアカネが見られていた休耕田。特にモートンイトトンボは安定した生息地として東京都最後の砦とされていたが、昨年から上流にあった田んぼの利用を停止した事がひとつの要因としてあり、その田んぼからこの休耕田に水が染み入らなくなってしまった。よって乾燥化の進化が見られ、懸念していたモートンイトトンボは今シーズン未確認。また、ヒメアカネの羽化も確認できず。この日は雨の翌日といった条件の訪問で、所々に水溜りが在りそこで何とかヒメアカネ♂1頭を確認。しかし、恐らく来シーズンは両種の発見は難しい状況であるに違いない。以前はスゲハムシ、タイコウチ、オオタニシも見られていて、湿生生物の多様性を持つ数少ない休耕田としていたので喪失は非常に残念である。モートンイトトンボに関しては新産地の捜索に努めているが、東京都絶滅の可能性も否定できない。
撮影日:10月20日